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【レトロな思い出】ポケットカメラの思い出。誰でもカメラマンになれた夢のゲームソフト

【レトロな思い出】ポケットカメラの思い出。誰でもカメラマンになれた夢のゲームソフト

pocketcameraここは僕が勝手に小さい頃ハマったおもちゃやゲーム、ガジェットの思い出に浸るコーナー。今回はゲームボーイソフトの『ポケットカメラ』について語りたい。サムネイル画像は、ポケットカメラと寄生獣がどことなく似ていたので合体させてみたものを iPad で描いたイラスト。ボタンに色を塗るのを忘れた。。

 

ゲームボーイでカメラマンになれる画期的アイテム「ポケットカメラ」


「ポケットカメラ」は1998年に発売されたゲームボーイ専用ソフト。当時デジタルカメラはまだまだ高価で子供に手が出せるようなものではなかったが、ポケットカメラはゲームボーイに装着するだけで写真家になれる画期的なアイテムだった。もちろん僕も小遣いをはたいて購入。

白黒でお世辞にも良いと言える画質ではなかったが、当時は秘密基地や家族旅行に持って行っては写真撮影を楽しんでした。当時ポケットカメラ内に保存できた写真の枚数は30枚まで。もちろんその時代には micro SD なんてものは存在していなかったし、外部メモリに保存することは不可能。旅行や秘密基地などで撮りためた写真は1週間程度のスパンで削除されていった。

また、ゲームボーイソフトらしく写真を撮る他にもちょっとしたゲームや作曲などもできた。自分の顔がボスとして登場するシューティングゲームや、レース(コンピューターが強い)などよく遊んでいた。

撮った写真を印刷できる「ポケットプリンタ」

データとして保存しておくことはできなかったが、”ポケットプリンタ”というゲームボーイ専用のプリンタで撮影した写真を印刷することができた。これは子供ながらにワクワクした。

ポケットプリンタの印刷にはインク不要の感熱紙(レシートに使われる紙)が使われており裏がシールになっていた。その印刷した写真を家中至るところに貼りまくった。またポケットカメラだけではなくポケモンにも対応しており、ポケモン図鑑から呼び出して好きなポケモンをプリントできた。そのプリントしたシールをゲームボーイの裏に貼っていたのをよく覚えている。

インク不要と言えど、この感熱紙の価格は1ロール500円ほど。当時の僕の月のお小遣いが1,300円だったので、この印刷用の紙はとても高価だった。感熱紙は時間が経つごとに劣化し、印刷した情報が消えていってしまう。今となっては当時印刷した写真は全て無の状態になっており、どんな写真が撮られていたのかは読み取れない。

余談だがこのプリンタは一度に単三電池を6本も消費する。初代ゲームボーイと合わせると、100均がない時代に10本もの単三電池を消費することになり、更に感熱紙も購入しなければただの重い箱になってしまう。まさにモンスターのような周辺機器だった。
 

いつの間にかどこかへ消えてしまったポケットカメラ

th_interstellar selfie 05-29-2015 01 14今となってはポケットカメラもポケットプリンタもどこかにいってしまったので、当時撮った写真のデータなどは思い出の中にしか保存されていない。

しかし、僕の”カメラ小僧”のルーツは間違いなくポケットカメラにあり、当時も今も変わらずわくわくしながらシャッターを切っている。プリントしたシールは経年劣化で色褪せてしまったが、”カメラで写真を撮る”ことは色褪せずに今も僕の心の中で輝き続けていることにちがいない(美談)。

ポケットカメラは海外でもいまだにアートとして人気が高いようで、以下のようなサイトを発見できた。
・ポケットカメラを使ってニューヨークの日常を撮影してアップしているサイト『Ironic Sans
・ポケットカメラをPC のブラウザ上で再現できるサイト『Super Game Girl Camera』

ポケットカメラは特にプレミア的な値段ではない。一個買い直そうかな。

ゲームボーイポケットはヤフオクなどで入手できる。