約2年間 Pebble を使ってきた僕が、Pebble Time と 初代Pebble はどこがどう進化したか、逆にどこが退化したかを比較してみる。また「遊び」と「実用性」のどちらを優先するかによって、どちらの Pebble を選ぶべきかも記事後半で書いている。
Pebble Time vs Pebble 比較
まずは外観で比べてみる。Pebble Time は初代 Pebble に比べて少し小型に見えるが、実はディスプレイのサイズは変わらない。また 初代Pebble は全面プラスチック製だったのに対し、PebbleTime では前面のベゼルが金属製に。
デザインが違うだけで、ディスプレイサイズと解像度は同じでも、全く違う製品のように感じる。
操作感
ボタンの数など基本的な操作方法は変わらないものの、初代Pebble ではボタンを押した際の感触がよく分からないぐにゃっとしたものだったのに対し、PebbleTime ではカチッとクリック感がある。それによりかなり操作が軽快にできるようになった。
たったそれだけの差かもしれないが、タッチパネルが搭載されておらず、操作のすべてをボタンで行う Pebble にとってはかなり重要なポイントだ。
また、画面の切り替えの際、初代Pebble では単調なスライド式だったのだが、Pebble Time ではカレンダーやウォッチフェイス、充電時まで様々なアニメーションで切り替えができる。
そのアニメーションによって、単調なスライドのみだった初代Pebble よりも “待たされている感” が少ない気がする。ちなみに僕はこのアニメーションがなかったら Pebble Time を購入していなかった。
通知
実は、個人的に通知は 初代Pebble のほうが見やすかったと感じている。理由としては2つあり、1つは通知する際、PebbleTime は画面の1/3をアニメーションボタンが占めており、操作でスクロールしないと何についての連絡なのかを把握できない。
2つ目は、Pebble Timeは通知の情報量が少ない点。初代Pebble では、通常スマホやPCだと開かない全文が読めない Facebook のメッセージでも、スクロールすれば全文読めた。ちなみに Pebble Time の文字サイズを小にしても全部は見られない。
なので直ぐに返信したくない時は Pebble で内容を確認し、後で返信といった小技ができたのだが、どうやら Pebble Time ではできないようなので、その点は少し残念。
時計としての見やすさ(視野性)
これは上の写真を見てもらえれば分かるが、初代Pebble の方が圧倒的に良い。Pebble Time はディスプレイのカラー化と引き換えに視野性を失ってしまったようだ。Pebble は Apple Watchに比べ、常時時計が表示されていることが長所の1つなのだが、実際に Pebble Time を装着しているときに視野性が低くては勿体無い。
おそらくディスプレイの液晶パネル(Pebble は電子ペーパーと謳っているものの、Kindle のような E-ink ではなくゲームボーイのような液晶ディスプレイ)の性能の問題だとは思うが、これならば初代Pebble の方が良いかも?と思ってしまう時も。
まとめ
改めて初代Pebble と Pebble Time を比べてみて、楽しいのは圧倒的に Pebble Time だが、時計としての使いやすさを考えると 初代Pebble の方が使いやすいと感じた。
とは言え、カラーのウォッチフェイスのワクワク感は 初代Pebble では得られないし、Pebble Time はメモリの増加によりウォッチフェイスを大量に入れられるようになったので、拡張性は Pebble Time の方が確実に高い。これからアプリも Pebble Time を中心に作られていくことを考えると、やはり Pebble Time も魅力的だ。
色々 Pebble で遊んでみたい!という人は Pebble Time、時計機能と通知だけ見れればいいやという人は初代 Pebble をオススメする。
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