Xperia Z Ultra の純血な後継機は、発売から2年経った今でも発表はおろか信頼できそうなリークすらない。Android OS 6.0 (marshmallow)搭載機が続々と噂される中、Xperia Z Ultra は Android 5.0 Lollipop すら動作がもたつく。
なので、とりあえず正式な Z Ultra の名を受け継ぐ端末が登場するまでは別端末を使おうという名のもと、代替えとなる端末の3機種を比較してみた。
各社6インチ機種のスペック比較
簡単なスペック比較は以下の通り
発売時期にばらつきがあるので、メモリ数やカメラの性能などのトレンドに差がある。
各社6インチ機種の特徴比較
スペックだけでは分からない面も多いので、それぞれの機種を特徴別にまとめてみた。
Xperia C5 Ultra
まずは Xperia C5 Ultra から。Xperia C5 Ultra は過去に『ソニー Xperia C5 Ultra 発表。カメラが強化された廉価版 Xperia Z Ultra？』という記事でも紹介しているが、”Ultra” の称号が付いており、シリーズこそ違えど現状で最も Xperia Z Ultra に近い端末と言える。
Xperia C5 Ultraは日本国内では発表されていない。しかし Xperia Z Ultra のカメラ性能や CPU が向上しつつ、かつ価格も安いということで、既に日本人ユーザーにも人気の機種。
カメラがリア、フロント共に1300万画素と、自撮りをよくするにはこの端末以外の選択肢がベストと言える。
アマゾンでも購入できるが、エクスパンシスで購入するより高め。
Huawei P8 max
iPhone 6s という Galaxy S6 に限りなく似た名前の端末の発売日にかぶせ、密かに爆誕した Huawei P8 max。Xperia Z Ultra の 6.4インチディスプレイを上回る6.8インチディスプレイを搭載しながらも、Xperia Z Ultra とほぼ同じという驚異的なサイズ。
バッテリーに関しても Xperia Z Ultra の 3000mAh に対して 4360mAh を搭載。筐体の重量も Xperia Z Ultra と約15gしか差がないという点から、技術力は日進月歩で向上しているとつくづく感じる。
Xperia Z Ultra とはメーカーこそ違うものの、実質的には Xperia Z Ultra の上位互換機といった印象。発売したばかりなので、いわゆる中華スマホにしては値段は高めだが、タブレットとスマホを兼用で使いたいという人にはオススメ。
Nexus 6
発売から随分経過しているので比較に入れるかどうか迷ったが、今回比較している機種の中で最も高解像度という点、ここ最近値崩れして購入しやすいという点から、今回比較対象にしている。
今でこそ Galaxy S6シリーズなど WQHD ディスプレイを搭載するスマートフォンは珍しくないが、発売当時としては「えぇ〜 iPad 並みの解像度じゃん！」と驚いた。スペック的には見栄えするポイントはないが、おそらく最も早く確実に Android 6.0 marshmallow(めしゅめろぅ)にアップデートできる端末。
フロントカメラが200万画素と最低限なスペックなので、自撮りはあまりしないけど常に最新OSと向き合いたいという人にはベストな端末。
トバログ的ベストバイ
こうして3機種すべてを並べてみると、どれも魅力的な端末に思える。だが、僕個人の意見としては Xperia C5 Ultra がベストだと思っている。
主な理由としては
- “Xperia”シリーズということ
- カメラの性能
- 日本国内において１番他人と被りにくい
- 新品でも5万円以下と安価
といった点。
デザインが安っぽい、非防水といった点はミドルレンジモデルなので仕方が無いが、純粋に Xperia Z Ultra からの買い替えとして考えるのであれば”現状”ではベストバイではないだろうか。
正直なところ Xperia Z Ultra の後継機種が発表されればこんなに悩む必要はないので、ソニーさんには早いとこ頑張ってほしい。
画像引用
・http://www.sonymobile.com/global-en/products/phones/xperia-c5-ultra/specifications/
・https://www.google.com/intl/ja_jp/nexus/6/
・http://consumer.huawei.com/jp/mobile-phones/tech-specs/p8max-jp.htm
