最近 Android 5.0 Lollipop にアップデートした Xperia Z3 Compact の調子が悪いので、Android 6.0 Marshmallow(ましゅまろ) を搭載したグーグル謹製の端末 Nexus 5x の購入を考えている。色々と調べているうちに、買い替えるメリット・デメリットが見えてきたので備忘録的に残しておきたい。
Nexus 5x のスペックなど
OS | Android 6.0(Marshmallow) |
画面 | 5.2 インチ FHD(1,920 x 1,080)LCD(423 ppi) Corning® Gorilla® Glass 3 指紋が付かず、汚れに強い撥油性コーティング |
カメラ | 背面カメラ
前面カメラ
|
プロセッサ | Qualcomm® Snapdragon™ 808 プロセッサ、1.8 GHz ヘキサコア 64 ビットAdreno 418 GPU |
ストレージ、メモリ | 内部ストレージ: 16 GB または 32 GB RAM: 2 GB LPDDR3 |
サイズ3 | 147 x 72.6 x 7.9 mm |
重量 | 136 g |
カラー | カーボン クオーツ アイス |
メディア | 前面シングル スピーカー マイク x 3(前面 1、上部 1、下部 1) |
電池4、充電 | 2,700 mAh 内蔵型電池 待受時間: 最長 420 時間 通話時間: 最長 20 時間 インターネット使用時(Wi-Fi): 最長 9 時間 インターネット使用時(LTE): 最長 8 時間 動画再生時: 最長 10 時間 音楽再生時: 最長 75 時間高速充電: 10 分の充電で最長 4 時間使用5 USB Type-C 15 W 充電器 |
無線、位置情報 | LTE カテゴリー6 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac 2×2 MIMO、デュアルバンド(2.4 GHz、5.0 GHz) Bluetooth 4.2 NFC GPS / GLONASS デジタル コンパスWi-Fi の利用には 802.11 a/b/g/n/ac アクセス ポイント(ルーター)が必要です。同期サービス(バックアップなど)の利用には Google アカウントが必要です。 |
センサー | Nexus Imprint センサー Android センサーハブ 加速度計 ジャイロスコープ 気圧計 近接センサー 周囲光センサー ホールセンサー |
引用:https://support.google.com/nexus/answer/6102470?hl=ja
“特徴がないのが特徴” とされる端末だが、スペックは最新の他社端末よりも若干古い印象。決してスペックが高いわけではないが、グーグル謹製のリファレンス機ということで、スペックがそれなりでもサクサク動くはず。
特筆すべきは筐体背面の丸い指紋認証センサー。僕はまだ所有していないので自分自身では試せていないが、ポケット内で手探りでロック解除をして、使う時になったら既にホーム画面が表示されている感覚は、試したらもう元には戻れないらしい(某家電量販店店員談)。ただ以下の動画では若干 iPhone 6s の方が解除速度が早い。
Nexus 5x の悪いところ
外部メモリを挿せない
これは googleフォトや google Play Music でクラウド保存してるからそっち使ってねということだとは思うが、月額料金を安く抑えるためにデータ利用量を抑えると、正直最大容量が32GBでは心もとない。また、今使っている Xperia Z3 Compactでもほとんどのデータを外部メモリに入れているので、micro USB カードスロットがないのは残念。
けっこう高い
米国などは 16GB が $360、32GB が $430 とお手頃な価格なのだが、日本のグーグルストアで見てみると 16GB が 5万9300円、32GBが6万3400円と、謎の日本価格が設定されている。更に謎なのが、キャリアの販売価格。ワイモバイルは7万5168円(16GBモデル)、ドコモに至っては9万3312円(32GBモデル)と謎のボッタクリ価格。端末の割引があり実質では安いのかも知れないが、僕は基本的に端末一括購入をするので、後々月額料金から割り引かれると言っても損した気分になる。
海外のストアで購入できる人ならかなり安く購入できる。またエクスパンシスであれば、日本のグーグルストアで購入するよりも若干安く買えるようだ。
端子が USB-Type C
いずれは USB-Type C の時代がくるにしても、サードパーティ製のケーブルもまだまだ割高感は否めない。外部メモリが挿せないので PC と大きいデータのやり取りをしたい場合は必然的に Nexus 5x をケーブルでつなぐ必要があるが、付属のケーブルは両方とも USB-Type C 端子。別売りのアダプタをかませないとデータのやり取りはできない。
なにかの端末が人柱的に Type C を牽引していく必要はあると思うが、先進的なものは大抵使いにくいことが多いので、一般ユーザーが購入するにはまだ早いと思う。ただお使いの PC が MacBook 12インチのものであれば、どこへ行くにもケーブルが1本で良いので楽かも。
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Nexus 5x の良いところ
最新のOS アップデートが試せる
Nexus シリーズを購入する最大のメリットは OS アップデートがすぐ届くこと。Android 端末の多くは、新しい OS が発表されてから数ヶ月経ってから降りてくるか、下手すれば不具合を恐れてアップデートされない場合が多い。しかし Nexus シリーズはグーグル謹製の端末なので、iOS のように発表されたらすぐにアップデートできる。
最新のガジェットが好きな人にとって、これは大きなメリットだろう。
グーグル謹製端末なのでサクサクで動作も安定している
Nexus 5x はリファレンス機として存在しているので、メモリが2GBでも動作も軽くサクサク。他メーカーも少なからずこの機種を基準として端末とソフトウェアの調節をしているはずだが、その端末がモッサリしていてカクついていたのでは話しにならない。グーグルもそこはプライドを持ってやるはずなので、2つ先のOS(2つ先は”O”なので Oreo(オレオ)かな?)が出るくらいまでは第一線で活躍できると思う。
軽く素朴な質感
これは意見が分かれるところだとは思うが、僕はあの主張し過ぎないマットなつや消しプラスチッキーな筐体が好きだ。
もちろん購入したらケースを装着しようと思っているが、デメリットとして重量が重くなるという点がある。Nexus 5x は 136g と軽い(一回り小さい iPhone 6s は143g)ので、ケース分くらいなら重くなっても良いと思っている。
Nexus 5x の購入方法について
運用方法をかなり迷っていて、グーグルストアで購入し格安 SIM 運用をするか、現在使っているドコモの1回線をワイモバイルに乗り換えるかで迷っている。前者は総合的に見ると安いが「初期費用がかさむ」、「格安SIMはトレンドの移り変わりが激しく安定していない」というデメリットが。また後者は回線こそ安定はしていて、初期費用はないものの「端末料金が8万円台とかなり高い」「2年縛りがある」「半年間は SIM フリーではない」というデメリットがある。
正直かなりの迷いどころなので、年末くらいまで待ってみても良いかなとは思っている。ただ Xperia Z3 Compact を Lollipop にアップデートしてからというもの、結構動作が不安定なので、Nexus 5x も視野に入れて新しい端末の購入を検討したい。
Nexus 5 でもまだまだいけるのかな?