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PCとの使い分けでポメラは活きる。ワープロ端末「Pomera DM200」の活用シーン3つ

PCとの使い分けでポメラは活きる。ワープロ端末「Pomera DM200」の活用シーン3つ

pomera-dm200-review1-8以前『最新ポメラ「DM200」を1週間使ってみた率直な感想。iPhone や Mac とのメモ同期が便利でした』で紹介したポメラ DM 200。ポメラは、なんでもネットに繋がるこの時代には珍しいモノクロ液晶のワープロ端末。余計な通知などもなくバッテリー持ちが良いため、物書きにとっては手放せない人も多いはず。

とは言え、ポメラ買ってみたけど使いどころがよくわからないという人もいるはず。ということで、一応ブロガーの僕が実際に使ってみて思った「こんなシーンで使える」というシーンを紹介しておきたい。


 

多くの人にとってポメラは完璧な端末ではない

pomera-dm200-review1-11僕は基本的に仕事でもプライベートでも 12インチ MacBook を持ち歩くので、毎日ポメラ DM200 を持ち歩くことはない。ブログ記事を書く場合は、事実確認などでブラウジングをすることが多いし、リンクの挿入や画像の編集などの点でどうしても PC のほうがスムーズだ。

これは僕だけでなく多くの人に言えることだと思う。例えば仕事で資料を作る際には「メモ」ではなく Word などのドキュメント作成ツールを使うし、議事録なども結局のところはメールや社内SNS などで展開する必要がある。

とは言え PC で書く場合、一番問題となるのが電源面の確保。基本的に PC で作業する場合、電源が無い場所でストレス無く作業できる時間はだいたい 3~4時間程度。それ以上になるとバッテリーの減りが気になり作業に集中できなくなってくる。

ということで実際に僕がポメラあって良かった!と思ったシーンを紹介したい。
 

ポメラあって良かった!ポメラを持って行きたい3つのシーン

pomera-dm200-review1-21ということで、単純にブログを書くだけだったり、仕事なんかではほとんどポメラを持ち歩きはしないのだが、以下のようなシーンでは本当に役に立った。

  • 1日セミナーやフォーラムなどでメモを取る必要のある場合
  • オピニオンなど自分と対話しながら文章を書きたいとき
  • 外出先で電源の確保が難しいときのブロギングやテキストベースの仕事

1日拘束のセミナーやフォーラムなどでメモを取る必要のある場合

pomera-dm200-seminar頻繁にあるわけではないが、必ず年に数回、1日セミナーだったり複数のセッションが続く講演などがある。こういった場所は同じ部屋に数百人が集まるため、電源が用意されないことも多い。しかも連続して講演が行われたり、近場の電源があるカフェは混み合っていたりと電源の確保が非常に難しい。

僕は先日、とあるセミナーイベントに参加したのだが、そのセミナーでも電源は提供されなかった(まぁ同じ部屋に数百名集まるし当たり前だけど)。セッションの内容自体は面白かったので、メモをしたいと思った人も多かったはず。とは言え、朝9時半〜18時くらいまでで9セッションあったので、多くのラップトップ PC ではバッテリー的にもすべてをメモるのは難しかったと思う。

この時にポメラ DM200 は便利だった。ポメラ DM200 のバッテリーは公称18時間。3時間以上の講演などがあるような日には、MacBook と一緒にポメラ DM200 があるとかなり助かる。

「メールなど仕事のやり取りは MacBook」「セッションのメモはポメラ」のように業務を分けることで、バッテリーを節約しながら1日を乗り切ることができる。iPad と Bluetooth キーボードを持ち歩いても良いのだが、会場によっては机が用意されない場合も。そういった時にはやはりポメラ DM 200 の方が取り回しやすくて便利だ。

 

オピニオンなど自分と対話しながら文章を書きたいとき

pomera-dm200-review2-14写真をふんだんに使い、URL をバンバン挿入するレビュー記事の場合はどうしても PC での作業がラクなのだが、オピニオン系の記事のように自分の中にある情報を引き出しながら文章を書きたいときにはポメラが良かった。

理由は

  • 通知などで集中が途切れない
  • 自分の書いた文章だけがディスプレイに表示されるので考えがまとまりやすい

といったところだろうか。まぁポメラはテキスト入力に特化した端末なので「あっ今日アマゾンの収益見てないや」や「Twitter のタイムラインでは何が起きているのだろうか」など集中力が散漫になりにくいのが良いところ。

集中力については自分との戦いなので強い人は良いが、何もしてないのに PC を開いているだけで満足して帰ってくる人も少なくないと思う。PC は可愛い子が目の前を通り服屋の広告がガンガン流れる繁華街に近いのに対し、ポメラは精神と時の部屋という感じで紙とペンだけ持っているだけの状況に近い感じがする。

ということで、自分のなかに閉じこもって文字をひたすら書きたい人にはオススメだ。余談だが『「副業」としてのブログ。〜トバログが思うブロガーのリアル〜』という記事は、最初の事実確認以外はポメラで書いている。

ポメラを手にするとこういった記事が書きたくなる。

 

外出先で電源の確保が難しいときのブロギングやテキストベースの仕事

pomera-dm200-review1-18これはバッテリーという点で1番目のシーンと被るかもしれないが、一応紹介。

僕は職業柄、一日中外で作業するということが多い。場所は自由なのでこれはこれで楽しいのだが、意外と平日の昼間に都内で電源を確保するのは難しい。営業などのビジネスマンがたくさんいるし、コワーキングスペースやルノアールに1日に何回も出入りするのに出費がかさむ。

そんなときに議事録だったり資料作りのベースとなるテキスト部分をポメラで作成すればバッテリー問題はなんとかなることが多い。例えばブログだったら書きたい記事の下書きをポメラで書いておいても良いし、仕事だったら議事録はポメラで取るなど使い分けができる

書いた下書きの共有は『【DM200】ポメラSync の設定が上手くいかない人が読む記事。メモ内の画像やURLリンクの表示についても紹介』で紹介したポメラ Sync で MacBook や iPhone のメモアプリと同期できるし、Wi-Fi 環境下でなくとも iPhone アプリから QRコードリーダーで読み込めばそれなりにシームレスにテキストを取得できる。

僕はまだ使っていないが、例えば長時間のフライトや、電源の確保が難しい発展途上国への旅でも重宝しそうだ。ポメラ DM 200 はバッテリー式だが、一世代前の DM100 は電池式なので、需要によっては DM100 の方が便利という人もいるかも。

 
 

まとめ

pomera-dm200-review1-19久しぶりのポメラ記事となるが、こんな感じでポメラ持ってきてて良かった!と感じたシーンをいくつか紹介してみた。

正直僕のようなレビューブロガーにとっては使いどころに悩む端末ではあるが、コンパクトさとキーボードの打ちやすさ、バッテリー持ちを考えると、MacBook との使い分けを考えると結構重宝するなぁというのが正直なところ。

趣味で小説を書く人はもちろんだが、仕事でも趣味でも文章を書く人にとっては「高いけど気になる」端末だと思う。上記のように必要かも!と思ったら購入してしまうのは1つの選択肢かもしれない。

 

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