前回『円形スマートウォッチ『Moto360』を8500円で購入、Android Wear 初体験の感想など』という記事を書いたが、1週間ほど使ってみたので、Pebble Time と比べつつもう少し掘り下げてレビューしていこうと思う。
Pebble 歴2年の僕が Moto360 を1週間使ってみた感想
Moto360 を腕に巻いた第一印象としては、やはり液晶ディスプレイを搭載していると綺麗でヌルヌル動くので、Pebble 使いの僕にとっては新しさ(古い端末だけど)を感じた。また Pebble のように専用アプリをインストールしていくのではなく、Android 端末に既にインストールされているアプリが自動的に Moto360 で使えるのもわざわざインストールする必要がなく便利。
LINE や天気など、 Pebble にはないビジュアル面での演出も楽しい。また Moto 360 は操作をタッチパネルで行うので、ボタン操作しかできない Pebble よりも直感的。音声入力や定型文での返信も可能だが、この辺は Pebble でも同じ。
また文字盤が写っている画面で、「OK google」と話しかけると反応して各種操作ができるのは楽しい。ただ人が多い場所などでは使えない(音声を拾ってしまうし恥ずかしい)ので、あまり実用的ではないかも。基本的にはスマホに話しかけるのと変わらないが、腕時計でこういった操作ができるというだけで、スパイのようでワクワクする。
Pebble Time はフレームこそ金属製だが、基本的に筐体はプラスチック製でバンドもシリコン製で安っぽい。だが Moto 360 は筐体が金属製かつ僕の場合はレザーバンドなのでそれなりに高級感はある。ただ画面が常に点灯しているわけではないので、良くも悪くも “スマートウォッチ感” は拭えない。
懸念はやはりバッテリー持ち。フル活用すると終日持たない
通知や時刻確認など基本的な事は同じだが、Pebble との1番の違いはバッテリー持ち。1日持つならまあ許容範囲かなと思っていたが、常時点灯モード(アンビエントモード)+ウォッチフェイスを入れ替えたり通知を確認したりすると半日程度しか持たない。購入した次の日に朝8:30に100%だった充電が、お昼過ぎには50%、19時には20%以下になりすぐにバッテリーが落ちてしまった。
その翌日は常時点灯モードをオフにして、あまり時計確認もしないで使用してみたら15時間経っても40%くらいは残ったが、それではスマートウォッチである必要がない。腕時計で頻繁に通知をチェック＆ノートアプリでメモったり「OK Google」を同僚に見せびらかしたい人にとっては期待に応えることは難しい。
どうしてもやりたいなら充電ケーブルも持ち歩けば良いが、Moto360 は無接点充電のみの対応なので、別途充電台も持ち歩く必要がある。バッテリーの持ちが良くないので使わなくなったという話しもよく聞く。ただ無接点充電器に置くだけで充電できる点は楽。
なお Pebble や Apple Watch にはバッテリー残量が限りなく0に近くなると時間だけを表示するセーフティモードがある。しかし Moto 360 にはそれらしいモードはなく、気づいたらブラックアウトしていた。腕にスマートウォッチを着けているのに、時間を確認するためにわざわざポケットからスマートフォンを取り出すというコントのような状態に。
まとめ
見た目的には Moto360 の方が洒落ているので、スーツ着用時などは優先して着用したくなる。しかし実用性は Pebble Time とそう変わらないので、普段使いは Pebble Time を使い続けると思う。
新しく発売された Moto 360 2nd の大きい方はバッテリー容量が320mAhから400mAhにアップしているらしいので、しばらく着用してみて Android Wear が使えそうだったらこちらも購入したい。
Pebble Time のレビュー記事はこちら
・【Pebble Time】アマゾンで17,500円(中古)で購入した Pebble Time が届きました。レビューや設定など
・【Pebble Time】僕が普段使っているWatchface6つ。シーンに合わせて着せ替え
・Pebble Time はバッテリー0%になってもしばらく時間表示できます。
