中野サンプラザで10月21日、22日で開催する秋のヘッドフォン祭2016 に行ってきたのでレポ。開催が土日で、ちょうど仕事が休みなので僕もふらっと遊びに行ってきたので、簡単ではあるが会場の様子をレポートしてみたい。
秋のヘッドフォン祭2016に行ってきた
中野サンプラザで毎年開催されている「ヘッドフォン祭」は、オーディオ機器を扱う「フジヤエービック」が開催するオーディオ関係のイベント。大小約100社以上のオーディオメーカーが集結し、発売前の新製品や家電量販店では試聴が難しいマニアックなメーカーの機種までを試すことができる。
当日中野サンプラザでは「秋のヘッドフォン祭2016」のほかにアニソン関係のイベントが開催されていたようで、屋外は賑わいをみせていた。
普段は東京の東側に住んでいるので、新宿より西側にくるのは本当に久しぶり。会場ではレッドブルを配っていた。
ヘッドホン祭の会場は6階、11階、13~15階。結婚式や同窓会をやるような広めの会場を数フロアを貸し切っており、かなり規模が大きいイベントのようだ。
会場ではメーカーの担当者やオーディオ好きの一般人が会話を楽しんでいる様子。僕はオーディオにそこまで詳しいわけではないが「◯◯は✕✕になってから音が落ち着きあるよね」、「あそこは◯◯が変わったから✕✕」などマニアックな会話がちらほら。
なお会場では特価販売も行われており、特価で製品を購入したい人が長蛇の列をなしていた。
SHUREのブースではおみくじも
僕が知っているのは家電量販店でも販売されているようなメジャーなオーディオメーカーくらい。とりあえず僕が大学時代によく聴いていたシュアのブースに行ってみた。
(会場で写真撮るの忘れたので公式ページより転載)
僕は学生時代 SE215 というシュアのインナーイヤーヘッドホンを使っていたのだが、最近マイクが備わった「SE215m+」というモデルを発売。すこし前からスマートフォンの普及に伴い各社がマイク付きのヘッドホンやイヤホンを発売しているが、遂に SE215 もマイクに対応か〜と遠い目をしてみる。
カラーはホワイトになって、昔のたまごっちや iPhone 3GS のような感じ。クリアも良かったが、こうして見るとホワイトカラーも悪くないなあ。音質自体は SE215 と変わらないが、この価格帯にしては音の解像度は高い印象。
シュアのブースではおみくじのような催しをしていて、タブレットのガラガラを回すと “SHURE” とロゴの入った販促品がもらえるキャンペーンも。僕はステッカーが当たった。
ハイレゾ再生アプリ「NePLAYER」を展開すラディウスのブース
次は iPhone でハイレゾ音源の再生アプリ「NePLAYER」や、Lightning 端子に直接挿せるイヤホンなどを展開する radus(ラディウス) のブース。
最近『iPhone 7にオススメ!機能性が高くお洒落なデザインの Bluetooth ヘッドホン「Parrot Zik 3」レビュー』で紹介した Bluetooth ヘッドホンを使う時は iPhone 7 Plus で音楽を聴くのだが、音楽アプリをどうしようか考えていたところにこのブースを発見。ちょっと寄ってアプリの使用感を試してみた。
僕は音楽を FLAC 形式で保存し聴いているのだが、このアプリであれば FLAC にも対応している。こういったアプリを用いれば iPhone でより良い音で音楽を楽しむことができそうだ。
イコライザーやサラウンドも細かく設定できるので良さそう。
FiiO X1 2nd Generation の実機も発見
オヤイデ電気内の FiiO のブースでは、まだ日本未発売の FiiO X1 2nd Generation が展示されていた。
筐体のカラーはシルバーとブラックの2色展開。操作ホイールがゴムのようで物理的にクルクル回すタイプからタッチパネルのように指でなぞるタイプへと変更になっていた。
従来機(左側)との比較。デザインがスタイリッシュになり、若干小型化している。
インターフェイスはこんな感じ。本体ストレージは無く、256GB までの micro SD に曲を転送して本体に読み込ませるそうだ。
FiiO X1 2nd Generation は Bluetooth を搭載しているのがウリなのだが、それにより技適の手続きで発売が遅れているとのこと。ここ1~2ヶ月くらいの間で発売されるそうだ。価格は約2万円ほど。
ちなみに僕は「高級ポータブルオーディオ『FiiO X5』中古レビュー。ワンランク上の音質を楽しみたい人に」でも紹介している X5 を愛用している。
Klipsch のブースでは12月発売の Bluetooth ヘッドホンも展示
オーディオ関連で一番好きなメーカー Klipsch(クリプシュ)のブースもヘッドホン祭で発見。
既に発売している X20i や『Klipschのハイエンドイヤホン「X12i」レビュー。艶やかな音で女性ボーカルが心地よい』で紹介している X12i も展示。
国内では12月2日に発売予定の Bluetooth ヘッドホン「Reference On-Ear Bluetooth」と「Reference Over-Ear Bluetooth」が展示されており試聴が可能だった。価格はオンイヤータイプが2万7,000円、オーバーイヤータイプが3万2,400円とのこと(画像は Reference On-Ear Bluetooth )。
なんとクリプシュ本社から、クリプシュの製品開発部長の VLAD 氏と、ヘッドホンやイヤホンの音を決めているアコースティック・エンジニアの ANDREW 氏が来日していた。実際に話を聴くことができたので、Bluetooth ヘッドホンの音質レビューと共に別記事で紹介したい。
ANDREW 氏とセルフィー。僕は高校時代からクリプシュのイヤホンを愛用しているのだが、クリプシュのイヤホンが奏でる上質でフラットかつ繊細は音に調節しているエンジニアと対面できるのは感慨深い。実際にプロダクトに携わっている人の顔が見られたり話を聴く機会を獲得できたというのは、僕にとって特別な経験だった。
まとめ
僕は今回1時間ほどしか会場を見て回れなかったが、かなり濃いメーカーや客層で面白かった。僕はオーディオに関してそこまで詳しいわけではなく、正直知らないメーカーの方が多かったが、こういったメーカーがオーディオ業界を支えてるんだな〜としみじみ。
イベント自体は明日も開催しているので、気になった人は行ってみると良さそうだ。新製品を一足先に試聴したり、お目当ての製品を安く購入するチャンス。