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3DS LL サイズの Windows端末「GPD WIN」がブロガーにとっても便利そうなので紹介

3DS LL サイズの Windows端末「GPD WIN」がブロガーにとっても便利そうなので紹介

gdp-win4最近僕の中で物欲が沸々と湧き上がっているのが、5.5インチ液晶ディスプレイとハードウェアキーボードを備えた 3DS LL サイズの Windows 「GPD WIN」。

エミュレーターや軽めの Windows ゲーム機として使うことを想定した端末だが、実は物書きであるブロガーにとっても便利なのではないかと考えている。まだ発売されていないようだが、簡単に紹介したい。

3DS LL サイズのWindows端末「GPD WIN」とは?

gdp-win1「GPD WIN」は CherryTrail世代の ATOM CPU を搭載するハンドヘルド型の Windows 機で、主に Windows で動く軽めのゲームを遊ぶことを想定している。元々はクラウドファンディングサイト INDIEGOGO や、Makuake などで出資を募集。4月のクラウドファンディング終了時点で500%の出資額を達成し、現在は出荷準備中で10月の半ばには手元に届くようだ。

INDIEGOGO のページはこちら


紹介動画は↑をどうぞ。

「GPD WIN」のスペックなど

gdp-win55.5 インチ ( 1280 x 720 ) の IPS 液晶ディスプレイを採用し、ゴリラガラスを採用。タッチパネルも内蔵する。最近のスマートフォンと比べると若干スペックに見劣りするかもしれないが、PC として使う分には十分な解像度だし、あまり高解像度でもカクついたり電池持ちが悪くなる。

ちなみに GPD WIN が意識していると思われる 3DS LL は 4.88インチ ( 800 x 240 )。

gdp-win8キーボード面はこんな感じ。中央部のボタンでゲームパッドモードとマウスモードが切り替え可能。ポインティングデバイスとしてスティックで操作できるほか、L ボタンと R ボタンでマウスのクリックボタンとなる。

以前『TransBook T90 Chiが Vaio Type P を彷彿とさせるデザインで良さそう。』で書いた ASUS の T90 Chi は、タッチパネルを搭載するものの、マウスがないと快適に使用するのは難しかったのでこれは嬉しい。

キーボードは US キー配列。右側には電源ボタンやボリュームボタンが備わっているため、BlackBerry などに比べて若干打ちにくそうだ。ゲームでの使用がメインで想定しているのでこの点は仕方がない。

gdp-win9GPD WIN は拡張面でもなかなかのモノで、このサイズながら USB Type-A を搭載する。アダプタを介さずに USB メモリなどを接続できるのは便利だ。なお SD カードリーダーは備わっていないが、micro SD カードスロットは搭載する。

gdp-win2Mini HDMI を搭載するのでそのまま外部ディスプレイやテレビなどに繋いで大画面で使うことも可能。充電は USB Type-C から。気軽に充電ができるし、モバイルバッテリーからも給電して長く使えるのも嬉しい点。

gdp-win3バッテリーは重量の割に 6,900 mAh と大容量。オンラインゲームや Youtube などの動画ストリーミング再生で約8時間バッテリーが持続すると謳う。音楽再生なら 80時間。

gdp-win6GPD Win の主なスペックは以下

  • OS:Windows 10
  • ディスプレイ:5.5インチ 1280 x 720 (267ppi)
  • SoC:クアッドコア、Intel Atom x7-Z8750
  • メモリ:4GB RAM
  • ストレージ:64GB
  • サイズ:1550 x 970 x 235 mm
  • 重量:約350g
  • バッテリー:6900mAh

CherryTrail 世代の Atom 最上位の CPU を搭載し、メモリも 4GB と、このサイズにしてはかなり高性能な印象。

追記(2016/10/24):SoC の「Intel Atom x7-Z8750」は手に入っただけ製造、その他は「Intel Atom x7-Z8700」となるようです(https://www.indiegogo.com/projects/gpd-win-intel-z8700-win-10-os-game-console-laptop#/updates)。また、技適が通っているモデルは国内のクラウドファンディングサイト「Makuake」を経由したモデルのみとなる可能性が高いので注意が必要です。情報をくださった wkwkrnht(@wkwkrnht)さんありがとうございました。

「GPD WIN」はブロガーにとってかなり便利な端末かも

gdp-win10GPD WIN はゲームコンソールとして発売されているが、実はブロガーにこそ便利に使えるのでは?と考えている。

理由は

  • いつでも持ち歩けるサイズと重さ
  • Windows OS なので画像編集ソフトやライティングツールが使える
  • ポインティングデバイス(マウス的な)とキーボード付きなので立ちながら使える
  • 8時間と外でもそこそこ使えるバッテリー

これまで外でブログを書くときは BlackBerryのハードウェアキー搭載端末がベストなソリューションだと思っていたが、実際には画像の編集やアフィリエイトリンクの挿入などは難しく、最終的には PC がないと公開までは難しかった。

GPD WIN  は Windows OS を搭載しているので、記事の下書きから画像のリネーム、編集やアフィリエイトリンクの挿入までをラップトップ PC と同じ感覚で “ブロギング” できる。

gdp-win11ちょっとした待ち時間や電車内などで GPD WIN で記事を執筆し、自宅や落ち着ける場所では MacBook といったように使い分けることで快適になりそうだ。MacBook でも十分に軽いのだが、さすがにラップトップを開きにくい場所もあるし、せっかく持っていったのに使わなかったということもあるので勿体ない。

また、ここしばらく立ちながらブロギングできる端末は殆ど発売されていない。ということでブロガーにとって GPD WIN は持っておいて損はない端末と言えると思う。

GPD WIN は約300g だし、バッテリーも公称8時間とゲーム機感覚で持ち歩き、隙間時間でブログが書ける。ガッツリと書きたいときは MacBook を持ち歩くし、使うか分からないときは GPD WIN を持ち歩くといったような使い方がブロガーにはベストだろう。

まとめ

gdp-win1最近は薄いばっかりで画面が10インチ以上で 1kg 前後のウルトラブック的なタイプが流行っているが、個人的にはソニーの VAIO Type P や 富士通の LIFEBOOK U8240、Android 黎明期の IS01 といったような端末が欲しかった。

常用するのには不便かもしれないが、こういう端末がでてくるのを待ち望んでいたためかなり嬉しく感じる。現在日本で買うことはできないが、中国など海外の EC サイトで予約購入することができるようなので、気になる人はチェックしてみると良いかもしれない。

↓なお Android 版でキーボードがないタイプの GPD ゲームコンソールはアマゾンで購入可能。また、当時高くて手が出せなかった VAIO Type P も中古なら2万~4万円くらいで購入できる。

 

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