レンタカーを借りて千葉県の鋸山(のこぎりやま)にドライブに行く予定だったが、あいにくの雨であえなく断念。せっかくの遠出なのでおしゃカフェに行こうと向かった先は、千葉県市原市の林の中に佇む古民家風のカフェ『Cafeのっぽ141』。電源や WiFi はないが自然派で心地よいカフェだったのでレビュー。
老父婦が営む古民家カフェ
東京から千葉街道(途中から14号や16号になる)を延々とくだり、八幡宿付近で内側に抜け、田んぼ道を抜けていくと閑静な住宅街。細い脇道を抜けると『Cafeのっぽ141』の看板が現れた。青い屋根が目印。
本当にここ?というくらい普通の民家なので見失わないよう注意が必要。
「珈琲を楽しむ会」などのイベントも開催している。会費は少々お高め。
店内はこんな感じで意外に広い。雰囲気が落ち着いていて心地よい。
素材にこだわっており、パンに使われている材料を小麦から水まで細かく紹介している。
こちらがメニュー。ランチセットはドリンクがつくが、値段は少々高め。マダムが足を運んで談笑をするようなカフェなので、この値段でもけっこう混む。
初老の夫婦二人で切り盛りしているため、客数が多いと40分程度と待ち時間が長い。本がたくさん置かれているので読みながら待つ。
こちらはマルゲリータピザ(920円)。僕が注文したときは全粒粉が使われていて、小麦の香りがしっかりしていて耳まで美味しかった。
こちらはランチの『マグロとレンコンのハンバーグ(1,520円)』。無農薬野菜が使われており、女性受けしそうなメニュー。パンとライスが選べる。ライスは玄米と小豆と古代米を混ぜたもので身体にやさしい。
画像左側のプレートの緑色のスープは、春菊と小松菜のポタージュ。その下が山盛りの温野菜サラダ。揚げ物は生姜とレンコンだった。左下は北海道産の大豆と寒天のデザート。画像右側は野菜のあんかけとマグロとレンコンのハンバーグ。
味はどれも薄味で優しく、ハンバーグはマグロならではの風味でしっかりとした味。あんと絡めて食べるのがオススメ。
珍しいと感じたのがデザート。北海道産の大豆と寒天が使われており、ほのかに甘い。味は台湾甘味の『豆花』に似ている。
食後にケーキを注文。ケーキは日替わりで本日はベイクドチーズケーキ(480円)。コーヒーはランチセットのもの。豆は房総で美味しいコーヒーを淹れてくれると有名な『KUSA.喫茶』から仕入れているそうだ。味は酸味が少なく、苦味の中に(ブラックだが)甘味が垣間見える。
KUSA.喫茶にはまだ訪れたことがないのでそのうち行ってみようと思う。
こちらは自家製ジンジャエール(480円)。ほのかに甘く、ピリッと生姜が鼻を抜ける大人な味のジンジャエール。ちなみにジンジャエールのシロップは800円で購入可能。
感想
店内は音楽はかかっていないが、隣の林から鳥の鳴き声が聴こえ、それが良いBGMとなっている。僕が訪れたときは、3組ほど夫婦客がいて、読書にふけっていたり落ち着いた印象を受けた。電源や WiFi の環境はないものの、静かな環境で作業をしたいときには良さそう。近くにはため池もあり、食後に散歩するのも楽しい。
ゆったり時間を過ごしたい人にはオススメのカフェだ。
アクセス
八幡宿駅から徒歩30~40分。駅から2.5kmほど離れているため、車やタクシーでの来店が無難。営業時間は11:30~17:00、定休日は火・水・木。夜は別途予約のみで受付可能。
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