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カメラと旅と、メルボルン。Leica M10片手に『フィッツロイ』『コリングウッド』など郊外エリアを撮り歩く

カメラと旅と、メルボルン。Leica M10片手に『フィッツロイ』『コリングウッド』など郊外エリアを撮り歩く

ただぶらぶらと、カメラ片手にメルボルンを散歩する。

カメラと旅と、メルボルン』の連載では、ユーレカタワーやストリートアートなどの観光地を含め、これまで5つの記事を書いた。

「観光スポットはきれいだけれど、メルボルンってどんな街並みをしているの? 」という点は、これまでこの記事を読んでくれた人も感じたかもしない。

今回は「観光スポットではないけど、僕が肌で感じたリアルなメルボルン」という文脈で、Leica M10 を片手に郊外エリアをぶらり散歩してみようと思う。

 

※この記事企画『カメラと旅と、メルボルン。』は、オーストラリア・ビクトリア州の観光局とカンタス航空のサポートを受けて旅に出ています。

追記:現在オーストラリア全土で、前例のないほど大きな山火事が発生し、僕がこの記事企画で訪れたビクトリア州も非常に苦しんでいます。もしこの記事を読んで「オーストラリア、いいな」と思ってくれた人は、ぜひ災害救助の寄付もしていただけたら嬉しいです。

 

老若男女・古今東西が入り交じるシティ

メルボルンはオーストラリア第二の都市で、日本でいえば東京のようにたくさんの人が住む街だ。現地のオーストラリア人はもちろん、世界中から移民や留学生が集まっているため、どことなく若く活気を感じる。

日本のように「この年齢ならこのファッション」「今流行っているブランドはこれ」というように単一の流行はあまりなく、本当の意味で個性がある。だからこそストリートアートのように自由なアートが育つし、多くのアーティストが集まるのだろう。メルボルンはつくづく面白い街だ。

 

川や細い路地など、少し大通りから逸れると、僕らにとっての非日常な日常が待っている。どことなく無機質だけど、わくわくしながらファインダーを覗く。

 

そういえば、メルボルンのシティ内は無料の路面電車(トラム)が走っている。前回(『Leica M10 とモノクロームで切り撮るメルボルン』のとき)はこのエリア内のみの観光だったのだけれど、実はトラムの有料区域には、もっと面白い日常が待っているらしい。

「もっと新しいメルボルンに出会いたい」と感じ、カメラの SDカードと予備のバッテリーを手に、Leica M10 を握りしめてトラムに飛びのった。

 

メルボルン郊外、お洒落なバーや本屋、ギャラリーのあるフィッツロイに訪れた

フィッツロイは、メルボルン北部にある落ち着いたな雰囲気の街で、こじんまりとしたカフェやクラフトビアバー、ギャラリーが存在している。またここにスタジオを構えるアーティストも多く、日本でいうと中目黒や下北沢のような感じ。

観光客もほとんどいないエリアなので、ディープなメルボルンを撮り歩くのなら最高の場所だろう。

 

メルボルンの歴史を語る『Collingwood(コリングウッド)』を撮り歩く

 

フィッツロイの表通りを抜けて、Collingwood(コリングウッド)という地区にやってきた。ここはメルボルン郊外で最も古いエリアの1つで、1800年代前半から栄えている。当時の歴史を感じることもでき、19世紀からある建物を、今も住居として使っているそうだ。

 

写真の奥に写っているのは、1960年代に建てられたファンクション様式の高層マンション(団地アパートメント)。

 

住居だけでなく工場なども

現存する建物は住居だけでなく、工場や商店もまた、コリングウッドに佇んでいる。代々さまざまなオーナーがリノベーションをして使っていて、よく見ると古い建物なのに、雰囲気はモダンという空間も少なくない。とくにギャラリーやブリュワリーなどは顕著な例だ。

 

このエリアは僕がメルボルンの中でも最も好きなエリアの一つで、なぜかというと、小さいブリュワリーがたくさん存在するから。

ラガーやピルスナーといった定番のビールはもちろん、トロピカルIPA や XPA(ストロングインディアンペールエール) など風変わりなビールも楽しめる。内装もお洒落な店舗が多く、またブリュワリーが密集しているため “はしご酒” がしやすいのも、フィッツロイ〜コリングウッドエリアの魅力の1つ。

この辺は長くなってしまうので、メルボルンのクラフトビア紀行はまたの機会に紹介しよう。

 

まとめ

こんな感じでメルボルンの郊外にあるフィッツロイ〜コリングウッドについて紹介してみた。これまではメルボルンのシティについて紹介してきたが、実際に僕が訪れて新鮮さを感じたのは、この郊外エリアだ。

次回はビアバー紀行などを綴っていけたらと思っている。また連載しているほかのメルボルン記事も面白いので、ぜひ以下のリンクから読んでもらえると嬉しい。