高品質なカスタムオーダースーツを、オンライン上で気軽にあつらえられる「FABRIC TOKYO(ファブリックトウキョウ)」の採寸体験に参加してきた。
今回は「FABRIC TOKYO(ファブリックトウキョウ)とはどんなサービスか」「採寸体験ではどんなことを行うのか」を、実体験を基に紹介していきたい。僕のようにスポーツをやってきて、既製品のスーツだとサイズが合わない人には是非オススメのサービスだ。
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「FABRIC TOKYO」について
「FABRIC TOKYO」は、オンラインでカスタムオーダースーツを注文できる日本発のアパレル系 EC。2015年3月に運営元のライフスタイルデザインがローンチした比較的新しいサービス。店舗で採寸したデータを用いて、クラウド経由で自分の体格に合ったスーツやシャツをオンライン上でオーダーできる仕組みになっている。
【FABRIC TOKYOの特徴】
- 国内縫製のカスタムオーダースーツながら 4万4,800円からと安価
- 実店舗がありプロが採寸してくれる(アドバイス付き)
- 2着目からは、採寸データを使ってオンライン上で、オーダー商品の注文ができる
高品質なカスタムオーダースーツを良心的な価格で
まず驚きなのが価格。価格をウリにしているカスタムオーダースーツを提供するサービスはいくつかあるが、FABRIC TOKYO は国内縫製で、選べる生地の種類も豊富だ。
「ただ安くするのではなく、生地と縫製の品質にこだわり、普通なら10万円程度で販売してもおかしくないクオリティのモノを提供しています」と担当コーディネーターは話す。
中間流通を介さずにFABRIC TOKYO と工場が直接提携しているため、カスタムオーダースーツをこの価格で提供できるとのこと。さらにクラウドを上手く活用し、独自の管理システムを用いることで無駄なコストや工程を省くことで、国内縫製ながら5万円以下という価格帯のものを提供できるという。
2着目以降はオンライン上のみでも注文できる
FABRIC TOKYOの魅力は他にもある。カスタムオーダーのために採寸したデータはクラウドに保管しているため、2回目以降はスマホからいつでもスーツやシャツがオーダーできるという点だ。
僕は学生時代に器械体操をやっていたため、既製品のスーツが身体に合わないことがほとんど。こうした「カスタムオーダー x オンラインサービス」というのは嬉しいポイントだ。
実際に「FABRIC TOKYO」の店舗で採寸を体験してきた
FABRIC TOKYO がブロガー向けに採寸の体験会を開催したので、僕も参加することに。これがなかなか良い経験だったので記事にしてご紹介しよう。
FABRIC TOKYOの採寸は、渋谷にある「REAL STORE渋谷」で行える(営業時間などは記事下で紹介)。店舗自体は意外にもこじんまりとしており、ちょっとしたセレクトショップといった印象。
なお採寸自体に予約は必要ないが、事前にウェブでアカウントを登録しておくとよりスムーズに行える。
FABRIC TOKYO の店舗では、スーツの他にもシャツやネクタイなども販売している。ネクタイは、縫製加工まで一貫して行う東京の伝統産業「八王子織物」のもので 3,900円からとかなり安価で提供。実際手に取った際の質感もよく、デパートであれば8,000円程度の製品と同等のクオリティ。
FABRIC TOKYO が提供する製品は公式ページにて確認できる。
FABRIC TOKYO の専属コーディネーターに採寸してもらう
ここからは実際に採寸の工程に入っていく。基本的には iPad でFABRIC TOKYO にサインアップをし、実際にプロである FABRIC TOKYO の専属コーディネーターに採寸してもらう。その後に自分が欲しいスーツを、数ある生地や素材のなかから選んでいくという流れだ。
着ていたシャツを見て一言「既製品で身体に合うシャツはあまり無さそうですね」とのこと。当日はセミオーダーシャツを着ていたのだが、やはり器械体操という特殊な競技をやっていたため、胸囲とウエストの差が大きすぎるようだ。
コーディネーターに採寸してもらっているところ。僕は普通の人よりも胸囲が大きく、ウエストが細い。更に手足が長いということが今回の採寸で判明した。実際に採寸してもらうと「背筋が綺麗に伸びているから首元がシワになりやすいですよね」や「クリーニングに何回も出すと生地が若干縮むので 1cm 長めで記載しておきますね」などのコンサルティングもしてくれて、普通に服を購入する際にも参考になるアドバイスをくれる。
スーツをオーダーする際にも「細身が好きか」「ゆったりめが好きか」など、個人の好みのサイズ感も加味してサイズを記載してくれた。
僕は体型が特殊なため、カスタムオーダーでも限界値を超えてしまっていた。このようにテーラーやスタッフが相談して、どのサイズに落とし込むのがベストなのかを相談していた。こういったやり取りが目の前で見られるのは、客としては安心感に繋がるので嬉しい。
30分ほどで採寸終了。生地を選び、スーツのオーダーへ
採寸が完了したら実際にスーツを選んでいく。公式ページでは「スーツを購入してから採寸がスムーズ」としているだが、この辺は採寸が先でも購入が先でもどちらでも良さそうだ。個人的にはスタッフと一緒に、用途に合わせてスーツの生地などを選ぶのが安心できると感じる。
実際に店舗で生地のサンプルを見ながらどの生地でスーツをオーダーするかを選べる。色で選んだり、季節や用途で選んだりと、オンライン上で分かりやすくアドバイスしてくれるので、スーツ購入初心者でもオーダーしやすい。オーダーする際にだいたいのお届け日も提示してくれるので安心感がある。
自分でカスタマイズできる項目は以下の11項目。
- フィット感(ジャケットのフィット感を選択できる)
- ジャケットボタンの数
- ラペル(ジャケットの下襟)
- ネーム刺繍
- ベント(ジャケットの裾の切れ込み)
- ポケット(ジャケットのポケット)
- ジャケットの裏地
- ネーム刺繍の有無
- カフス(パンツの裾仕様)
- タック
- ツーパンツ
なおオプションでハンドステッチや水牛ボタンなどを追加することもできる(有料)。これでカートに入るので、クレジットカード情報やコンビニ受け取りなど支払い方法を選択して購入完了。僕の場合は1ヶ月半程度で手元に届くようだ。
まとめ
こんな感じで LaFabric の採寸体験をしてきた。カスタムオーダースーツをあつらえるとなると、どうしても採寸や生地選択などの面倒事が多い。LaFabric も一度は店舗で採寸する必要があるものの、一度採寸してしまえば、後はスマホから気軽にオーダーできてしまうのが魅力。
「スポーツをやってきて既製品のスーツはサイズが合わない人」「カスタムオーダーのスーツやシャツは欲しいけど、あつらえる度に採寸するのが億劫な人」には是非オススメのサービスだ。
価格的にも手が出しやすいカスタムオーダースーツなので、気になっている人はチェックしてみると良いかもしれない。実際に注文したスーツが届いたらレビューしたいと思います。