まさに「個性的」という言葉の似合う、ユニークなデザインの腕時計。
スマートフォンの普及や時代の流れにより、腕時計の在り方は多種多様となっている。Apple Watch などのスマートウォッチを身に着ける人や、ロレックスといった王道のブランド時計、時間の確認はスマホでするから着けていない人など、ライフスタイルや嗜好性によってさまざまだ。
腕時計の役割は必ずしも時間を確認するためのモノではなく、自分の個性を主張するファッションアイテムとなっている。
東京発のデザイナーズウォッチ『ZEROO TIME(ゼロタイム)』が、クールで新しくも、デザインがユニークだ。「これ、今何時? 」と、パッと見では分からないけれど、慣れてくるとひと目で理解できるウォッチフェイスがクールなので紹介しよう。
ZEROO TIME(ゼロタイム)について
改めて紹介すると『ZEROO TIME(ゼロタイム)』は、東京発のデザイナーズウォッチブランド。日本製のクォーツを用いており、ユニークだけれどクールなデザインが特徴的な「カスタムウォッチ」を展開している。それぞれ数十種類あるウォッチフェイスとバンドを組み合わせ、自分だけの腕時計をオーダーすることが可能となっている。
面白いのは「え、それ本当に腕時計? 時間分かるの? 」と、初見では時間が全く読めない点。実際に僕も数日間身に付けて生活をしたところ、打ち合わせなどの際に「それってどうやって時間が分かるんですか? 」と不思議がられた。
まるでなぞなぞのようなデザインを持つ文字盤だが、持っている本人には「今何時? 」がひと目で分かるという点が非常にユニークで、身に付けていて面白い腕時計だ。
ZEROO TIME の特徴について
■ZEROO TIME(ゼロタイム)の特徴
・デザイン性溢れるユニークなウォッチフェイスが選べる
・ウォッチフェイスは工具不要で着せ替えが可能
・日本製のクォーツを用いている
改めて ZEROO TIME の特徴をまとめるとこんな感じ。ユニークなデザイン性の文字盤がたくさん揃っているという点はもちろんだけれど、特徴として面白いと感じるのは「その日によって文字盤やバンドなどを着せ替えられる」という点。
いくつかのパーツを所持していれば、「今日はスーツだからちょっとフォーマルに」「スポーツ観戦をするからちょっとスポーティーに」なんてことが可能になる。
これ、個人的にわくわくするなあと思って改めて考えてみると、僕らは「ミニ四駆」や「ベイブレード」など、パーツごとに組み合わせて「自分のオリジナル」を作るという経験を踏んでいるからだと感じた。
数百種類の組み合わせからお気に入りのデザインが選べる
- 腕時計:240パターン
- クロックボディ(文字盤本体):12種類40パターン
- ベゼル(金属のリング部分):5パターン
- ベルト:シリコンバンドとスチールバンドの2種類(合計14パターン)
前述しているが、ZEROO TIME は時計本体となる文字盤とバンド、そしてベゼルといった3つの要素を組み合わせて腕時計をオーダーする。その種類は文字盤だけでも40パターンがあり、それをベースにバンドやベゼルを組み合わせることができるのは魅力的だ。
記事執筆時点では、組み合わせによって合計2800パターンの中から自由に選ぶことができる。
ZEROO TIME で販売中の文字盤とバンドがセットになったプリセットも販売中。合計2800パターンある中から厳選した240パターンが腕時計として構築してある状態で購入できる。最初から自分でカスタマイズして購入しても良いし、プリセットから選ぶこともできる。
基本的にシリコンバンドと文字盤のセットは 1万6,800円(税込み)、スチールバンドとのセットは 2万1,800円(税込み)で購入可能だ。
■オーダーする際の価格
- 腕時計: 1万6,800円(シリコンバンド)、2万1,800円(スチールバンド)
- 文字盤(ボディ):9,800円
- ベゼル:2,380円
- ベルト:5,800円(シリコンバンド)、9,800円(スチール)
例えば最初に1つ腕時計を購入したとする。しばらくはこのセットで腕時計として楽しんでみて「もう少し変化が欲しいな」という場合には別の組み合わせを(パーツだけの価格で)試すことができる。
これは元々の『SUPER MOON WHITE』という文字盤にシリコンバンドを装着したところ。元々は無機質なスチールでスーツにも似合いそうな雰囲気だったのだが、シリコンバンドに付け替えることでカジュアルなイメージとなった。
このように ZEROO TIME をいくつか所持していれば、その日のスタイルに合ったお気に入りの組み合わせを楽しむことができるのだ。
それでは、実際に僕が身に着けてみたときのシーンを紹介しよう。
ZEROO TIME と過ごす僕の1日
普段はミニマルデザインがクールな『COLORED TIME』を身に着ける
とくに何も予定のない日常を過ごすのならば、幾何学的でミニマルなデザインの『COLORED TIME』を選びたい。ブラックとホワイト、グレーの楕円の文字盤が重なり合うことで時を刻み、その比率が変化することで表情が劇的に変わるのが魅力的だ。
COLORED TIME の文字盤のシリーズは、このモノクロームな色合いの他に「オレンジ」や「ブルー」など計5パターンを展開している。
休日。Kindle を購入し、近くのカフェでコーヒーを買って、公園で読書を楽しむのも良いだろう。ミニマルで個性的だけれどシンプルな COLORED TIME なら、きっとどんな服装にでも合わせやすい。
お気に入りのカメラを持ってさんぽ。白と黒の文字盤が、Leica のシルバークロームと美しくマッチする。決してギラギラはしていないけれど、身に着ける小物のカラーに統一感があるのは小気味よい。
■『COLORED TIME』はこんな人におすすめ
- シンプルやミニマルなデザインが好きな人
- カジュアルにもフォーマルにも使い回せる時計が欲しい人
- シリコンバンドでもスチールバンドでも似合う文字盤が欲しい人
スポーティーに過ごすなら『MAGIA AURORA』
スポーツ観戦やレクレーションなど、アウトドアっぽい服装で出かけたいときには『MAGIA AURORA』がぴったりだ。サイバー感のあるクールなデザインとシリコンバンドがよく似合い、光の当たり方によってブルーやパープルなど、色彩が変化するのが良い。
MAGIA AURORA シリーズはパープルとブルーの2色展開。気に入った方を選びたい。
僕の中でのイメージはスポーティー。スマートウォッチのように歩数計や距離計が備わっているわけではないものの、デザイン的にはマウンテンパーカーやウインドブレーカーといったアウトドアやスポーツ要素のあるスタイルにマッチすると感じる。
なお生活防水は備わっているため、ちょっとした雨の日や運動後でも安心だ。
■『MAGIA AURORA』はこんな人におすすめ
- マウンテンパーカーなど普段着がスポーティーな人
- 部活動などをやっているアクティブな人
- 先進的でクールなデザインが好きな人
エレガントに過ごすのならばローズゴールドなバンドを選びたい
比較的女性に人気のあるローズゴールド。男性が身に着けると気品を感じるけれど決して華奢ではないエレガントな印象になるはずだ。
合わせる文字盤は『AQUA DROP WHITE』。水のしずくが時間の流れを表現するデザインで、パッと見て「今何時なのか」が比較的見やすい文字盤だ。
寒い日を優雅に過ごすのならば、コーヒーを飲みながら読書や作業をするのも悪くない。お気に入りのツイードジャケットを着て、自宅近くのカフェでまったりと過ごす。
持ち物や服装に色が少ない僕の場合は、このローズゴールドの腕時計がキーカラーとなる。
■『AQUA DROP WHITE』とローズゴールドのバンドの組み合わせはこんな人におすすめ
- 文化系の趣味を持つ人
- エレガントな要素を取り入れたい人
- ツイードジャケットやセーターなど秋冬の服装に合わせる時計が欲しい人
まとめ
こんな感じでユニークだけれどクールなデザインウォッチ『ZEROO TIME(ゼロタイム)』について紹介してみた。
ZEROO TIME は東京発のブランドだが、まだまだ国内での認知度も低く、身に付けている人を見かけることはほとんどない。「人と被らない腕時計が欲しい」「クリスマスプレゼントとして彼(彼女)に腕時計をプレゼントしたい」という人にはぴったりの腕時計。
気になった人はぜひチェックしてみてほしい。