オーストラリアクイーンズランド州にある海と空の小さな街、サンシャインコースト。ブリスベンから車を走らせ1時間のこの街に、僕は3週間ほど滞在していた。
友人のビデオグラファーである Brandon 氏がこの街の出身で、最近になってシンガポールでの仕事を辞めて、この街に戻ってきたそうだ。それをきっかけに「じゃあ僕も行ってみようかな」と訪れてみたというわけ。
夏の終わりのこの日の気温は25度。からりとした陽気と雲ひとつとない青空が印象的な過ごしやすい街だ。
日本でいう湘南のような雰囲気のサンシャインコースト
サンシャインコーストの人口は約30万人。温暖な気候と、程よく都会で過ごしやすいからか、年々人口が増えている街だそうだ。日本でいうところの湘南のような雰囲気で、数々のサーファーやスケーターなんかがたくさんこの街に訪れる。
一方で外国人(オーストラリア人以外)にはあまり知られていないためかほとんど見かけず、メルボルンやブリスベンのようにアジア人ばかりという状況はほとんどなかった。
大学も街から車で30分ほど走ったところにあるくらいだし、語学学校も1校だけ。当然仕事も少ないためか、観光に来ることはあれど、学生が住み込みをしながら働くような地域ではなさそうだ。
海の見える1LDKのコンドミニアムでのんびり過ごす
僕が長期滞在をしていたのは、サンシャインコーストの海まで徒歩1分のところにあるビーチリゾートのコンドミニアム。20畳はありそうな広いリビングと、ベッドルームの 1LDK だった。17泊18日で約13万円と、立地と広さを考えればかなり安い。
コンドミニアムには部屋の他にも、共同だけれど自由に使えるジャグジーバスやサウナ、そして温水プールも常備している。ビリヤードやアーケードゲーム機が置いてあったり、バーベキュー用のスペースまで用意されていたことに驚く。
プールやサウナなどの施設が備わっているのは、この辺のコンドミニアムやアパートメントでは普通のことのようだ。もちろん、僕らのように数週間だけ泊まる人もいれば、部屋を買い上げてずっとここに住んでいる人もいる。
オーストラリア人のアフター5の過ごし方
湾岸沿いはずっと道路が通っていて、同じ街なかでも「ここは広くて風が穏やかな海」「ここは風が強くてサーフィン向き」「ここは泳ぐのに最適なビーチ」といったように、さまざまなビーチアクティビティが楽しめるのが特徴的だ。
サンシャインコーストは大きなショッピングモールを含め、たいていの店や仕事は17時には閉まる。その後は家族と過ごしたりするのだけれど、ここに住む人は仕事終わりにサーフィンをする人も多い。犬を連れてスケートボードに乗っている人もいれば、友人らとバーベキューをする人も多い。
毎日、朝8時に出勤して21時過ぎに帰宅するような日本人の生活とは対照的だ。「外国人はプライベートも楽しむ」とはこういうことかと、そのギャップに色々と考えさせられるアフター5だった。
まとめ
こんな感じでオーストラリアの湘南地域(と僕がかってに呼んでいる)サンシャインコーストでの生活を日記的に綴ってみた。年中を通して温暖で過ごしやすく、仕事さえなんとかなれば「ここに住みたい!」と思わせてくれるような地域だった。
まあただ、英語が話せることが前提となる街なので、僕ももう少しナチュラルに話せたらもっと楽しいだろうなあと思いつつ。僕の場合はもう少し単語を使いこなした方が良さそうなので、早稲田の国際教養学部に入った友人が「英語ならこれ必須やで」と言っていた DUO3.0 あたりを買って勉強してみようと思う。