EC Technology から 22400mAh のマンモス級モバイルバッテリー『Power Bank』を提供いただいたのでレビュー。モバイルバッテリーとしてはかなり大型で、通常の利用では毎日持ち歩くのは大変だが、バックパッカーなど比較的過酷な環境への旅行には必需品といえそうだ。
低価格ながら超大容量のマンモス級モバイルバッテリー『Power Bank』
こちらが製品。22400mAh と大容量ながら、記事執筆時点で3,299円という驚異的な価格を実現している。カラーは「ブラック&ブルー」、「ブラック&レッド」、「ブルー&ブルー」、「ホワイト&ブラック」、「ホワイト&レッド」の5色展開。
USBポートを3つ備えており、iPad、iPhone、Android端末など複数の機器を同時に充電できるとしている。供給量はポートによって違い、左から 1A、2A、2.4A と端末に合わせて急速充電が可能となっている。
500回以上の繰り返し使用が可能で、iPhone4/5 へ13回のフル充電、iPadmini 2/3に対してはフル充電を4.5回できると謳う。
また、インテリジェント電源管理ICを配置し、過充電、過放電、加熱時、短絡時は自動停止されるとのこと。
白色LEDライトを搭載し、暗所での探しもののだけでなく非常時にも役に立つ。点滅パターンが3種類選べる。
バッテリーの残り容量は本体上部に備えられている LED から確認できる。
サイズは実測で 縦160mm × 横80mm × 厚さ22mm、重さは472gだった。僕が以前から使用している Cheero の 10000mAh のバッテリーの重さが 261g なので、技術は進歩しているなという印象。
Cheero のバッテリーとサイズを比べてみたところ。容量は2倍以上だが、筐体サイズは1.5倍くらいだろうか。
手に持ってみたところ。ずっしりしているが、そこまで重い!といった印象は抱かなかった。
実際に2週間使用してみた
Power Bank を2週間実生活で使用してみた。持ち歩く際の定位置が既に決まっており、僕の場合は以前『1万円以下!デザインも機能性も最高のバックパック”DataShell City Ranger”レビュー』で紹介したバックパックの外ポケット。
給電したい時にすぐアクセスできるし、ケーブルを伸ばしてスマホなどをバックパック内に収納すれば、ケーブルが絡まったりぶつかって傷が付くということも防げる。重さも500ml のペットボトル1本分なので、普段から荷物が多い僕にとってはそんなに持ち運びに苦ではなかった。
実際に使用してみると、常に給電環境がある安心感は大きく、外出先でバリバリ地図や動画を楽しめる。
僕の場合、給電を必要とするガジェットがたくさんカバンの中に入っているので、大容量バッテリーであればあるほど嬉しい。
端末をどのくらいの回数充電できるのか
正確な数字を測ったわけではないが、iPhone 5s(1440mAh) と Xperia Z3 Compact(2600mAh) ×2回をそれぞれ約20%の状態から100%に達するまでを充電してみたところ、大体LEDランプが1.5~2個減るくらいだった。なお写真は iPhone 6。
また持ち運び用の Windows タブレット T100Chi も充電でき(出力が2Aだと充電できないが2.4Aなら可能)、寝る前に10%前後から充電し、朝起きてから100%までに、Power Bank の約半分の容量(約10000mAh)を使用。さらに Xperia Z3 Compact も 20%前後から 100% に充電もして、結果LEDランプが1~2個くらい残った。
まとめ
新しい Macbook や Surface 3 だとまた結果が変わってくるかも知れないが、モバイル向けの Windows タブレットであれば(Surface 3も)、満充電が可能。更にそこからスマホが2~4回ほど充電できることを考えると、通常の使用はもちろん電源の確保が難しいバックパッカーにもオススメできる製品だ。
緊急の災害時も十分耐えうると考えられ、スマホ1台であれば1週間以上は電源の心配は要らなそうだ。家族4人分購入しても1万5千円を切る価格なので、1人1台あるとなにかと安心。
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