以前、12インチ MacBook の革素材のレザースリーブケースの記事を書いたが、それを読んでくれた国立商店の店主さんに『 職人が作るレザースリーブ for MacBook スペシャルエディション』を提供してくれた。
12インチを買ったものの、ずっとケースに入れずに裸で持ち歩いていたのでケースが欲しかった。念願のレザースリーブなので早速レビューしていきたい。上質でしっとりしており革好きにはたまらないので要チェック。
国立商店の『職人が作るレザースリーブ for MacBook スペシャルエディション』
今回提供いただいたのは『職人が作るレザースリーブ for MacBook スペシャルエディション』。
通常色のブラックに加えて、新たにスペシャルエディションとして追加されたブラウン。美しいシボ(皺)と裏地の赤が特徴。素材は牛のオイルドレザーを両面に使用しており、片面ずつ使われている素材が違うのがこのスペシャルエディションの特徴。
主なスペックは以下(革製品でもスペックを箇条書きにしたくなるのがガジェット系ブログの特性)
- サイズ:308.5 X 214.5 X 5.8mm
- 重さ:約220g
- 製法:植物タンニンなめし
- 素材:牛革のオイルドレザー(裏地はフェルト)
スペシャルエディションは100%植物性の「タンニンなめし」。一般的に多く使われている、塩基性硫酸クロムという化学薬品を使用した「クロムなめし」よりも手間暇がかかる。若干の色ムラがあるのがタンニンなめしの特徴で、自然で美しい風合いとなっている。
価格は12,528円(税込)とケースにしてはやや高めだが、色々なところを見てみるとレザースリーブの中では標準的な価格。こういったシボ感が美しいケースは他にないので、価格帯よりもお買い得な印象。
開封レビュー。革の質感や仕上げをチェック!
こちらがパッケージ。国立商店のロゴが刻印された高級感のあるケースに入って届いた。開封する前から開けるのが楽しみになる。
レザースリーブケース本体。上の製品概要でも写真を出しているが、あらためて美しいシボ感。よく見ると帯状の色ムラがみえるが、これは「トラ」といって、牛の首や関節部などのしわになっているところ。
天然の革にしか見られないので個性が垣間見える。
こちらが表面のズーム。光の関係で実物よりも明るいが、実際はこの画像よりも落ち着いたトーンだ。統一感のある美しいシボなので牛の背中から腰にかけての革が使用されていると思われる。
革好きの僕にとっては思わず頬ですりすりしたくなる。
こちらが裏面。表のシボ感のある素材とはまた違った表情を魅せてくれる。きめ細かい革素材で、一般的な「革素材」といったらこちらを思い浮かべる人も多いはず。
拡大してみたところ。爪などで引っ掻くと傷が付いてしまう程繊細だが、それがまた味になる。
ステッチも均等で綺麗な仕上がり。このケースを作っている職人さんは、元々オートバイのレーシングスーツ(革のツナギ)を作っていたそうで、細部まで丁寧につくられている。
コパの仕上げは無加工。財布などは構造が複雑なため、強度を増すために加工されていることが多いが、このケースはシンプルな作りになっているので必要なさそう。
敢えてコパを加工しないことで、内側のフェルト素材とレザーのコントラストを強調させた印象を受けた。
裏地は目の覚めるような赤いマイクロファイバーを貼り合わせている。写真では光の関係で色が淡く見えるが、実際はより原色に近い赤(多分別の写真で確認できる)。ふわふわの起毛素材で MacBook が傷つかない。
国立商店のタグ。”Made in Japan”。ただ個人的には布製のタグが付けられているよりも、革本体や内側にロゴ刻印があった方が良いと思う。
実際にレザースリーブに 12インチ MacBook を収納してみる
実際に 12インチの MacBook を収納したい。この画像から分かるように、MacBook を出し入れし易いよう、スリーブケース上部が工夫されている。
僕は『【MacBook】本物の樹を加工してスキンシールに!ブログのロゴも刻印』でも紹介したように木のスキンシールを貼っている。木の素材と革素材でナチュラルな素材同士マッチしている。
本品は 12インチ MacBook 専用なので、サイズはピッタリ。使い始めなので若干窮屈さはあるが、使っているうちに丁度良いサイズになるのが革製品の良いところ。また逆さにしても MacBook が落ちないのは嬉しい。
こちらが実際に収納してみたところ。MacBook とスリーブケースの厚さの合計は大体150mm~200mmといったところ。合計の重量は実測で1,170g程度。革のスリーブケースに収納してこの重量はさすが MacBook。
裏面から見るとこんな感じ。本品にはクッション材などは使用されていないが、革自体しっかりしているので、そこら辺のスリーブケースよりはよっぽどクッション性は高いはず。特にカドが頑丈なのでデスクから落としたくらいでは MacBook に影響はなさそう。
カバンに入れて持ち歩くのも良いが、せっかく革素材のお洒落なレザースリーブなので、クラッチバッグ風に持ち歩いてもかっこ良い。ちなみにこの日の僕のコーデを紹介すると
インナー:ユニクロ。日本で最もポピュラーかつエキサイティングなファッションブランド。
セーター:ユニクロ。日本で最もポピュラーかつエキサイティングなファッションブランド。
ジーンズ:ユニクロ。日本で最もポピュラーかつエキサイティングなファッションブランド。
ソックス:ユニクロ。日本で最もポピュラーかつエキサイティングなファッションブランド。
シューズ:ナイキ。目立つので車に轢かれにくい。
まとめ
まだ使い始めて数日だが、好みの革の素材感だったのでかなり気に入っている。MacBook は、基本的に iPhone のように早いサイクルでデザインは変更しない。なので革特有のエイジング(経年変化)を長期間に渡って楽しめるのも良いところ。
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