ノートPCスタンドは本当に快適なのか?実際に1ヶ月間使ってみたリアルな感想

最近ブロガーやテック界隈で密かに流行っているノートPCスタンド。マーケターやセールス、ライターなど、自宅の外部ディスプレイではなく、カフェやコワーキングスペースでノートPCのディスプレイを見続けている人に人気な印象だ。

愛用している人に聞いてみると「視線が高くなり肩こりが軽減する」「打ちやすい」「これがないともう作業できない身体になっている」とポジティブな意見がちらほら。個人的には角度が付いていると逆に打ちづらく、腱鞘炎の原因になるのでは? と思っていたのだけれど、本当のところは使ってみないと分からない。

そんなタイミングで丁度知り合いが「ノートPC用のスタンド」を自社ブランドとして発売したそうなので、1ヶ月ほど借りて使ってみた。「本当にこれ意味あるの? 」という点を含めてレビューしてみよう。

 

■ノートPCスタンドを使うメリット

  • ディスプレイの位置が高くなり姿勢が変わる(肩と首がラクになる)
  • 薄くて軽量なので装着したままいつものケースに収納できる
  • HHKB BT など別途キーボードやマウスを持ち歩く人にとっても使いやすい

 

■ノートPCスタンドを使うデメリット

  • 底面にぴたりと貼り付けるため排熱処理などによるパフォーマンス低下が気になる
  • 使っていないときはガタガタと左右に揺れる
  • カフェでドヤ顔で使っていたらちょっと怖い

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15インチ MacBook Pro も支える、軽量薄型なノートPCスタンド


今回紹介するのは『On The GO ノートPCスタンド』という名称のスタンド。厚さ3mmの薄型スタンドで、15.6インチ級のノートPCまで支えることが可能だ。高さは2段階調整が可能で、接地面から 6cm と 9cm の角度で切り替えられる。

粘着パッドでくっつくタイプなので、PC側を傷つけずに貼り付けや取り外しができるため、取り外しも容易な点が嬉しい。

形状的には KickStarter でも話題となっていた『MOFT(モフト)』と限りなく近い仕様だが、カラー展開やロゴ、調整できる高さなどが若干異なる。また価格も2,000円と MOFT を含め他のスタンドと比較しても安価だ。

 

薄くて軽量なノートPCスタンド


こちらがこのノートPCスタンドの実物。かなり薄型で折り紙のような感覚。この辺のインパクトはまあ MOFT と同じような感覚ではあるが、初めてノートPC用のスタンドを手にする人は驚くかもしれない。

また、重さは実測で86gと軽量な点もgood。僕は 15インチ MacBook Pro で使うため、100g程度の重さはもはやないようなモノだけれど、12インチ MacBook のように軽量なノートPCを愛用している人にとって、この軽さは嬉しいはず。

 

粘着パッドで貼り付け。ラクだけど廃熱処理が気になる

このノートPCスタンドは、粘着パッドでノートPCの底面にぴたりと貼り付けるタイプとなっている。貼ってはがせるタイプなのでノートPC自体に傷がついてしまうことはほぼないとは思うが、一方で重い作業をしている際に熱くなる部分(CPUとか)もこの辺。実際に処理の変化をテストしたわけではないが、熱がこもってしまいそうでやや心配はある。

 

折り紙のように畳んで2段階の角度調整

スタンドの構造はこんなふうに折り紙のようになっている。パカパカと動かすことができ、たたみ方の工夫をすると高さ調節ができるという感じ。

 

畳んだ状態。15インチMacBook Pro の場合、この状態だと左右にガタガタするので使いづらい

高さ6cmの1段目。この状態でもかなり高いように感じるが、慣れればまあ問題ない

高さ9cm。15インチ MacBook Pro の場合、ディスプレイの位置的には1番しっくりとくる

 

 

実際にノートPCスタンドを使ってみた

ここからは実際に使ってみたところをご紹介。上記は角度調整をしていない状態。鍼灸院で「下を向いて作業しているから首の根元がカチカチだ」と言われたときの角度。自分では分からないが、かなり前のめりになって作業をしていたことが分かる。

 

そしてノートPCスタンドで角度を付けた状態。キーボードを MacBook Pro のうえに乗せることができないためか、手元が自然と身体の方にくるようになり、比較的自然な姿勢になっているようにも感じる。

まだディスプレイの位置は低い気もするが、角度的にはかなり見やすくなった。MacBook Pro の上にキーボードを乗せることができないため、前後に広くスペースは必要な印象。カフェでこの姿勢はちょっとできないな。

 

きっと多くの人が HHKB BT のような外部キーボードは使わないはずなので、直打ちしてみることに。これで作業している人がかなり多いと思うのだけれど、個人的には打ちづらいのでは?  と思っていた。

実際に自分でもやってみて意外な発見だったのだが、これだけ角度が付いていても意外と打ちやすい。詳しくは後述していこう。

 

予想とは裏腹に手首が疲れにくく肩がラク


「なぜこんなに角度が付いているのに打ちやすくなってしまったのか」について。もともとの僕の予想では、ノートPCスタンドを使うことで手首が無理に返ってしまい腕橈骨筋(わんとうこつきん、腕の外側の筋肉)にストレスがかかり腱鞘炎の原因になるのではないかと考えていた。

しかし実際にノートPCスタンドを使うと、デスクと身体の間の隙間に腕が落ちるので、肩が自然な位置まで落とすことができる。そして肩が落ちた分、ノートPCのパームレスト部分に腕を預けることができるので、手首はまっすぐなまま、肩の負担が大きく減ったのではないかと感じた。

 

ノートPCスタンドを使っていない状態。誰がみても姿勢は悪いが手首はまっすぐなので負担は少ない

ノートPCスタンドを使っている状態。手首が上がるのではなく肩と肘の位置が下がるために手首をまっすぐな状態をキープしている。予想外。

もちろんこれは僕が実際に試した感想で医学的根拠があるわけではないし、その姿勢だったとしても維持し続けると別の場所にコリが来るはずだが、姿勢を変えられるという意味ではノートPCスタンドはかなり有用なのだと感じた。

 

まとめ


こんな感じでノートPCスタンド『On The GO ノートPCスタンド』を長期間借りてレビューしてみた。もともとは絶対に使いづらいモノと思っていて斜に構えていたものの、実際に使ってみるとけっこう快適(あっと驚くほどではないものの)。ただ粘着パッドで背面に貼り付けるタイプなので、使いたくないときに気軽に外せない点や、廃熱効率が落ちるのではないかという懸念も少なからずある(MOFTには排熱部分を防がないモデルもあるが)。

まだまだ発展途上的なアイテムだとは思うけれど、これが2,000円前後で購入できるならけっこう安いものだなあと思う。今回僕はこの『On The GO ノートPCスタンド』を使ってみたが、同系のモノであれば MOFT でも中華製の類似品でもスペックや素材、効果はほとんど同じはず。

アマゾンでは多数存在しているので、オリジナルが欲しいのならば MOFT、機能性と価格のみを重視するならば、そのときに1番安いモノを購入するのが良さそうだ。

 

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↓MOFT は現在クラウドファンディング中。類似品と比較してやや高価だけれど、純正品という安心感はある。