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15インチMacBookで動画編集は十分か? RAW現像など用途別に1年使ったレビュー

15インチMacBookで動画編集は十分か? RAW現像など用途別に1年使ったレビュー


動画編集も基本的に15インチ MacBook Pro で不満なし。

15インチMacBook Proレビュー。『32GBメモリ / Vega20モデル』を1カ月使ってみた感想」で紹介してからもう1年くらい愛用している 15インチ MacBook Pro。「さすがにこれ以上のスペックはしばらく出ないだろ」と思って購入したら、翌年に 64GB RAM が搭載できる 16インチ MacBook Pro が発売となって悲しい。

とはいえスペック的には動画編集も写真のRAW現像も必要十分。まあ用途は色々だと思うので、ベンチマークなどではなく15インチユーザーのリアルなユーザーの感想をまとめておこう。

 

▽動画でも同じ内容でレビューしているので、もし動画の方が良い人はこちら。

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僕の 15インチ MacBook Pro のスペック

圧倒的な存在感。高級革を用いた国立商店の15インチMacBook Pro専用スリーブとガジェット

【僕が買った 15インチ MacBook Pro(2018年モデル)のスペック】

CPU 第8世代の2.6GHz 6コアIntel Core i7プロセッサ(8850H)
GPU Radeon Pro Vega 20
メモリ 32GB RAM
ストレージ 512GB SSD
ディスプレイ 15.4型 IPS 液晶(2,880 x 1,800、220ppi)
キーボード JISキーボード配列
カラー シルバー
重量 約1.83kg

上記しているが、僕が買った 15インチ MacBook Pro は、2018年後期にひっそりと発売した新しいモデル。

従来の MacBook Pro よりも高い性能を持つ GPU(グラフィックボード)『Radeon Pro Vega 20』を搭載するモデルで、メモリは32GBを選択。CPU は Core i7(2.6GHz、8850H)にしている。

購入時は約41万円ほどだったが、現在は新品のラインナップはなく、整備品が28万7,800円(税別) で売られている。また中古相場はだいたい25万円程度だ。ただ同程度のスペックの16インチが29万2,800円(税別)なので、新品で買うなら16インチを選びたい。

 

何に使っているか

圧倒的な存在感。高級革を用いた国立商店の15インチMacBook Pro専用スリーブとMacBook Proとマッキントッシュ

  • ブログ記事執筆やofficeツールでの基本的なテキスト作業
  • Illustrator や Indesign などクリエイティブツールを用いたバナーや電子書籍の制作
  • Lightroom CC における RAWデータの写真現像
  • Premiere Pro における動画編集

僕の15インチ MacBook Pro の用途はこんな感じ。これまではブログの記事執筆や写真の現像をメインに行っていたが、今年から YouTube もスタートしたので動画編集も行うようになった。

結論からいうと、この 15インチMacBook Pro の性能であれば処理落ちやカクつきなどは感じず、ほぼ問題なく使えている(もちろん用途にもよるが)。それぞれ詳しいレビューは後述する。

 

どんなシーンで使っているか

圧倒的な存在感。高級革を用いた国立商店の15インチMacBook Pro専用スリーブ着用

  • 自宅に27型のディスプレイを接続してデスクトップ的に
  • 外出先では MacBook Pro 1台で

どんなシーンで使っているか? はこんな感じ。最近は長期旅行だと外部ディスプレイも持ち歩くが、基本的には上記の2パターン。

 

自宅に27型のディスプレイを接続してデスクトップ的に


自宅では「写真現像にはディスプレイも超重要。ビューソニックの27型4Kカラーマネジメントディスプレイ『VP2785-4K』レビュー[PR]」でもレビューしている液晶ディスプレイを用いて運用している。MacBook Pro はラップトップ PC という構造上、そのまま使うと目線が下に下がり、首が痛くなってしまう。

また大きなディスプレイを広く使って作業する方が作業効率も高まるし、デスクの上もすっきりするのでこのスタイルだ。

 

外出先では MacBook Pro 1台で


そして外出先でもサブPCはほとんど活用せず(Surface Go もあるけど)、基本的には 15インチ MacBook Pro を持ち歩く。PC をシーンに応じて使い分けてしまうと、格納している動画や写真のデータがバラけてしまう。

いざというときに「あっちのPCにデータ入れてた! 」ということもあるので、基本は1台運用。ときどき軽作業(ブログ記事執筆や企画など)の際には Surface Go も軽くて便利。

 

用途別、15インチ MacBook Pro レビュー


ここからは実際に15インチ MacBook Proを使った感想を用途別にレビューしていこう。なおベンチマークスコアなど、数値に表したレビューではなく、あくまで僕の使用感という形でお送りしたい。

 

ブログ記事執筆やofficeツールでの基本的なテキスト作業


ブログの記事執筆や office ツールでの作業など、基本的なテキスト作業に関しては、このスペックがあればまず問題がない。Chrome のタブを大量に開いても動作が重くなることはないし、ブログを書くためにブラウザのワードプレスを開いても大丈夫。

ただエクセルで大量の CSV データなどを読み込むと重くなるかもしれないが、数千行であればまず問題はない。

 

Illustrator や Indesign などクリエイティブツールを用いたバナーや電子書籍の制作

Illustrator や Indesign など、アドビのクリエイティブツールにおいても、動作が重いと感じることはほとんどない。数GBの Illustrator データを開いた瞬間や、Indesign で重たいデータを読み込む際には一瞬カクつくが、僕の使っている感覚だと 32GB だとややオーバースペックにも感じる。

Illustrator などがメインの人は、もしかしたら 16GB RAM でも十分かも。

 

Lightroom CC における RAWデータの写真現像


写真の現像に関しても、32GB RAM があればほぼほぼ問題なし。元々 MacBook Pro 13インチをてんこ盛りにしたモデルを愛用していたのだけど、16GB RAM だと Lightroom CC における RAW現像はけっこう厳しいと感じていた。

とくにプリセットの読み込みや、画像の修復など。15インチ MacBook Pro なら、そういった重めの作業でも基本的には問題なく使えているし、GPU も搭載している分、書き出しもかなり速い。

数百枚の RAW データを一度に読み込み、サクサク編集していくことができる(メモリ、CPU の負荷も70%〜90%程度)。

Lightroom CC 2020 になって若干カクつくようになったが、それでもほとんどストレスなく RAW 現像が可能だ。

 

Premiere Pro における動画編


15インチか16インチで決めあぐねている人の多くは、きっと動画制作をしようと思っているだろう(いや、もしかしたら機械学習かもしれないし3Dうんたらかもしれない)。

僕は今年から YouTube を始めてから、Premeire Pro でガッツリと動画編集をしている。結論からいうとフルHDの動画編集においてはまったく問題なく動作してくれている。

例えばモーションエフェクトや LUT(色味補正できるデータ)など、レイヤーを重ねて動画を作っているが、カクつくことはほぼなく、すらすらと編集ができている。

モーションエフェクトによってはレンダリングするまでカクつくこともあるし、再生速度を1000%とかにすると重くなったりもするが、基本的にフルHD で YouTube 動画を編集する分にはまったく問題ない。ただBlackmagic とかの 6K 動画は多分厳しい。まあ僕は Premire Pro のメモリ使用率を26GBまでに制限しているので、ここを限界まで引き上げればもっと快適かも。

でも16インチ MacBook Pro も(64GB RAM にアップグレードしても)けっこう安いので「俺はこれからバリバリ動画編集するぞ! 」という人は16インチの 64GB RAM モデルをおすすめしたい。

 

まとめ


こんな感じで僕が1年間愛用してきた 15インチ MacBook Pro について紹介してみた。PCはかなり大きな買い物になるし、まして動画編集や写真の現像に使うのであれば、間違いのない買い物をしたいところ。

個人的には「作業に対してコスパが良いのは15インチMacBook Pro の 32GB RAM の中古品」だとは思う。ただし動画編集をガッツリやりたいのであれば、この先数年使うことを考えると「64GB RAM にアップグレードした 16インチMacBook Pro」を金利1%ローンで買うのがベストなチョイスだと思う。

僕がもし買うとしたら以下のスペックになると思うが、価格は税込みで47万4,980円。24回払いで月額1万9,791円なので、1日あたり約660円で手に入る。660円なんて高校生バイトの時給よりも低いのだから、今後このPCでクリエイトするモノの価値を考えると、あまりにも安すぎる買い物であるはずだ。

  • 第9世代の2.3GHz 8コアIntel Core i9プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.8GHz)
  • 64GB 2,666MHz DDR4メモリ
  • AMD Radeon Pro 5500M(8GB GDDR6メ‍モ‍リ搭載)
  • 2TB SSDストレージ
  • True Toneを採用した16インチRetinaディスプレイ
  • Thunderbolt 3ポート x 4
  • Touch BarとTouch ID
  • バックライトキーボード – 日本語(JIS)