つい先日、ミラーレス一眼でブツ撮りや夜景の撮影をするためにマンフロットのミニ三脚 “PIXI EVO” を購入。以前からずっと欲しいと思っていたブツ撮り用のミニ三脚だが、これまであまりしっくりくるものがなく購入をためらっていた。
今回紹介する PIXI EVO は、ミニ三脚ながら脚部も伸縮しカメラを90度回転しての撮影も可能。ブツ撮りだけでなく、旅行や星空撮影など、様々な用途に使えそう。この記事では簡単な使用感をお伝えしたい。
マンフロットのミニ三脚 PIXI EVO
こちらが僕が今回購入したミニ三脚 “PIXI EVO”。一世代前でより小型で軽量な PIXI を見かけたことがある、もしくは使っている人は多いと思うが、最近新たにラインナップに加えられた PIXI EVO は、PIXI よりも大きく、脚部が伸縮するのが特徴。
ちなみに “EVO” とは “EVOLUTION”（進化）の略称。
主な仕様は以下。
- 開脚角度：2段階（55°/80°）
- 脚の長さ：5段階
- 全伸高：20cm
- 最低高：10.5cm
- パン回転角：360°
- 重量：250g
- 最大耐荷重：2.5kg
PIXI の最大負荷重が1.0kgだったのに対し、PIXI EVO では 2.5Kg まで支えられる。これにより、ズームレンズを装着したミラーレス一眼程度であれば難なく支えられる。
カラー展開はホワイト、レッド、ブラックの3色。以前購入した一脚がブラックだったのでブラックが欲しかったが、残念ながら売り切れだったため、今回はホワイトを購入。
実際に PIXI EVO を使用してみる。
こちらが商品パッケージ。パッと見、これが PIXI EVO なのか PIXI なのか判りにくい。パッケージ左下に PIXI EVO と記載されている方を選ぼう。
全体的にプラスチッキーな印象があるが、低価格かつ軽量にするためには仕方ないのかもしれない。どことなく白ピクミンのような禍々しさが伺える。
コンデジやアクションカムでよく使用しているゴリラポッドとサイズの比較。PIXI EVO の方が少々大きめ。
JOBY ミニ三脚 ゴリラポッド マグネティック ブラック/レッド 001513
脚を開いてみたところ。これは1段階目で、開脚角度は 55°。僕が思っていたよりも脚が大きく開く。
ちなみにこのレバーを変えると脚の開脚度を調節できる。
2段階目の開脚角度にすると安定感が格段に向上する。風が強い日でも安心。
上から見たところ。置く場所は机や台など広いスペースで使いたい。
なお脚の長さは5段階調節が可能。5段階といっても高さがそこまで変わらない。
脚を最大に伸ばしたところ。高さが数センチ伸び、安定感が向上。
なお角度はこの自由雲台で調節。従来モデルではボタンを押しこむことで調節していたが、PIXI EVO では回転して緩める方式となっている。
実際にカメラを装着したところ
実際にカメラを装着してみたところ。僕が所有する NEX-5R を装着するとサイズ感はこんな感じ。
角度をつけてみた。従来の PIXI だとここまでしか倒すことができなかったが、、
PIXI EVO であればここまで倒すことが可能。また、より安定性を求めてさらに開脚。星空を撮影する際などは、このように脚部を開いて安定させると風などでブレにくくなる。
さらに従来モデルでは不可能だった縦向きの写真も、上の写真のようにすれば撮影することが可能。外で使うシーンが多い三脚なので、縦向きの写真が撮れるようになったのは嬉しい点。
このように1本だけ持てば自撮り棒のように使用することも可能。なお僕は『軽くて頑丈！アクションカムの自撮り棒はベルボンの『ULTRA STICK SELFIE』がオススメ』で紹介した自撮り棒を所有しているので、こういった使い方はしないと思う。
まとめ
ずっとマンフロットの PIXI が欲しいと思っていてなかなか手を出さずにいたが、今回 PIXI EVO という上位互換品が登場したことで即購入した。
小型で旅にも持って行きやすいサイズ感ながら安定感は抜群なので、ミラーレスなどは持っているけど三脚を買おうか悩んでいる人には、間違いなくオススメできる製品だ。個人的には白よりも黒の方が汚れが目立たずオススメ。
