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写真も動画も快適! オートポールで快適な俯瞰撮影環境を構築する

写真も動画も快適! オートポールで快適な俯瞰撮影環境を構築する

オートポールしか勝たん。

けっこう前に『YouTube撮影用ブースを構築!俯瞰も自撮りも1本の突っ張り棒で完結』という記事でも紹介した YouTube 撮影環境。あれから半年以上が経ち、スタイルが大きく変化した。とくに撮影環境にマンフロットのオートポールを導入したことで、省スペースながら部屋のどこにいても俯瞰撮影ができるようになり、撮影の自由度が向上している。

しかも直径10cmほどのスペースがあればいいので、狭い環境でも対応できる点が(我ながら)優れていると感じる。それでは記事で紹介しておこう。

この記事を読んでほしい人

  • 写真だけじゃなくて動画も俯瞰で撮りたい人
  • 俯瞰撮影のスペースに悩んでいる人
  • 自宅内のどこでも俯瞰撮影したい人

YouTube撮影部屋の全体像

まずは今現在の撮影部屋のようすを紹介。ちょっと前までは突っ張り棒に自撮りカメラや俯瞰カメラ、照明をひとまとめにしていたのだけど、明るさやカメラワークの柔軟性を考えてこのスタイルに落ち着いた。

また映像を4Kで収録するようになったため、フルHDまでの収録にしか使えない Atem Mini Pro は外している(ライブ配信のみで使用中)。複数台のカメラで撮影するのはものすごくラクだったので、Atem Mini Pro 4K みたいなのが発売されたらまた使いたい。

YouTube撮影用ブースを構築!俯瞰も自撮りも1本の突っ張り棒で完結

ちょっと前の撮影部屋

メインカメラは 10bit 4K で撮れる Leica SL2-S と NINJA V

ちなみにYouTube撮影用のカメラは Leica SL2-S を使っている。10bit 4K での収録に対応するミラーレス一眼で、スチール&映像のどちらもいける点が最高。ただし動画撮影時の AF は微妙なので、現在は MF でのみ使用中。詳しくは『Leica SL2-Sを買いました。買った理由と作例を紹介』でも紹介。

なお収録には『Atmos NINJA V』を用いている。SL2-S は 10bit 4K だと1時間くらいしか撮影できなかった(SDカードへの収録)が、NINJA V なら 4TB の SSD で20時間分の収録が可能となった。Prores 形式での収録なのでデータ自体は大きいが、編集の際は軽くてサクサク。

オートポールを導入した理由

突っ張り棒はネジでポールを固定する耐久性はかなり低い

これまでの撮影環境には「安価&どこでも手に入る」という理由から衣類収納用の突っ張り棒を使っていた。しかし留め具部分がプラスチック素材で亀裂が入ってしまうなど耐久性は低い。最初はお試しのつもりで設置したポールだったが、使用頻度が高いため、専用の道具であるマンフロットのオートポールに買い替えた。

オートポールとは

ライティング機材や背景紙などを固定するための突っ張り棒。主に撮影スタジオなどで導入されており、天井が高い部屋でも設置できる。プロ用機材だけあって素材や部品に安定感はあるが、1万円台後半〜3万円と突っ張り棒の10倍ほどの価格。

オートポールには太さや長さでいくつが種類があるが、僕が購入したのはこちらのモデル。高さが1.5m~2.7mなので、一般家庭の天井なら問題はないくらいのちょうど良いサイズ。ビックカメラで2万2,800円だった(アマゾンだと2万円くらい)。

created by Rinker
マンフロット(Manfrotto)

突っ張り棒との一番の違いはこのギミック。突っ張り棒はネジでくぼみをつけて上下のポールを固定するだけなのに対し、オートポールはテコの原理を利用してバーを持ち上げるため、がっちり固定できる。

見た目や用途は似ているが、耐久性は段違い。そのため頻繁に取り外して撮影場所を変える用途にもオートポールが向いている。

オートポール導入の注意点

オートポールの上下にはゴムパッキンのような滑り止めがついている。一般的な壁紙だと色移りしてシミになってしまうため、賃貸の場合は間に板をはさむなど工夫が必要。

実際に設置してみる

実際にオートポールを用いて俯瞰撮影の環境を作ってみる。この部屋の場合は天井の高さが場所によって違うのだけれど、一番高い場所でも240cmほどなので、270cm までカバーできるオートポールがあればどこでも設置可能。

普段は部屋の真ん中あたりにデスクを置いて YouTube 撮影をするが、ライブ配信の際は作業デスクで行うので、俯瞰撮影の場所を選ばないのは嬉しい。なおカメラはオートポールに固定するので地面に20cm四方あれば固定できるのもメリット。

物撮りのための俯瞰撮影環境はこんな感じで完成。照明ができるだけ均一になるように、LED照明もオートポールに固定している。先端部分に取り付けた雲台にカメラを固定し、標準ズームレンズで撮影する。

俯瞰撮影のために使っている撮影機材

なお俯瞰撮影システムは完全に自己流で、マンフロットのスーパークランプにトレーシングペーパーポールを用いている。信号機から着想を得ているのだけど、本来はカメラを設置するための道具ではない。真似をするなら自己責任でどうぞ。

実際に撮影しているようす

実際に動画を撮影したようすがこちら。安定感もあり、すっきりとまとまっているからしばらくはこれでやっていきたい。

まとめ

こんな感じで YouTube 撮影スペースに「オートポールを導入した! 」という記事を書いてみた。完全に自己流なのでこれが正しいか、安全かなどは不明だが、1ヶ月ほど運用し、震度4程度の地震がきてもまったく問題なさそう。

衣類収納用の突っ張り棒でも俯瞰撮影はできるけれど、長い目でみるとマンフロットのオートポール一択になってくる。価格は突っ張り棒の10倍だが、安定感も10倍なので、もし気になった人は購入をおすすめしたい。

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マンフロット(Manfrotto)