Xperia Z4 Tablet 用のキーボード(BKB50jp)を、相場価格1万7千円くらいのところを5,000円と格安で入手できたので、簡単にだがレビューしたい。なお僕は Xperia Z4 Tablet を所有していないので、単純にキーボードのみのレビューとなっている(画像の Xperia Z4 Tablet は父親の所有物)。
Xperia Z4 Tablet 専用 Bluetooth キーボードについて
主な仕様は以下(公式ページより引用)。
キーボード 仕様 | ||
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対象機種 | Xperia(TM) Z4 Tablet | |
キーピッチ | 15 – 17 mm(キーストロークは1.2mm) | |
キーボードレイアウト | QWERTY-JISベース | |
Bluetooth標準規格 | Ver.4.0 | |
充電端子 | microUSB端子 | |
外形寸法(突起物含まず) | 約 254×7.5×170 mm (幅×高さ×奥行) (最薄部:約 3.4 mm/タブレット取付け部含む高さ:約 21 mm) |
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質量 | 約 365 g |
Xperia Z4 Tablet 専用 Bluetooth キーボードはバッテリー駆動。バッテリーライフは1日8時間キーボードの電源をONにした状態で、うち2時間使用した場合で45日間としている。
Xperia Z4 Tablet はホワイトとブラックの2色展開だが本キーボードはブラック1色のみの展開となっている。価格はオープンだが、ソニーストアでは 15,880円(税抜)で販売されている。
Xperia Z4 Tablet には専用キーボード用アプリが展開されており、Windows PC のようにランチャーが起動できる。
また PC のように様々なファンクションキーに対応。
Xperia Z4 Tablet 専用 Bluetooth キーボードレビュー
こちらがキーボード。docomo selection との記載があるので Xperia Z4 Tablet と一緒にドコモショップで購入したと思われる。純正品のパッケージデザインとちょっと違うかもしれないが、中身は同じ。
公式ページでは Xperia Z4 Tablet 専用キーボードと紹介があるが、動作環境が Android OS とのことなので、おそらく Android 搭載端末であればどんなスマホやタブレットにも対応していると思われる。
実際に Xperia Z4 Tablet に装着したところ。さすがは純正品、統一感があり正面から見るとラップトップにしか見えない。ただ Xperia Z4 Tablet の本体色がブラックなの統一感があるが、本体色がホワイトだとかなり違った印象になる(実際に店頭で目撃したことがある)。
ファンクションキーが青色なのも “ビジネス向け” 端末という印象で、仕事用端末としても導入しやすそうだ。
なおキーボードとタブレットはゴム状の滑り止めでガッチリと固定される。多くの 2in1 タブレットのようにボタンで着脱などではないが、簡単にはハズレない仕様となっている。
閉じたところ。キーボードで本体を挟んで固定する形状上仕方のないことなのだが、閉じた際の天板がフラットでないのは少々不格好。定価約1万7000円ならもうちょっと作り込めたのでは?
Xperia Z4 Tablet に専用キーボードを装着して真横から見た写真。最厚部が Xperia Z4 Tablet の3倍近いのがちょっと垢抜けない印象。Xperia Z4 Tablet の重量が 389g なので、合計重量は 754g とそこまで重くはない。
しかし元々 Xperia Z4 Tablet が軽量なせいか数字よりも重く感じる。
閉じた際に Xperia Z4 Tablet に傷がつかないように内側にゴムが貼られて加工されている。
実際にキーボードを使用してみる
こちらがキー配列。エンターキーが小さく誤タイプはありそうだが、10インチ級タブレットの中でも比較的小柄な Xperia Z4 Tablet の横幅と同サイズながら、F1~F12、PrtScキーまで備えられている点は評価したい。
実際にキーボードを叩いてみて違和感が。キーボードの真ん中付近をちょっと力を加えて押すとキーボード全体がたわむ。僕は割りと強めにタイプするので、この点はちょっと気になる。
以前紹介した『『Think Tablet 2 Bluetooth キーボード』レビュー。スタンド&トラックポイント付きでどこでも作業』も同じように中央がたわむのだが、このキーボードよりもたわみやすかった。
キー自体はストロークもそれなりにあり「キーボードを叩いてる」という感触はある。またタイプする際の音も小さく(カチャカチャではなくコトコト)、新幹線や飛行機などの公共の場で使用する際には良さそうだ。
キーボード自体のサイズは小さいものの、少し慣れれば快適にタイピングができる。ただやはりエンターキーを押そうとして”」”キーを押してしまうことはよくある。これに関しては慣れるまでに時間を要する。
つづいてトラックパッド。トラックパッドはサイズこそ小さいものの、Bluetooth 接続のトラックパッドにありがちなちょっとした誤差は少ない。また Mac OS のように2本指でのスワイプ(縦横)もカクつきは少なく良好。
なかなか優秀だ。
まとめ
Xperia Z4 Tablet は僕の父が所有するものなので、専用キーボードで長期間色々なことは試せなかったが、大体の使用感はこんな感じ。キーボードとしての使い勝手は良好だが、プラスチッキーな素材感と安っぽいデザイン(特に天板のところ)は、1万7000円という価格を考えるともうちょっと何とかならなかったのかな?という印象。
キーボードとタブレットの一体感はあるものの、ちょっと値が張るので単純に Xperia Z4 Tablet でキーボードが使いたいという人は別なキーボードを買った方がコストパフォーマンス的にも良いかもしれない。
以下はスタンドは付いていないが、2000円台だし薄くて使い勝手も良さそう。