アマゾンプライムデーで購入した Kindle Paperwhite。自分の手元に入って約3週間が経った今、僕にとって最高のタイミングで、月額980円で約12万冊(洋書は120万冊)が読み放題の夢のサービス「Kindle Unlimited」が提供開始となった。
早速登録してみたので、その使用感やどんな魅力的な書籍が揃っているのかを紹介していきたい。これまでのお盆休みのように、田舎の祖父母の家で暇を持て余すことなく読書ができると思うと最高だ。
Kindle Unlimited とは?ざっくりと説明
“Kindle Unlimited” の名前は知っていても、実際どんな中身のサービスなのかを知らない人だろう。ここでざっくり説明すると「ビジネス書やコミック、雑誌など12万冊が読み放題!さらに洋書なら120万冊が読み放題なんだって!」というもの。
実際に対象となる書籍を眺めていると、僕が普段読んでいる雑誌や、ブログでよく読んでいる実用書関連まで対象となっており、正直かなり興奮している。
単なる小説とかが12万冊だと思い込んでいたのだが、買ってもすぐに読み終えてしまう雑誌やウェブの参考書など、比較的流動的な内容の本が月額980円で読み放題というのは凄まじい。
まだまだ検索性は良くないものの、一応大まかにジャンル別に分けられており、自分が読みたいジャンルの本を検索できる。
こんな書籍まで読み放題!?対象書籍の一部を紹介
僕が Kindle Unlimited の対象書籍をざーっと見てみて、特に「おぉぉ!」と唸った対象書籍の一部をご紹介したい。
ウェブ関連の実用書なども読み放題
まず個人的にかなり(良い意味で)驚いたのが、ウェブ関連の実用書。画像内の 「できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240」や「HTML&CSS 標準デザイン講座【HTML5&CSS3対応】」は個人的に購入している。
こういったウェブの実用書は、1冊の価格が 2~3,000円と結構高めなのだがブログなどをやる上で必読。しかもウェブのテクノロジーは日々進化するので、情報が古くなったら買い直しが必要となるジャンルだ。こういった実用書が読み放題というのは大きいだろう。
dマガジンにはない雑誌類も読み放題
僕は普段ビジネス書や小説よりも圧倒的に雑誌を読むことが多い。毎月変わっていく内容の雑誌を普通に購入すると結構な出費になるし、置き場所にも困るという理由から「iPad が本屋の雑誌棚に!『 dマガジン』は月400円で100誌以上読み放題。」で紹介した「dマガジン」に登録している。
Kindle Unlimited の対象雑誌を確認すると、dマガジンと被っているタイトルもあるが、僕がよく読むけど dマガジンでは読めない「flick!」や「MONOQLO」、「家電批評」が揃っていることに感涙。
dマガジンと組み合わせれば、もう僕が毎号読んでいる雑誌で定額サービスで読めない雑誌はないのでは?と思えるほど充実している。
コンビニの雑誌棚をまるごと僕の iPad Pro に入っているような感覚だ。これって実はものすごいことで、数年前にはこんなに電子書籍が発展するとは考えられなかったのではないだろうか。
なお dマガジンはネット環境が必須だったのだが、Kindle Unlimited は端末に雑誌をダウンロードするため、ネット環境がない状況でも読めるのが嬉しい。
あの気になっていたビジネス書も充実
僕は地元に帰省するタイミングや、どこかに旅に出るタイミングなど長時間移動の際に Kindle でビジネス書を購入して読んでいる。
雑誌だと比較的すぐ読み終わってしまうし、新しい本は Wi-Fi 環境下でないとダウンロードできない。また旅という高揚感の中でビジネス書などを読むとリズミカルに読み進められるため(普段は何気なくメッセンジャーの通知とかがくるとそっちに興味が移ってしまう…。)。
僕が最近購入した「最速の仕事術はプログラマーが知っている」や、永江一石さんの「金がないなら頭を使え 頭がないなら手を動かせ」なんかも対象となっている(もうちょっと待てばよかった)。
ビジネス書は積ん読になりがちなので、読み放題サービスを利用すれば、家の本棚を圧迫することもない。
洋書をよく読む人は登録しない理由がないのでは?
Kindle Unlimited は、国内書籍だけでも12万冊が揃っているが、米国では約2年前から本サービスがスタートしているため、洋書なら120万冊以上が読み放題。すごい。
これまで日本に住んでいると手に入れるのが難しかった洋書(特に地方)だが、Kindle のローンチで国内外場所を問わずに気軽に購入できるようになり、Kindle Unlimited では遂に洋書を読む人の方が有利なサービスとなっている。
洋書が「120万冊以上」と記載されているが、実は世界各国の本が(数は少ないものの)揃っている。ドイツ語やスペイン語の書籍もそれぞれ5万冊程度があって、月額980円で読み放題なのだから驚きだ。中国語も120冊ほど確認できた。
実際に Kindle unlimited を利用してみる
Kindle Unlimited は、いまのところ PCブラウザなどから利用するのが楽。アマゾントップページの “Kindle Unlimited 読み放題” という項目をクリックし、対象となる書籍を探しだす。
すると「読み放題で読む」項目が出現していると思うので、こちらをクリック。すると、1クリックで購入した時のようにどの端末に送るかを選択し、実際に各 Kindle 端末やアプリに配信されているはず。
利用方法はかなりシンプルかつシームレスだ。
実際に Kindle Paperwhite から Kindle unlimited を使ってみた。メニュー上部の「ストア」から Kindle Unlimited を選択すると、上のような画面でダウンロードしたい書籍を選択する。
対象書籍にはしっかりと Kindle Unlimited と記載されている。「今すぐ読む」を選択すれば、自動的にライブラリに入る。
ダウンロードが完了すれば即読めるようになる。もちろんダウンロードが完了していれば Kindle Paperwhite がオンライン状態にある必要がないので、飛行機の機内や新幹線の中でも読書が楽しめる。
まとめ
最初は「980円で本が読み放題?確かにお得なのかもしれないけどどうなの?」と少々懐疑的な印象を持っていた。しかし、実際にお試し30日間に登録してみると、上記で紹介したようなウェブ系の実用書や dマガジンにはない雑誌類、洋書なども揃っていて充実している。
まだまだローンチしたばかりなので、対象書籍がどんどん増えてくるだろうと思うので楽しみだ。このタイミングで Kindle Paperwhite を購入しておいてよかった。Kindle Paperwhtie のレビューは『白いKindle Paperwhiteレビュー。まるで紙の本のように電子書籍が読める端末』をどうぞ。
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