アマゾンが「Kindle Paperwhite」のマンガモデルが登場。内蔵ストレージが 4GB から32GB となり、ページめくり速度が従来のKindle Paperwhite より約 33% アップしている。発売日は 10月21日で、価格は 1万6,280円から。
ただ紹介するのもつまらないので、「既存 Kindle Paperwhite ユーザーの買い換え」についても触れてみた。
既存の Kindle Paperwhite と「マンガモデル」の違い
従来の Kindle Paperthie からストレージが従来の8倍となったマンガモデル。主な違いは
- 内蔵ストレージが 4GB → 8GB となった
- ページめくり時の表示速度が 33% アップした
ということくらい。大きな違いは内蔵ストレージが 32GB となったこと。これによって約700冊のマンガを持ち歩けると謳う。ストレージに関しては、個人的に「micro SDスロット付けてくれるだけで万事解決」なのだが。
解像度などや筐体サイズなどハード的な大きな仕様変更はないが、ページめくりの際の速度が微妙に速くなったそうだ。実際に端末を手にとって試しているわけではないのだが、体感速度はそこまで変わらないのではないかと思う。
既存の Kindle PaperWhite ユーザーにマンガモデルへの買い換えは必要?
正直このニュースを見たとき、僕はマンガモデルの Kindle Paperwhite は要らないのでは?と思った。
たしかにマンガを Kindle で読む際にネックとなっていたのは「内蔵ストレージの容量」と「表示速度」。内蔵ストレージが大きくなったのは嬉しいが、どちらかと言えば micro SDカードスロットあたりを搭載してほしかった。
また、従来のページめくりの速度から数倍なら買い換えの余地もありそうだが、33% アップくらいであれば、そこまで体感が変わるとは思えない。
実際 E-Ink の電子書籍端末は「マンガを読む」という点では表示速度や画面反転の問題でまだまだだで、普通にスマートフォンとか iPad などのタブレット端末で読む方が快適だと感じている。
こんな人には良いかも
マンガモデルは内蔵ストレージがアップしているので、実は教科書やPDF書類、自炊した書籍を読むための端末として良いかもしれないと考えている。
Kindle は E-Ink の電子ペーパーなので、タブレットで表示させておくよりもより “紙感” がある。とは言え E-Ink 搭載の Kindle 端末は内蔵ストレージの容量が少ないため、比較的容量の大きい PDFファイルにはあまり適していなかった。
ということでマンガモデルは
- レジュメやプリントなどを表示させる
- 自炊(紙の書籍を自分でスキャナで読み込んだもの)を読む
といった人は買い換えもアリだと思う。ただ、普通に Kinlde ストアで書籍を購入しているだけの人には買い換えは必要なさそう、というのが僕の意見。
これから Kindle ライフをスタートするならマンガモデルはアリ
価格が 4GB の従来モデルと比較して2,000円くらいの差なので、これから Kinlde ライフをスタートしたいと思っている人は、どうせならこっちでも良いかと。
マンガモデルを購入できるのは日本国内のみ。購入は1人5台までとなっているので、早めに手に入れたい人は予約購入をしておいた方がよいかもしれない。