今日のお昼に『なにが違う?今までの MacBook Pro と新しい MacBook Pro。良いところばかりじゃないので買い換えに悩む』という記事を公開した。「さすがに買わないわw」という内容の記事を、買わない理由とともに書いたのだが、実機を見たらやっぱり欲しくなった。
今回はヨドバシカメラ錦糸町の許可を得て、店頭の実機の写真を撮って掲載許可をもらったので簡単なファーストインプレッションをお伝えしたい。重さはそんなに変わらないけど、やっぱり “Pro” ならではのサクサク感と液晶ディスプレイの発色が良かった。
新型13インチ MacBook Pro(Touch Bar非搭載モデル)の実機触ってきたのでレビュー。
こちらが昨日発表された 13インチ MacBook Pro の実機。スペースグレーがなかなか良い感じ。アップルのロゴも光らなくなったので、質感的や遠目に見ると 12インチ MacBook っぽさを感じる。
Touch Bar や Touch ID 搭載のモデルではなく、従来機に近い 14万8,800円のモデルの方だ。ヨドバシカメラ錦糸町の店員さんによると、実機が入ってきたのは2台でそのうちの1台は展示品としているとのことで、実際に来店者が購入できるのは1台限りだそうだ。
なお Touch Bar 搭載モデルの入荷は 2~3週間後とのことだが、ポイントが5%貯まるのでヨドバシカメラで購入する方がアップルストアよりも1万円前後お得に買える(写真撮らせてくれたので宣伝)。
まず驚くのはディスプレイの発色。実際に別の端末と比較した画像は撮っていないのだが、明らかにデスクトップの壁紙の発色が良い。雪山に夕陽が差し込むあたりのオレンジっぽいところがかなり綺麗で、思わず見入ってしまうほど。iPhone 7 / 7Plus と同レベルの発色なのかは不明だが、これは是非店頭で一度確認してみてほしい。
Touch Bar 未搭載モデルのキー配列はこんな感じ。まぁ 12インチ MacBook と配列は変わらないが、構造が若干異なるとのこと。実際にキーボードを叩いてみると、ちょっとキーストロークを感じる気がする(新品だから固いだけかも)。
タッチパッドのサイズはおそらく 12インチ MacBook と大きく変わらないが、縦に若干広くなった印象を受ける。まぁ誤差レベルかも。なお両サイドにスピーカーが備わっており、音の拡がりが楽しめるようだ。実際に音楽を再生してみたがたしかにステレオ感を感じることができる。
Touch Bar 非搭載モデルは USB Type-C ポートが2つしかない
Touch Bar 非搭載モデルの13インチ MacBook Proは USB Type-C のポートが2つしか存在しない。Touch Bar 搭載モデルは左右あわせて 4つなので、この点は若干不便を感じるかも。
例えば、1ポートを充電に使ったとしてもう1ポートにポータブル HDDなどを挿したら SD カードや USB メモリからデータを読み込めないなどの弊害が生じる。
この点でも Touch Bar 搭載モデルを買うかどうかの指標にも繋がりそうだ。
新型 MacBook Pro の薄さと重さは意外と分からないレベル
横からみた薄さはこんな感じ。従来機から 2mm 程度薄くなったようだが、実際に手に取った感じだとそこまで違いを感じられなかった。アップルは発表会で「こんなに薄くなって軽くなったよ!」とアピールをしていたが、誤差レベルだと思っていて良さそうだ。
隣にあった従来機と比較すると、ディスプレイ部分くらいは薄くなっている。こうやって見比べると「やっぱ薄いな!」と思うかもしれないが、単品で持っていると 2mm の薄さの違いはほとんど感じず、なんなら 12インチ MacBook を普段持ち歩いている僕にとっては分厚く感じた。
なお重さに関しても 210g と、iPhone 7 Plus にケースを装着した時と同じくらい軽くなっているようだが、手で持って比べてみても、そこまで「お!めっちゃ軽い!」とはならなかった(普段は 12インチ MacBook を持ち歩いているというのもあるかもしれないが)。
体感できるレベルではないかもしれないが、それでも軽くなって薄くなったという事実は変わらないので、やっぱり嬉しいところ。13インチ MacBook Air と重さはほとんど変わらないというのは、Air から買い換えの人には結構良いかも。
12インチ MacBookっぽい感じなのにサクサク動くギャップに物欲が。。
キーボードや筐体の色から、頭では MacBook Pro と分かっていても、どうしても 12インチ MacBook っぽさという先入観がついてきてしまうので、実際に触った時のサクサク感には感動する。特に iTunes や画像を開いたときに顕著に感じた。
僕は自宅では 13インチ MacBook Pro Retina の 2013年後期モデルを使っているのだが、それでも「Pro ってこんなにサクサクだったっけ?」という感じ。まぁ3年も経ってるので、最近の MacBook Pro はみんなこんな感じなのかもしれないが、このサクサク感が僕の物欲を復活させた理由の1つなのは間違いない。欲しくなってきた。
まとめ
とまぁこんな感じで、家電量販店で15分ほど触ってきた感想を並べてみた。デザイン的なバイアスもかかっているかもしれないが、全体的に「パワーアップした 12インチ MacBook」という印象。Touch Bar が試せていないのだが残念だが、新型 MacBook の所感はこんなところ。
12インチ MacBook はまた層が違うかもしれないが、すでに MacBook Air や Pro を持っていて「そろそろ買い換えようかな」と思っている人は、1ドル100円くらいに値下がりしたし買い換えても良さそうだ。特に MacBook Air を使っている人は Retina ディスプレイの良さが実感できるだろう。
「1台しか入ってません!」という謳い文句に「ぐぬぬ…!」と買いそうになった僕だが、ギリギリで踏みとどまったので買うとしたら Touch Bar 搭載モデルを買うと思います。
5% のポイントが貯まるので、カスタマイズしないのであればヨドバシカメラがお得ですよ(宣伝)。従来機と新型 で変わった点は『なにが違う?今までの MacBook Pro と新しい MacBook Pro。良いところばかりじゃないので買い換えに悩む』をどうぞ。