「Moto Z」用機能拡張モジュール「Moto Mods」実機レビュー!プロジェクターに10倍光学式ズームカメラなど

moto-mods10仕事をサボって見に行った CEATEC JAPAN 2016 よりレポ。つい先日『2in1の変態タブレット「YOGA BOOK」実機レビュー!Haloキーボードやスタイラスを使った感想』で YOGABOOK をレビューしたが、隣のブースでモトローラのスマートフォン Moto Z が展示されていた。Moto Z の背面に装着できる機能拡張モジュール「moto mods」も会場で試すことができた。

プロジェクターやカメラ、スピーカーなどのモジュールを試してきたので、各モジュールごとにレビューしたい。

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モトローラのハイエンドスマホ「Moto Z」について

moto-mods15Moto Z はモトローラから発売予定のスマートフォンのハイエンド機。最薄部 5.2 mm の 5.5インチ WQHD ディスプレイ搭載で、同時に発売予定の Moto Mods と呼ばれるアタッチメントを装着することで様々な拡張機能が楽しめるのがポイントだ。10月30日に国内で発売予定。

主な仕様は

  • ディスプレイ:5.5インチ (2560 x 1440) スーパーAMOLED
  • SoC:Qualcomm Snapdragon 820
  • メモリ:4GB
  • ストレージ:64GB (128GBまでの micro SD 対応)
  • カメラ:リア(1300万画素)、フロント(500万画素)
  • バッテリー:2600mAh
  • サイズ:155 x 75.3 x 5.2 mm
  • 重量:134g

といったところ。充電用端子は USB Type-C で、15分の充電で最長8時間駆動と謳う TurboPower 充電に対応する。またカメラには光学式手ブレ補正を搭載し、レーザーオートフォーカス搭載で光量の少ない夜などでも鮮明な写真撮影が可能としている。

Moto Z 単体だとそこまでの特徴はなく、個人的にそこまで興味が惹かれなかったので、この記事では Moto Mods について紹介していきたい。
 

機能拡張モジュール「Moto Mods」でトランスフォーム。


こちらが Moto Mods と呼ばれる機能拡張モジュールのコンセプト動画。拡張バッテリーや大型のスピーカー、更には70型プロジェクターや光学10倍ズームができるカメラモジュールなどさまざまな製品がラインナップされている。

全部試してきたので1つずつ紹介していきたい。

Incipio OFFGRID POWER PACK(バッテリーパック)

moto-mods12まずはバッテリーパック。2220mAh のバッテリーを搭載し、拡張バッテリーパックを装着することで、最長20時間連続駆動が可能となると謳う。Moto Z のバッテリー残量を考慮しつつ、充電する速度が変わるらしい。カラーはブラックとホワイトの2色展開。価格は約9,500円

moto-mods6横から見るとこんな感じ。思ったよりも薄く、Moto Z に装着した状態で合計約200g程度なのでMoto Z に装着しても違和感はない。ただ、バッテリーパックの充電方法が無接点充電のみの対応のようで、専用の Qi 充電器が必要なのは少々残念。普段使用なら良いが、旅行の時などは荷物がかさばりそうだ。

主な仕様は

  • サイズ:152.7 x 73.5 x 6.2 mm
  • 重量:79 g
  • バッテリー容量:2220mAh(最長20時間駆動)

といった感じ。

公式ページを確認すると、現時点で予約購入できるのはアマゾンのみのようだ。

SOUNDBOOST I SPEAKER(JBLステレオスピーカー)

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moto-mods3こちらは JBL のスピーカーモジュール。3W の直径27mm スピーカーを 2基搭載するステレオスピーカーで、よりパワフルなステレオサウンドが Moto Z 単体で楽しめる。1000mAh のバッテリーを搭載しており、最長10時間音楽再生が可能としている。ブラックとホワイトの2色展開で、価格は約1万2,800円。

moto-mods4特徴として、Bluetooth 接続ではないためペアリングや混線などの面倒はなく、Moto Z にくっつけるだけで良い。それ故に、せっかく内蔵バッテリーを搭載しているのにもかかわらず、Moto Z とスピーカーを切り離して使うことはできないそうだ。

個人的にスピーカーは顔の正面あたりにあった方が良いと感じるので、スマートフォンをいじりながらスピーカーを正面に置くことができないのは残念なところ。また音質も、スマートフォンにしては良いが、外部の Bluetooth スピーカーを購入した方が結局のところ良さそうだと感じた。

コンセプト自体は面白く、スマートフォンスタンドとしても使えるので気になったら買ってみても良いかもしれない。

【仕様】

  • スピーカー:27mm の 3W スピーカー x 2基でステレオサウンド
  • バッテリー:1000mAh(最長10時間駆動)
  • 充電端子:USB Type-C
  • サイズ:152 x 73 x 13mm
  • 重量:115g

INSTA-SHARE PROJECTOR(プロジェクター)

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moto-mods11個人的に Moto Mods の中で一番おもしろい!と感じたのが、このプロジェクター。Moto Z とそう変わらないサイズ感ながら、70型までの大型プロジェクターとして使えるのが魅力。面倒な設定や煩わしいケーブルなどを必要とせず、100g の筐体で Youtube や Hulu などはもちろん、写真などが平な壁さえあれば大画面で楽しめる。

基本的には Moto Z からの給電で駆動するが、1100mAh の内蔵バッテリーを搭載しており、プロジェクター単体で最大60分駆動する。また解像度は 854 x 480 のWVGA (480p)で、プロジェクターとしては十分実用的だ。当たり前といえば当たり前だが、Moto Mods は1台に1つまでしか装着できないため、オーディオ出力で上記で紹介したスピーカーと併用することはできない。

実際にプロジェクターを使っているようすを撮影した。展示場のおねえさんのチョイスがドラゴンボールの歌なのが疑問に残る。

【仕様】

  • プロジェクター技術:DLP
  • 輝度:50ルーメン
  • 解像度:854 x 480 WVGA (480p)
  • サイズ:153 x 74 x 10 mm
  • 重量:104g
  • 設定オプション:手動フォーカス、画面角度、輝度
  • 台形補正:-40º ~ 40º
  • 充電端子:USB Type-C

こちらもアマゾンで予約購入が可能で、発送は10月30日、価格は約3万6,500円となっている。

HASSELBLAD TRUE ZOOM(ハッセルブラッドトゥルーズーム)

moto-mods7そして最後はカメラモジュール。ハッセルブラッド社製で、光学式10倍ズームを搭載する1200万画素のデジタルカメラ。Moto Z のリアカメラが1300万画素なので、画素数だけでみると劣るが、センサーサイズなどから考えると綺麗に撮れるはず。

F値は 3.5 ~6.5 で、1/3.2型のセンサーを搭載する。焦点距離は4.5 ~ 45 mm(35 mm 判換算 25 ~ 250 mm相当)といったところ。マクロも 5cm ~ に対応しているため、物撮りなんかにも良さそうだ。また個人的には RAW形式での保存ができる点も魅力だった。

moto-mods9Moto Z に装着した状態でこんな感じ。僕が所有する1型センサー搭載の LUMIX CM10 とそこまで厚さが変わらない。

実際に光学式ズームを使用しているところを動画で撮ってみたので載せてみる。iPhone がデジタルズームと 2x 望遠レンズを組み合わせることで「最大10倍ズーム」と謳っているが、あれはデジタルズームなので、スマホで撮った写真をアルバムで拡大表示するのと変わらない。

対してこのカメラモジュールは光学式ズームなので、双眼鏡や望遠レンズと仕組みとしては同じようなものだと考えて良く、デジタルズーム的な写真の劣化はほとんどない(暗いシーンには弱いけど)。”150g程度のスマホの周辺機器”という扱いでこういった製品が選べるというのは嬉しいところだ。

【仕様】

  • サイズ:152.3 x 72.9 x 9.0(最薄部) – 15.1(最厚部) mm
  • 重量:145g
  • 解像度:1200万画素
  • ビデオ撮影:フルHD
  • センサータイプ:BSI CMOS
  • センサーサイズ:1/3.2型
  • 口径:ƒ / 3.5 ~ 6.5
  • ズーム:10 倍光学/4 倍デジタル
  • 焦点距離:4.5 ~ 45 mm
    (35 mm 判換算 25 ~ 250 mm相当)
  • フラッシュ:キセノンフラッシュ
  • ISO:100 ~ 3200
  • ファイル形式:静止画像: JPG、DNG (RAW)、ビデオ: MPEG4
  • 手ブレ補正:OIS

なぜかカメラモジュールのみがビックカメラで予約購入となっており、価格は税込み3万1,000円ほど。
 

まとめ

moto-mods5スマートフォンの拡張機能モジュールは以前 LG が G5 などでも登場しているが、プロジェクターやカメラなどここまで機能性が充実したモジュールは Moto Mods が始めてだろう(グーグルのモジュール化スマホ Project Ara も開発中止になったし)。

Moto Mods はそれぞれ Moto Z とは別売りで、ちょいちょい買い足して遊ぶことができるので、1台のスマートフォンで長く楽しめるのが魅力だろう。また Moto Mods は、今後発売するモトローラの次期スマートフォンでも使えるようにするとしているので、1世代だけであとはガラクタとなってしまうリスクは低そうだ

Moto Z と Moto Mods の発売は10月30日。カメラモジュール以外は日本のアマゾンで予約受付中なので、気になった人はチェックしてみると良さそうだ。個人的に一番気になったのは、やっぱりプロジェクター。

スペックの参照元、一部画像引用:http://www.motorola.co.jp/moto-mods