9.7インチ iPad Pro ユーザーは10.5インチに買い替えるべきか。スペックや変更点などから考える

今月6日にアップルが開発者向けの発表会イベント WWDC にて、iPad Pro の 10.5 インチモデルを発表した。うわさでは耳にしていたが、まさか本当にディスプレイサイズが 10.5 インチの iPad Pro が登場するとは驚きだ。

代わりに発売から1年ちょっとの iPad Pro 9.7 インチはひっそりと消え去ったということで、9.7インチ iPad Pro ユーザーにとっては、あまりにも早い終了ということで衝撃が走ったという人も少なくないはず。

今回は iPad Pro 9.7インチユーザーの僕が、 10.5インチモデルとの違いや買い替えるべきか否かなどを書いておきたい。だらだらと文章を書いているが、実際に 10.5インチ iPad Pro に触れたわけではないので、情報源としてではなく暇つぶし程度の気持ちで読んでもらえると嬉しい。

 

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実際なにが変わったの?iPad Pro 9.7インチと10.5インチ

9.7 インチ iPad Pro と同じサイズの iPad Pro(左)と 10.5インチ iPad Pro(右)を並べてみたところ。サイズは厳密ではないが、ディスプレイサイズが変わったことでどの程度見た目に変化が生まれるかが分かる。外観以外にも変わったところがいくつかある。

 

  • 画面サイズが 9.7 インチから10.5インチになった
  • A10X Fusion 搭載で処理能力がアップした
  • ベゼルが狭くなった
  • 若干サイズと重さが変わった
  • ディスプレイが新しくなり、明るさやリフレッシュレートが改善
  • ストレージに 512GB が選べるようになった

 

ディスプレイサイズが 9.7インチから 10.5インチに

目に見える大きな変更点として、ディスプレイのサイズが 9.7インチから 10.5 インチへと変わったことが挙げられる。ディスプレイサイズが変わると使い勝手など、少しの差でも印象が変わる。操作感は実際に 10.5 インチモデルを使ったわけではないのでなんとも言えないところだが、こうして画像を並べて比較してみる限りでは、やはりベゼル(画面の枠)が狭くなったことでスタイリッシュな印象を受ける。

ウェブや写真、雑誌の見開きなどは 9.7インチ iPad Pro よりも見やすくなることが予想できるが、ベゼルが狭くなったことで手で持つ際に、ディスプレイを指で触れたくない派の人にとってはちょっと操作しづらくなる可能性もある。ディスプレイ上に指を置いても問題なく操作できるとは言え、個人的には指がディスプレイ上にあるというのは良い気持ちはしない。

 

ディスプレイが新しく。明るくなって、Apple Pencilでよりヌルヌル書ける

10.5 インチ iPad Pro はディスプレイの性能がアップした。リフレッシュレートが 120GHz と従来の2倍になったため、よりディスプレイがヌルヌル動くとしている。リフレッシュレートとは 1秒間に画面が切り替わる回数のこと。これは Apple Pencil の操作感にも影響し、より紙に書いている感覚に近い状態でのメモやお絵描きが楽しめるはず。

このディスプレイの変更がどの程度実際の使用感に影響があるのかは、実際に使ってみないと分からないが、動きの激しいアクション映画やスポーツ観戦などの動画コンテンツを見る場合にはより快適に楽しめそうだ。

 

体感できるレベルかどうかは別として処理速度がアップ

上画像はアップルが公開している 10.5インチ iPad Pro と 9.7インチ iPad Pro のスペック比較。10.5 インチは A10X Fusion、9.7インチは一世代前の A10 Fusion を搭載している。これにより、10.5インチ iPad Pro は処理速度が数十%速くなっている。実際に数字ほどの変化を体感できるかは別として「処理速度が速くなった」という事実は揺るぎない。

こちらも意識するのは購入する前で、実際の使用感にどこまで影響するのかは不明。アプリの読み込み速度が早まったり、画面の切り替えでカクつかないなどの恩恵は受けられそう。

 

サイズや重さについて

■9.7インチ iPad Pro

  • 169.5 x 240 x 6.1mm
  • 437g(Wi-Fi版)
  • 444g(Wi-Fi+Cellular版)

■10.5インチ iPad Pro

  • W174.1×H250.6×D6.1mm
  • 469g(Wi-Fi版)
  • 477g(Wi-Fi+Cellular版)

9.7インチは iPad Air 2 と同じ重さだったが、10.5インチでは、Wi-Fi モデルでは32g、セルラーモデルでは33gの重量差がある。わずか 30g 程度の差とは言え、iPad は MacBook などと違い、手に持って操作するため、少しの重さが影響すると思う。

また、重さだけでなく9.7インチ と 10.5 インチでは筐体のサイズがそこまで変わらないとはいえ若干違う。スリーブケースであれば流用できるのだが、iPad Pro 用のハードケースなどの流用はできない。

 

 

逆に今回から新しく追加された iPad Pro 用のレザースリーブケースなどは 9.7インチ iPad Pro でも、ジャストフィットではないものの使うことはできるはず(公式サイトには 10.5 インチ iPad Pro 用とされているが、サイズ的には9.7インチも収まる)。Apple Pencil も一緒に持ち歩けるというのはかなり魅力的なので、例え iPad Pro を買い換えなくてもレザースリーブケースは買うかも。

 

 

 

10.5 インチ iPad Pro は既存の Apple Pencil や Smart Keyboard は使えるの?

実際に試したわけではないので確実ではないものの、画像で確認する限りでは端子の規格は同じように見える。従来の9.7インチ iPad Pro 用の Smart Keyboard は、カバーとして使えるかは別として、12.9インチ iPad Pro サイズの Smart Keyboard を 9.7インチ iPad Pro で使うことはできた

この例からいくと、多少サイズの違いはあれど従来の Smart Keyboard を 10.5 インチで使ったり、新しい JISキーボード配列対応の Smart Keyboard を 9.7インチ iPad Pro でも使える可能性は高そうだ。この辺は実際に店舗に並んでから試して追記していきたい。

Apple Pencil はハード側の変更点はないため、従来品が使えるものと考えられる。

 

iOS11 は 9.7インチ iPad Pro でも使える

iOS は iPad にとって魅力的な機能が多く備わった。例えば「ファイルのドラッグ&ドロップ」や「Mac OS の Finder のようなファイルアプリケーション」など。iPad をより PC ライクに使えるということで、これまで仕方なくラップトップを持ち歩く人が、iPad Pro だけで作業ができる可能性がちょっとだけ拡がった。

発表を見ているとすべて 10.5 インチ iPad Pro で操作しているため、あたかも新モデルのみの対応のような印象を受けがちだが、9.7インチ iPad Pro でもこれらの便利機能は使うことができる。

 

9.7インチ iPad Pro から 10.5インチ iPad Pro への買い換えは必要か

■10.5インチ iPad Pro を選ぶメリット

  • 何と言っても最新モデル
  • ディスプレイのサイズがちょっと大きくなった
  • 性能がアップしている
  • 512GB と母艦並みのストレージも選べる

処理速度やディスプレイの大きさは若干変わっているところだが、基本的には 9.7インチ も 10.5 インチもできることはほぼ同じなので、よっぽど新しいハードが欲しい、512GB のストレージが欲しいという人以外は買い替える必要性はそこまで無さそうだ。

まだ実物を見ていないので「買い換えが必要なのか」は判断の難しいところだが、個人的には「今回は買い換えなくても良いかな」と思っている。もちろん最新の端末だし、ディスプレイサイズが変わったということで気になるのは気になるが、iOS 11 は 9.7 インチでもアップデートできる。

ちなみにこれから iPad Pro を買う人は、10.5 インチを選んだ方が機能的には良いが、逆に安くなった 9.7 インチ iPad Pro を中古で購入するのもアリかもしれない。

 

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画像引用、参照:アップル