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僕が『12.9インチのiPad Pro』を手放した理由|僕が手放したモノ Vol.3

僕が『12.9インチのiPad Pro』を手放した理由|僕が手放したモノ Vol.3

欲しい理由があって買ったモノも、実際に手に入れてみると「ちょっと違った」なんてことは誰にでもあるはず。

トバログではこれまでさまざまなモノやガジェットをレビューしてきたけれど、時代の流れや自分のスタイルに合わないというモノも少なくない。始めから終わりまでレビューするために、不定期連載として「僕が手放したモノ」をスタートした。

第3回となる今回は『12.9インチの iPad Pro』。第2世代の 12.9インチ iPad Pro を手に入れてしばらく使ってみたのだけれど、自分の使い方には合わないと感じたこともあり、初期不良に遭った時点で取り替えずに返品してしまっていた。

 

■好きだった点

  • 画面が大きく雑誌を読むためには最高
  • スピーカーからの音質が良い
  • なによりディスプレイがきれい

 

■残念だった点

  • 約700gと大きく重たい
  • 手に持ったり仰向けだと重くて使えない
  • 結局PC作業の方が快適でPCを持ち歩くようになってしまった

 

 

アップルの12.9インチ iPad Pro について

今さら紹介する必要はないかもしれないが、12.9インチの iPad Pro はアップルのタブレット端末。雑誌やウェブなど広いディスプレイで楽しみたいという用途に最適だ。

僕が購入したのは1年半ほど前で、現行モデルの iPad Pro ではなく第2世代の iPad Pro。中古のセルラーモデルが実勢価格の半額程度で購入した。

 

なぜ 12.9インチ iPad Pro を買ったのか

iPad の魅力は直感的なタッチ操作に加え、Smart Keyboard や Apple Pencil といったアクセサリを用いることで、よりクリエイティブなことに使える点が魅力だ。

またオフィスツールやテキストエディタなど作業用のアプリも充実しており、映画や雑誌を楽しむだけでなく、仕事にも使えそうだと考え、それならば10.5インチの iPad Pro よりも大きいモデルが便利そうだと感じたから。

また、僕はこれまで初代 iPad から 3世代目、iPad mini 2、iPad Air、9.7インチ iPad Pro と定期的に買い替えてきている。これまで7~10インチ級の iPad はいくつか使ってきているが、12インチ級はまだ使ったことがなかったから、使ってみたかったというのも大きな理由の一つ。

 

『12.9インチ iPad Pro』を手放した理由

  • やはり大きく重たい
  • 結局PC作業の方が快適でPCを持ち歩くようになってしまった
  • 旅先でPCとの併用を考えるなら10インチ級がベスト

購入した理由は『12.9インチの iPad Pro(第2世代)を買いました』を読んでもらうとして、手放した理由は上記の3つ。それぞれ紹介していこう。

あらかじめ言っておくと、12.9インチ iPad Pro は他のサイズとの使い分けが便利な端末。タブレット端末だからといって持ち運びを想定した端末ではないと感じる。僕は9.7インチ iPad Pro の買い替えという位置づけだったので、敢えて持ち運んで使っている。

 

手放した理由①:やはり大きく重たい

写真は10.5インチ

12.9インチ iPad Pro を手放した1番の理由は7~11インチ級のiPad Pro と比較しても「大きく重たい」から。現行の12.9インチ iPad Pro は633g、僕が所持していた第2世代 iPad Pro は 692g もある。これは辞書1冊分くらいの重さだ。

そのため「iPad Pro だけバックパックに詰め込んで軽快に作業」という感覚ではなく、PCを持ってガッツリ作業する感覚とほぼ変わらない。これに Smart Keyboard やケースを装着すれば、12インチ MacBook よりも重たくなり本末転倒である。

この重量は持ち歩く際だけではなく、使っているときにも感じる。例えばソファに座ってゆったりと雑誌を読むとき。一見すると優雅だけれど、辞書ほどの重さの端末を手にしているため、想像以上に重たい。どこかに置いて読むのなら別だが、これでは15分が限界。

また寝る前に仰向けで本を読むとき。僕は寝る前に30分ほど本を読んでいるのだが、新書サイズの活字本を読みたいだけなのに「手には辞書を持っている」とすると、かなり重みを感じる。また誤って顔に落としたときには地獄の痛みだった。まあ新書であれば Kindle Paperwhite などで読めば良いのだが。

12.9インチ iPad Pro を使って感じたのは「デスクなどどこかに置いてコンテンツを楽しむ」のがベストだということ。まあそれなら Apple TV とかでも良いかな……という感じ。

 

手放した理由②:結局PC作業の方が快適でPCを持ち歩くようになってしまった


12.9インチ iPad Pro が魅力的に感じた理由としては「PCの代わりに持ち歩いて仕事ができる」という点。多くの人にとっては iPad でも快適に作業ができるようになってきてはいると思うが、それでもまだまだ慣れが必要だ(オフィスソフトや画像編集、ペイントツールなどそれぞれアプリもそれぞれ独自のものを用意する必要がある)。

慣れるには時間とモチベーションが必要となるのだが、手っ取り早く作業をしたいときにはどうしても(僕の場合は)MacBook Pro を持ち歩いてしまう。ある程度PCの操作に慣れている人にとっては「PCも手放した! 俺は iPad Pro でなんでもこなすぞ! 」という根気がなければ “PCの代わりとして” 使いこなすのは難しいのではと感じる。

まあ「ちょっと気軽に iPad だけ持って作業」であれば9~11インチモデルの方が機動性が高いし、PCとの使い分けもしやすいと感じる。

 

手放した理由③:旅先でPCとの併用を考えるなら10インチ級がベスト


写真に地図に音楽に。海外旅行には断然 iPad が便利な理由』という記事でも紹介しているが、僕の iPad Pro の使いみちとしては、主に雑誌や動画などコンテンツの消費だ。ディスプレイも大きくバッテリーもよく持つので、日常生活はもちろん旅先で真価を発揮する。

そして旅先ではいつもより作業の時間が取れないので、効率重視で MacBook Pro も持ち歩く。僕が愛用する MacBook Pro は15インチなので、充電器やケースを含めると2.5kg程度になる。なので 12インチ iPad Pro と持ち歩くと 4kg ほどになる(めちゃ重い)。

旅先で「ガイドブックを読んだり暇つぶしをして、たまに作業する」程度の用途なら、僕は 12.9インチではなくても良いかなと感じた。

 

でも大きなディスプレイでKindleが読めるのは本当に良いし、自宅用なら最高のタブレット端末


結局 12.9インチ iPad Pro を買ったものの、10.5インチ iPad Pro を使っている。ただ 12.9インチ iPad Pro は、ディスプレイがとにかく大きく、映画はもちろん写真や雑誌など、(重さ関係なく)コンテンツを楽しむ端末としては最高だ。

とくに雑誌に関しては、見開きで拡大せずに快適に読める。これは9~11インチの iPad Pro では難しいこと。しかも 12.9インチという大きなディスプレイを、あの薄さ、そしてこの軽さで、しかもバッテリーライフも10時間と考えると、本当に完成度が高い。

iPad を複数台所持していて、持ち運び用と自宅据え置き用として使い分けるのであれば、間違いなく僕は自宅用に 12.9インチ iPad Pro を買うことだろう(予算が許せば)。

 

まとめ

こんな感じで アップルの大型タブレット端末『12.9インチ iPad Pro』を手放した理由をつらつらと紹介してみた。僕にとってこのサイズを常用するのは難しかったが、端末としては本当にクオリティが高い。

自宅据え置きで考えている人や、普段から車移動で荷物の重さにはそこまでこだわらないという人にとっては、9~11インチよりも画面が大きく使いやすいはず。まあ失敗してもメルカリで売れるわけだし、気になる人は買ってみても良さそうだ。

 

12.9インチの iPad Pro(第2世代)を買いました。

写真に地図に音楽に。海外旅行には断然 iPad が便利な理由