ゲームのコト

僕とゲームボーイ

僕とゲームボーイ


――ゲームボーイが好きだった。

 

今でこそあまりやりこんではいないのだが、僕は小さい頃、ゲームボーイが大好きだった。ひとくちにゲームと言っても、ボードゲームやTVゲームなどさまざまな種類があるが、僕が好きだったのは、いわゆるポータブルゲーム機というやつだ。

 

いつでもどこでもゲームの世界に入り込めるから、というのが好きな理由だ。学校から帰ってきた後に、みんなで公園に集まってポケモンをやった。夏休みになると、旅行の移動中にもゲームをプレイしたことをよく憶えている。当時、僕の生活の中心にゲームボーイがあったことは間違いない。

 

なぜゲームボーイだったのか。TVゲームだと居間のテレビを占領するので決まった時間しかプレイできなかったというのも理由としてはあるが、なにより自分の手のひらのギュッと詰まった「ゲームボーイという筐体」が好きだったのかもしれない。今もスマホや「ポケットサイズの筐体」にものすごく惹かれるのだが、そのルーツはここにあるのだと確信している。

 

 

親がまだ寝ている時間に起きて、音量ダイヤルをくるくると下げてミュートにした状態で……

 

 

ぴこーん(脳内再生余裕)

 

 

電源を入れれば、すぐに冒険に出発できる。布団の中にもぐった状態でゲームをプレイできるのが、ゲームボーイの魅力だ。冬は手がかじかむので布団に潜りつつ、ライトボーイを装着してプレイしていたのだが、吐く息で画面が曇っていく。

 

当時よくプレイしていたのが「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド」。主人公は戦わず、ドラゴンクエストのモンスター同士を戦わせるという、ポケモンのようなシステムの RPG だった。

 

昔から、明確な RPG などのゲームは苦手だった。だいたい終盤あたりでレベル上げの単純作業が面倒になって飽きて、売値が高いうちに売って別のゲームを買うということを繰り返していた気がする。しかし、このテリーのワンダーランドに関しては、モンスター同士を配合させるのが面白くて、ひたすらやりこんだ。

 

――

 

中高生になると、DS や PSP が発売された。当時コロコロコミックに「PS2並みの綺麗なグラフィックをポータブル機で楽しめる!? 」というリーク(当時、ゲームやおもちゃの情報は雑誌が最先端だった)が載っていて「そんなわけない」と笑っていたので、本当に発売となったときは驚いたものだ。

 

「通信ケーブル(僕の地域では「つうけー」と呼んでた)」が必須だった時代から、無線でリアルタイムに通信ができる DS や PSP の時代になる。そうなると授業中に「隣のクラスの友達と対戦や協力プレイ」が可能に。

 

当時よくやっていたのは「モンスターハンター2nd G(通称「モンハンせかじー」)」と「マリオカートDS(通称「マリカ」)」。だいたいクラスのみんなが持っていて、クラス内で8人同時対戦などをよくやった。だいたい流行り始めには、すでに強いやつが何人かいる。

 

歴が長いからといって負けるのは嫌なので、マリカなら YouTube で「直ドリ(マリオカートにおける、直線でドリフトするテクニックのこと。ターボがかかって普通に走行するよりも速くなるが、難しい)」を練習したり、各自自宅でレベル上げや特訓をして、授業中対戦や協力プレイしていた。

 

下に隠すとバレるので、敢えて机の上でやる。セーターで筐体を隠している。

僕の高校は校則が厳しく、授業中、先生に見つかったら「没収 + 反省日誌1週間分」という過酷な環境下。モンスターだけでなく先生の位置も探知する必要があったため、自動マーキング(通称「自マキ」)は必須スキル。見つかったら生活指導部室に呼び出され、その後部活の先生に怒られたのが懐かしい。

 

そんなこんなで高校生くらいまではゲームに没頭していたが、大学生になると 、怪盗ロワイヤルやドリランド、そしてパズドラやモンストなどの、いわゆるスマホゲーにみんなハマっていき、徐々にポータブルゲーム機を持ち歩く人が周りに少なくなっていった。どうにもスマホゲームにハマれなかった僕は、趣味の場を「ブログ」へと移していった。

 

――

 

明日7月29日は「ドラゴンクエストXI」の発売日。

 

今現在、3DS は(スマッシュブラザーズのために)所持はしているが、ほとんど起動せずに引き出しの中で眠っている。久しぶりにゲームをやりたいと思っていたので、小学生当時ハマっていたドラゴンクエストを、久しぶりにプレイしようと思う。

 

昔と違って、ゲームが生活の中心――というわけにはいかないが、再び僕は、ズボンのポケットに冒険の書を忍ばせて毎日を過ごすことになりそうだ。