Galaxy Note8(SC-01K)が欲しい。グローバルでは9月15日に発売された Galaxy Note8。Twitter や SNS などでも「日本でも発売されるの?」「国内モデルはいつ発売?」といった声もちらほら聞こえたが、つい先日 NTTドコモと KDDI(au)でも取り扱いが決定した(というかすでに発売中)。
6月に BlackBerry KEYone を購入してからというもの、この4ヶ月間で iPhone 8 シリーズや iPhone X を含めさまざまなフラッグシップスマートフォンが各社から発売されていたが、最近はスマホよりも PC や細かいアクセサリ類、そしてカメラに気を取られていて、めっきりスマートフォンへの興味が失われていたのだが、久しぶりにスマートフォン欲しい欲が再燃している。
Galaxy Note8 はなにができる?スペックやサイズなど
Galaxy Note8 は、韓国の大手電子機器メーカー「サムスン電子」が展開する Galaxy Note シリーズの最新モデル。6.3型の大型有機ELディスプレイを搭載する Androidスマートフォンで、スタイリッシュな外見がクールだ。国内ですでに発売されている Galaxy S8、Galaxy S8+ と同ラインで、狭ベゼル(狭いディスプレイの枠縁)が特徴だが、Note8 の特徴は「スタイラスペン『S Pen』が使える」ことだ。
他にも色々と機能があるので、以下で紹介しておこう。
すらすらと書き味の良いサインペンのように反応する『Sペン』がすごい
これまでの Galaxy Note シリーズでも、初代から Sペン を搭載し、ポケットサイズのメモ帳のようにテキストメモを撮ったり細かい写真のレタッチができたが、Galaxy Note8 の Sペンは別次元だ。
実際に9月初旬のシンガポール旅行で Galaxy Note8 に触れてみて驚いたのだが、これまで僕が試してきたどのスタイラスペンよりも違和感なく、まるでサインペンで絵を描くように、自然にすらすらとペンを走らせることができた。感覚的にはジェットストリームのボールペンとロディアのメモ帳みたいな感じ。
ペン先の細さは 約0.7mm とボールペンや細めのサインペンと同程度とかなり細いながらも、ディスプレイに置いても差異を感じることなく、1cm 四方サイズの漢字をディスプレイ上に違和感なく書ける。筆圧検知は4096段階としているが、体感はそこまで分からず。スペック的な話は置いておいて、メモにしてもイラスト制作にしても違和感なく実用レベルに達していると感じる。
※ちなみに昨年、爆発物で国内でも一躍脚光を浴びた(!? ) Galaxy Note7 も同じくペン先は0.7mm で筆圧4096段階だったので、すでに Note7 を触ったことがある人にとっては近い感覚かもしれない。
6.3型有機ELディスプレイがブログ執筆でも便利そう
個人的には Sペンが一番気になったポイントではあるが、実はこの『6.3インチ(18.5:9)の QHD+ 有機EL ディスプレイ( Infinitely Display )』もブログ執筆をする上ではかなり便利そうなポイント。
一見すると縦長で扱いづらい印象を受けるが、Android の画面分割機能を用いれば、上面をブラウザにして情報を表示しつつ、下面をエディタにして記事の下書きが書けるのでは、と思っている(実際にやったことはないので可否は不明)。この辺は、実際に使ってみなければ分からないので、とりあえず買ってから考えてみたいところだ。
なお解像度は1,440×2,960 と高精細。ディスプレイ全体が黄色っぽい点、画面焼けしやすいという点から、個人的にはそこまで有機EL ディスプレイには惹かれない(黄色っぽいのがあまり好きじゃない)のだが、まあこの辺は慣れると思っている。
カメラもそれなりに綺麗
Galaxy Note8 のフロントカメラには、1400万画素の広角レンズ(F1.4)と望遠レンズ(F2.4)の「デュアルカメラ」を搭載。ソフトウェア処理によってボケ感も楽しめる。F1.7 と明るいレンズを搭載するので、暗所でもノイズが抑えられ、綺麗な写真が撮影できそうだ。
『DeX Station』を導入すればモニターと接続してデスクトップPCのように使える
Galaxy Note8 では、Galaxy S8 シリーズをデスクトップPC のように使える周辺機器『DeX Station』が11月1日より発売予定。本体のみでは難しかったマルチウィンドウ表示ができるようになり、外部のキーボードやマウスを接続すれば、デスクトップ PC 的に使うことができる。これは Galaxy Note8 だけでなく S8 と S8+ でも使えるのだが、Galaxy Note8 を買うのであれば、是非とも手に入れたいアクセサリの一つだ。
無接点充電のドックのような形状で、実際に端末の充電器としての利用も可能。また背面には USB Type-A ポートや HDMI 出力ポートだけでなく、有線LAN ポートも搭載。100Mbpps まで対応するという本格的な仕様。マルチウィンドウとはいえ、完全に Windows OS のように使うことは難しいが、Chrome や Adobe の Lightroom、Microsoft Office(Word とか Excel とか)をデスクトップPC 的に使えるのは嬉しいポイント。
少し前には Continuum という機能を搭載した Windows 10 Mobile 端末もあったが、Windows 10 Mobile をメイン端末として常用するのは難しかった。そういった意味でも、この DeX Station でマルチウィンドウ機能ができれば、ブログのリンク貼り付けなども快適にできるだろうし、そういった意味でも嬉しい。
まとめ
こんな感じで、僕が上半期で最も欲しいスマートフォン『Galaxy Note8』を紹介してみた。最近のスマートフォンは、もう処理能力という意味では満足がいくレベルで、各社基本スペック以外の性能に注力してきた。例えば 4Kの液晶ディスプレイを搭載したり、ハード、ソフト共にカメラ性能を上げたり、Galaxy Note8 のようにスタイラスペンを搭載したりなどなど。
よくよく見ればどの端末も魅力的なのだが、目玉機能として紹介される機能は、端末を購入してからほとんど使わなくなったり、自分にとって当たり前になって魅力的に感じなくなったりする(勝手に「正月の干支状態」と呼んでいる)。
Galaxy Note8 は、Sペンだったり DeX Station だったりと、僕がこれまで所持していたスマートフォンとは一線を画した面白い独自機能が備わっているため、個人的には期待が大きい。最近海外版が 10万円を切る価格で売られていたりするので、キャリアで契約するか普通に SIM フリー端末を買うかで迷っているところではあるが、どちらにせよ年内には手に入れたいところだ。買ったらまた記事にします。
↓海外版だけど 256GB のストレージを搭載したモデルが10万円切るって凄まじい(国内モデルは64GBで12万~13万程度)。