僕の記憶の BlackBerry はいつもホワイトだった。|トバログのモノ語りNo.013


連載名はうろ覚えだが、週刊アスキーがまだ紙媒体だった頃に「BlackBerry女子」という企画があった。BlackBerry という一般的にはマイナーな携帯端末を女性があれこれ語るコーナーで、内容こそ忘れてしまったが、毎回楽しみに読んでいた。

その連載では BlackBerry のケースを紹介したり、筐体をBlackBerry をデコレーションするようすが対談形式で記事になっていた。その連載に登場していた白い BlackBerry bold 9900 に一目惚れして、欲しいとは思っていたのだけれど、そのときの僕はまだ高校生。手にするのは難しい金額で、そのときには購入を諦めたのだった。

憧れだった白い BlackBerry を手に入れたのは、それからしばらく経った大学4年の夏。大学のゼミ旅行でインドネシアに訪れたときのこと。

商店のような小さな店舗が密集したビルを散策していると、傷一つなくとても良い状態の BlackBerry Q5 の中古品が格安で売られているのを発見した。「これ、ください。」と店頭に立っていたお姉さんに伝えると、「iPhone を持っているのになぜわざわざ BlackBerry を買うの? 」と不思議がられた。「iPhone にはこのキーボードが付いていないからだよ」と返すと、「よく理解らないけど、フィルムはおまけしてあげる」と、優しく笑いかけてくれたことを覚えている。

それから数ヶ月間は立ちながらノートを取ったり、取材を行う際のメモ用端末としてしばらく活用したが、当時の BlackBerry は日本向けにローカライズされているものではなく、決して使い勝手の良いモノではなかったために手放してしまった。その後、いくつかの BlackBerry 端末を購入して使っていたが、インドネシアから連れて帰った BlackBerry Q5 は、僕にとっては特別な一台。僕の記憶の片隅にある BlackBerry は、ブラックではなくいつもホワイトである。

 

BlackBerry Q5でブログを書いてみた。ブログ執筆ツールとしての端末

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トバログの「モノ語り」について
トバログ
では、これまでたくさんのモノ・コトを紹介してきた。ただ、ブログというのはどんなによく書けた自慢の記事でも、過去の記事は時間と共に埋もれていってしまう。せっかく良いモノだけを選び抜いて記事を書いているのだから、たくさんの人に目を通してほしいと思い「モノ語り」として連載してみることにした。これまでも数回に渡り、僕の思い出深いモノ・コトについて紹介しているので、良かったらバックナンバーも是非読んでみてほしい。

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