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はじめましては、名刺の交換から。[PR]

はじめましては、名刺の交換から。[PR]


――とある企業のマーケティング職に転職してから、約2ヶ月が経った。新しい仕事が始まると、新しいクライアントや仕事仲間など、仕事を通じた出会いがわっと増え、忙しくも充実した日々を送っている。

入社当日に渡された新しい名刺も、早いものでもう半分ほどが手元から無くなり、新たに出会った人々の名刺が手元に残る。

 

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名刺交換という文化

ビジネスシーンでは、PC やペン、スマートフォンなどさまざまな道具を用いるが、性別、年齢、業界や職種問わずにすべてのシーンで登場するのが「名刺交換」。日本に限っていえば、新しいビジネスパートナーに挨拶をするうえで大切な儀礼の一つだ。

名刺の歴史を紐解くと、古くは約2,000年前の中国、後漢時代(25年 – 220年)が名刺の発祥だとされている。それから約1800年後の19世紀頃、日本では江戸時代から名刺という文化が登場した。

このように「名刺交換」は古くから存在するが、デジタル化がすすむ現代では「時代錯誤」「古い文化」などと揶揄されがちだ。とは言え、日本や韓国、台湾などの東洋地域では、ビジネスの場において深く根付いている。

 


人は第一印象が9割と言われるが、仕事においては名刺交換の場がその第一印象を大きく左右するといっても過言ではない。立ち居振舞いはもちろんのこと、外見もよく見られるポイントだ。なかでも人の目につくのが名刺入れ。相手がどんな名刺入れを使っているかもよく見られている。

アルミ素材のスタイリッシュなカードケース、まだ新品の艶やかな名刺入れ、丁寧に磨かれた本革製の名刺入れ。これまでの社会人経験で、ビジネスを通じてさまざまな名刺入れを見てきた。きちんと手入れされた名刺入れの所有者は、仕事にも抜かりなく取り組むというのが、僕の持論だ。

日常生活では出番の少ない道具だが、仕事をするうえで、名刺入れは重要な役割を担う道具の一つ。新しい出会いの記録のほとんどが「名刺入れ」に集約されているといっても過言ではない。

 

こういった道具にこだわる人に、僕は憧れる。

 

 

名刺入れの経年変化と、僕の成長。

道具にこだわる大人を目指しはじめて、早3年。

僕が愛用するのは、 「自分への退職祝い」で紹介しているブランド『Prairie GINZA(プレリーギンザ)』の『Fusion(フュージョン)』という名刺入れだ。英国のブライドルレザーと、伊国のタンニンレザーをふんだんに使用しており、堅牢で加工が難しいブライドルレザーを、手練の職人が一つずつ丁寧に縫製している。

プレリーギンザは、1957年創業の日本の老舗革製品メーカー。国内外でプレリーギンザが厳選した素材をふんだんに使い、名刺入れや革財布など、日本の職人が一つずつ丁寧に作る革小物は、長く愛用したくなるジャパンメイド。

 

素材にこだわった名刺入れを持つと、自分の名刺を相手に差し出すときに、ちょっとだけ誇らしい気持ちになるのは、僕だけではないはず。

 

所有して分かる『Fusion(フュージョン)』に感じる粋な職人技


『Fusion(フュージョン)』を使いはじめて、かれこれ2ヶ月。ほとんど毎日持ち歩いているが、ブリティッシュ・ブライドルレザーの表面に浮き出ていたブルーム(ロウ)もすっかり取れ、ようやく僕の手に馴染んできた。毎日持ち歩き、ジャケットの内ポケットから出し入れしているのだから、当然といえば当然かもしれない。

 

ちなみにこちらが使い始める前の『Fusion(フュージョン)』の写真。ブルームがすっかり消えているのが分かる。

 


名刺入れを開くと、カーキ色のイタリアン・タンニンレザーと、表面と同じ素材のブリティッシュ・ブライドルレザーのコントラストが、半人前な僕にちょっと背伸びをさせてくれる。

名刺入れのメインポケットは2つ(下部)で、各一枚ずつ収納できるカードホルダーが3つ。カードホルダーの裏にはカードが2~3枚収納できるポケットが1つ存在する。

名刺を収納するメインポケットの蛇腹が、よく見ると階段になっているのが分かる。これにより1つの名刺入れに2つのポケットがあっても厚くなりづらく、パッと名刺入れを開いた見た目が美しい。また、ポケットを開く際に名刺が取り出しやすくなるのも魅力だ。

 


僕はポケットが複数ある名刺入れを選ぶ。一企業の会社員としてだけでなく、パーソナルメディアの運営者としての活動もある僕は、どちらの名刺でもさっと取り出したい。名刺交換のシーンで慌てふためくのはみっともないので、スマートに名刺を取り出せるように常々心がけている。

『Fusion(フュージョン)』は、名刺を入れるためのメインポケットが2つある。それぞれのポケットのマチも広く容量が大きいのも嬉しい。

 

職人の丹精な技術が光る丁寧な縫製

革の縫製には、縫製時に目の数を均等に処理するのは熟練の技術が必要となる。『Fusion(フュージョン)』は、縫製時の目の数が計算されており、へりの幅が上下左右で均一になっているところに、職人技を感じる。

 

この名刺入れは、へりを内側に折り込んでおり、裏面の縫製の幅も揃っていて丹精な印象を受けた。また、裏表の両面にフチ捻でコバ(辺)の強度を強めている。

カードホルダー部分にも飾り捻が施されているのも乙だ。カードの出し入れで革が伸びるのを防ぐだけでなく、立体感が出てリッチな風合いとなる。

まだ使いはじめて2ヶ月なので変化は少ないが、このカーキ色のイタリアン・タンニンレザーは、ブライドルレザーとの摩擦による経年変化によって光沢が出てきて艶やかな表情になるはず。そのときが楽しみだ。

 

表と裏で違った表情をみせるブリティッシュ・ブライドルレザー

表面のブリティッシュ・ブライドルレザーとは異なり、裏面にはまだまだロウが残っていて、また違った表情を見せてくれる。裏表で繋がったブライドルレザーを用いているのだが、それぞれ処理が異なるためブルームの残り具合が少々異なる。

表面はふんわりと柔らかい印象だが、名刺入れを開くと艷とブルームが見られる。ブライドルレザー特有の表情だ。”初心忘るべからず” ではないが、この内側のブルームは “いかにもブライドルレザー” という印象で、とても気に入っている。

表と裏でそれぞれブライドルレザーの味が異なるのが、僕の所有欲を惹き立てる。

 

手元にはこだわりの名刺入れを

たった2ヶ月間という短い間でも、使いはじめてから大きく印象が変わった。こういった経年変化を愉しめるのが、本革製の名刺入れの面白いところ。自分が職場に馴染んでいくのと同じように、名刺入れも手に馴染んでいく。

ようやく仕事に慣れてきた。革の名刺入れの経年変化とともに、自分自身の成長が実感できる。これからが楽しみだ。

――

読者の皆さんは、どんな名刺入れを相棒として使っているだろうか。「新卒のときにプレゼントしてもらったもの」「最初の給料で思い切って買ったもの」「彼女にもらったもの」。そろそろ自分の名刺と向き合ってみるのも良い頃かもしれない。

 

 

 

PS:革のベルト『Maximum(マキシマム)』も着用しはじめて約2ヶ月。体型に合わせて変化

今回の記事ではあまり触れてはいないが、プレリーギンザの革ベルト『Maximum(マキシマム)』も順調に育っている。使いはじめは固くて若干の違和感を感じていたが、2ヶ月経った今では、自分の体型にフィットしていてまったく違和感なく着用できている。

他人からは見えづらい装飾品ではあるが、このベルトにも職人の技術とこだわりが詰まった逸品なので、紹介しておきたい。

 

ベルトの素材は、きめの細かいイタリーカーフ(仔牛革)。この2ヶ月間、ほとんど毎日装着しているので自分の体型に合わせて丸みを帯びてきた。

このベルトは表と裏で別の色の革を使用し、それぞれを貼り合わせていて、手間がかかっているのだが、注目すべきはコバの仕上げが非常に丁寧な点。安価なモノはコバ塗り(ニスや染料・顔料によるコーティング材を散布する塗ること)の段階で裏面の赤色に黒い塗料がはみ出てしまうことがあるのだが、このベルトには一切それが見当たらず、あたらめて職人の技術の高さが伺えた。

 

前の記事でも紹介したが、このバックルは「挽き物」と呼ばれ、職人が一つずつ、真鍮の原板から削り出している。仕上げには3種類の異なる磨きを職人が手作業でしており、非常に手間ひまをかけて作っている。

自己満足の世界にもなってしまうが、このバックル、よく眺めてみると辺のカドの落としが均一になっており、非常に美しい。熟練の職人が手がけているとはいえ、ここまでなめらかで均一に加工するのは難しい。

 

ブランドロゴの刻印は 24Kの沈金(ちんきん)仕上げ。真鍮にプレリーギンザのロゴをレーザー加工し、その痕に金粉を押し込んでいる。こんなところにもこだわりが見えるので、男心をくすぐられる。

ベルトの革が伸びたりほつれたりしても、このバックルはベルトを交換しながら使い続けられるのが嬉しい。これからも使い続けて、また一年くらい経ってから経年変化をレビューしてみたい。

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