これサブ機に欲しい。
最近はもっぱらカメラに興味を引っ張られ、最近はあんまり追っていなかったスマートフォン情報だが、ちょっと前にファーウェイのスマートフォン『HUAWEI nova lite 2』を見て、2万円台と格安ながら、そこそこ便利に使えそうなスマートフォンなのでサブ機としてちょっと良いなあと感じている。
ちょっと記事にして紹介してみようと思う。
大画面にダブルレンズを搭載する HUAWEI nova lite 2
こちらがファーウェイが今年2月9日に発表した新しいスマートフォン『HUAWEI nova lite 2』。5.5インチクラス(5.65型)のディスプレイを搭載やダブルレンズカメラを搭載するミドルレンジの Android スマートフォンだ。
ファーウェイ独自の CPU 「Kirin 659」を搭載し、メモリも3GB RAM を搭載。必要十分なスペックだが、そこまでのインパクトはなく至って普通。わりとちょっと前のスマートフォンという印象を持つガジェット好きも多いとは思うのだが、驚きなのはこのスペックで 2万5,980円(税抜)という低価格であるということ。
最近はそこまでモバイル端末のニュースを追っていなかった僕からすると「2万円台でこのスペックの Android スマートフォンが買えるの!? 」とちょっとした驚きがあるため、実際に購入したわけではないが記事にして紹介している。
ちなみにファーウェイは「Mate」や「P」などさまざまな名称のスマートフォンを発売しているが、Nova シリーズはセルフィー向けのスマートフォンだそう。
▷ファーウェイの複雑なスマホ製品群を解読してみた。P10やMate10が好調なワケ:山根博士のスマホよもやま話
『HUAWEI nova lite 2』のスペック
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 約72.05 (W) x 150.1 (H) x 7.45 (D) mm | |
重さ | 約 143g | |
カラー | ブルー, ゴールド、ブラック | |
対応OS | Android™ 8.0 Oreo / Emotion UI 8.0 | |
CPU(SoC) | HUAWEI Kirin 659 オクタコアCPU (4 x 2.36GHz A53 + 4 x 1.7GHz) | |
メモリ | 3GB RAM / 32GB ROM / micro SDスロット (最大256GB) | |
バッテリー | 容量3000mAh (一体型) | |
ディスプレイ | 約5.65インチ 18:9 TFT, 2160×1080ピクセル | |
カメラ | メインカメラ (ダブルレンズ) |
1300万画素 + 200万画素 LEDフラッシュ, 像面位相差 + コントラスト AF |
インカメラ | 800万画素, FF | |
通信速度※1 (国内) |
下り(受信時) | 最大150Mbps(LTE) |
上り(送信時) | 最大50Mbps(LTE) | |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n 準拠 (2.4GHz) | |
その他 | 指紋センサー, Bluetooth® 4.2 USB 2.0 micro-B (OTG 対応), Nano SIM x 2 |
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通信方式 | FDD LTE: B1/3/5/7/8/19/28 WCDMA: B1/2/5/6/8/19 GSM: 850/900/1800/1900MHz セカンダリーSIM: GSMの上記周波数(音声通話のみ) |
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本体付属品 | ACアダプタ、USBケーブル、保護ケース、イヤホンマイク、クイックスタートガイド
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ソース元:ファーウェイ
スペックはこんな感じ。僕が最後にファーウェイの端末を使ったのは『グーグル Nexus 6P 徹底レビュー。2週間使いこんでわかった良い点悪い点など』でレビューをした Nexus 6P 以来。それからいくつか端末を渡り歩いて、現在はサムスンの Galaxy Note8 を愛用している。
ファーウェイ独自のSoC を搭載してからは実際に使ったことがない(nova lite を店頭で触れてみた程度)のでレビューは難しいのだが、まあ重い写真の加工とか 3D ゲームとかをガンガンやらないのであれば普通に使えるレベルでサクサクだし、そこまでスペックが必要ない用途には便利そう。
スマホでボケが楽しめる。ダブルレンズカメラ搭載は魅力的
価格だけ見れば2万円台のスマホなんていくらでもあるのだが(それこそ中古だったらそこそこ良いスマホがこの価格帯で買える)、個人的に驚きだったのはリアカメラ(スマートフォン背面のカメラ)がダブルレンズを搭載しているということ。
ダブルレンズだからってどんな意味があるの? と思う人も少なくないとは思うので説明すると、1300万画素と被写界深度測定用の200万画素のレンズを搭載することによって、より自然に一眼レフで撮影したかのような「ボケ感のある写真(ポートレートモード的な)」が楽しめるようになっている。
▷HUAWEI nova lite 2|ケータイWatch
また撮影した後からでも「絞り(F値)」や「焦点距離」を変えることができるのは大きな魅力だ。つまり「スマホで写真を撮る」ということがより本格的かつ楽しめる機構になっている。欲しい……。
iPhone X や Galaxy Note8 など、有名どころのハイエンドスマートフォンではお馴染みとなりつつあるダブルレンズ(他社はデュアルレンズと表現したりする)だが、ついにこの低価格スマホにも降りてきたか……という印象。ちなみに前モデルの nova lite からの大きな進化はこのカメラだと言える。
ライカとファーウェイ
ちなみにファーウェイはカメラにおいてライカと共同開発をしており、フラッグシップである HUAWEI P10 などでは「ライカと共同開発したカメラ」として大きく売り出していて、たしかに色味なんかはライカを感じることができる。実際、銀座にあるライカのショップでは100万円近いライカ M10 の隣に HUAWEI P10 が鎮座していて、購入も可能だ。
nova lite 2 ではライカレンズ搭載を謳ってはいないものの、少なからずその開発技術を取り込んでいるはず。各所レビュー記事の作例をみているとけっこうライカ的な色合いも感じられる気がする。正直僕はライカのカメラを所持しているため、そこまでスマートフォンにカメラ性能や色味は求めないのだが、モノを買うなら付加価値は大きいほうが良い。
800万画素でセルフィーでもポートレートモードが楽しめるフロントカメラ
僕はセルフィーはほとんどしないのだが、nova lite 2 はフロントカメラにこだわりがある。800万画素のフロントカメラ(インカメ)でもボケ感が楽しめる「ポートレートモード」を搭載する。また、ファーウェイ独自の美肌加工(ビューティーモード)も楽しめるので、iOS よりも自撮りが楽しめるはずだ。
僕はセルフィーはしないけど「スマホにこだわりはないからとにかく安い(それで写真が綺麗でフツーに使える)スマホが欲しい!」という女性陣には嬉しいかもしれない。
▷【HUAWEI P9 レビュー】夜景が綺麗!自撮りが盛れる!ファーウェイブロガーズミーティングで撮った写真たち
『HUAWEI nova lite 2』はサブ機として欲しくなる
ここまで色々と書いてみたが、僕が購入するのであれば、普段はポーチに収納してサブ機的に使おうと思っている。用途としては
- 海外旅行時のスマートフォンとして
- 格安 SIM を挿してモバイルルーター代わりに
- ちょっとしたときのカメラ用途として
普段は Galaxy Note8 で事足りるのだが、この Galaxy Note8 自体は SIM フリーではなくドコモ回線で購入したもの。なので現在、格安 SIM や海外では使うことができない。
そんなときに nova lite 2 があれば、普段の生活ではモバイルルーター代わりに持ち歩き、ライカっぽい落ち着いた色味で写真を撮るためのサブ機として活用できそうだ。
繰り返しでしつこいようだが、これが2万円台で買えるというのはすごい時代になったと感じる。
まとめ
こんな感じで『Huawei Nova lite 2』を紹介してみた。スペックだけみると普通のスマートフォンという感じだが、カメラにそこそここだわっている SIMフリーの Android スマートフォンが新品で2万円台で購入できるというのは嬉しいポイント。
季節の変わり目にはスマートフォンが欲しくなるとはよく言ったものだが、色々と見ているとファーウェイの端末も(ライカユーザーとして)面白そうだ。今回は「これいいな」と思って書いたコタツ記事なので、買ったらレビューします。
各社 MVNO(格安SIM)からも端末と SIM を一緒に契約できるプランが増えているようで、僕がルーターに挿して愛用しているマイネオでは端末代金が一括2万2,800円(税抜)ほど。安いよなあ……。
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