誰が使うんだろう……と思っていたが、意外と使いどころが多くて重宝している、Cheero(チーロ)のモバイルバッテリー『Power Mountain 50000mAh 』。
商品を初めて見たときには使いみちがあまり分からなかったモバイルバッテリーだったが、実際に使ってみると意外に便利に使えたので紹介しておきたい。なお今回は Cheero に製品を提供いただいてのレビューだが、いつもどおりフラットにレビューしていきたい。
■評価:良い点
- 1kg 以下で 50000mAh という大容量
- LEDライト搭載で災害時も安心感
- USB Type-C ポートからの給電も可能
■残念な点
- 持ち運びには向かず用途が限定的
- 三角形の形状がカバンの収まりは良くない
- 残量表示の LED も白色のが統一感がありそう
▷Power Mountain 50000mAh をアマゾンでチェックする
部屋ノマドに、災害時に。大容量な『Power Mountain 50000mAh 』レビュー
こちらが『Power Mountain 50000mAh』。モバイルバッテリーと呼んで良いのかと戸惑うほど大きな筐体に 50000mAh という大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載する。
モバイルバッテリーやケーブル類などのスマートフォンガジェット分野では、一二を争うほど有名なメーカーである Cheero(チーロ)が展開する、ちょっと変わったモバイルバッテリーだ。
『Power Mountain 50000mAh』の特徴
- iPhone 8 が約17回充電できる大容量
- 高速充電に対応し iPhone X や iPad などを最速で充電できる
- 50000mAh と大容量だけど一晩(約8時間)で満充電できる
- 1kg以下(約860g)と容量の割には軽量なので長期間のキャンプにも使えそう
- LED ライトを搭載しており災害時でも活躍する
- USB Type-C での出力(40W)が可能
Power Mountain 50000mAh の特徴はこんな感じ。一番のポイントはなんといっても圧倒的な大容量バッテリー。iPhone 8 であれば約17回も充電できると謳うモバイルバッテリーなので、災害で1ヶ月近く電気が止まったとしても通信手段は確保できる。
また 12インチ MacBook も2回ほどは充電できるようなので、コンセントがなく充電できない環境下でもブログを更新することが可能だ。
▷Power Mountain 50000mAh をアマゾンでチェックする
白を基調としたシンプルなデザインがクール
Power Mountain 50000mAh をくるくると回転させてみるとこんな感じ。コンビニのおにぎりを3つくらい重ねたお弁当箱のようなデザインが可愛らしい。白やシルバーを基調としているカラーリングは個人的には好み。容量はマキシマムなのだけれど、見た目はミニマルなのが個人的にはツボだ。
普段は引き出しなどにしまわず、きっと棚や机の上に置いておくので、こういった(僕の場合は)部屋に馴染むデザインが嬉しい。
MacBook からスマートフォンまで高速充電に対応
インターフェイスはこんな感じ。MacBook や Android スマホが充電できる USB Type-C ポートと、いわゆる普通のUSB である USB Type-A を搭載しており、スマートフォンだけでなく、PC やタブレットなど幅広い端末の高速充電が可能。
実際に Galaxy Note8 や GPD Pocket を USB Type-C ポート経由で充電してみたところ、それぞれの端末のバッテリー残量が20%程度から、Galaxy Note8 は一回あたり約8%ほど残量が減り、GPD Pocket は 3~40% ほど減った。iPad Pro 9.7 インチだと確か15%くらい Power Mountain 50000mAh のメーターが減っていた。
もちろん充電する環境下によっても大きく変わってくるとは思うが、一般的なスマートフォンであれば 10回前後、タブレット端末なら 5回前後は満充電が可能だと思う。
50000mAh だけど 887g と軽量で意外と小型
50000mAh という容量の割には、手に取ってみると意外にも小さいことが分かる。モバイルバッテリーとしては巨大であることには変わらないのだが、容量の実際に手に持ってみたときとのサイズ感にギャップを感じる。
重さは実測で 887g 程度だった。12インチの MacBook が 920g なので、薄くて軽いとされている MacBook よりも軽量だ。なお 12インチ MacBook なら2回充電が可能とのことなので、MacBook 約2台分の重さで 3倍バッテリーが使えると考えると、重さという意味ではちょっとお得。
部屋ノマドやキャンプ、災害時など。こんなシーンでPower Mountain 50000mAh を活用できそう
50000mAh のモバイルバッテリーって何に使うの? 本当にそんなに容量が必要なの? と疑問が残るところではあるが、2ヶ月ほど使っている僕が実際にどんなところで使って良かったか、どんなところであれば便利に使えそうかを紹介しておきたい。
LEDライト搭載。災害のための備えやキャンプで使えそう
まだ使ったことはないのだが、Power Mountain 50000mAh には白色 LED ライトが搭載されているため、キャンプや災害時などにあると安心できるモバイルバッテリーだと感じる。
僕は東日本大震災の際には福島県に住んでいたのだが、そのときにこれがあれば安心感は大きかったと思う。そういった意味でも Power Mountain 50000mAh は玄関先とか自宅に備えておきたいモバイルバッテリーだと感じた。
普段はリビングやベッドサイドで「持ち歩けるコンセント」として
初めて Power Mountain 50000mAh を目にしたときには「使いどころが限られるし中途半端なモバイルバッテリー」という印象があったのだが、ベッドサイドやリビングで意外と使っている。
ベッドサイドにはコンセントがなく、ベッドに寝転がりながらスマートフォンを使ったり Nintendo Switch でゲームをプレイしたい時なんかは不便だった。こういった際には Power Mountain 50000mAh をベッドに持ち込めば、わざわざコンセントを抜いたりせずに快適に使えるので便利。
また、僕の部屋のリビングはコンセントの位置がちょっと遠いことが悩みとしてあったのだが、Power Mountain 50000mAh は容量が大きいので気軽にリビングに持ち込んでスマートフォンを充電ができる。室内で持ち歩けるコンセントと考えれば意外にも便利。
まとめ
こんな感じで Cheero の 50000mAh 搭載モバイルバッテリー『Power Mountain 50000mAh』を紹介してみた。
正直万人にとって必要なモノではないが、個人的には災害時のときの備えのために良いなあと感じる。とくに家族がいる家庭など「一家に一台備えあれば憂いなし」だ。