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「欲しい」が加速する! SIM が挿さる『Surface Pro LTE Advanced』が欲しい理由と懸念点

「欲しい」が加速する! SIM が挿さる『Surface Pro LTE Advanced』が欲しい理由と懸念点


つい先日『Surface Book レビュー。Mac から買い換えて半年経ったので感想など』というレビューを書いたばかりなのだが、5月1日で LTE に対応していて SIM が挿さる Surface Pro が一般向けに発売開始した。持ち運びでガッツリ作業したいときに便利だと思う反面、20万円近いということでかなり悩む。

とはいえ物欲はロジックでは語れない。欲しい気持ちを整理しつつ、スペックとかその辺から本当に必要なのかというところを冷静に判断していこう。これだけ持って颯爽とブログ書きたい。

 

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Surface Pro LTE Advanced について

  • nano SIM や eSIM で ネットに接続できるのでシームレス
  • 第7世代 core i5 搭載で本格的な作業に使えるスペック
  • バッテリー持ちが良く軽い
  • HHKB BT との相性が良い

 

冒頭でもざっくり紹介したが、Surface Pro LTE Advanced はその名のとおり LTE 通信規格に対応する Surface Pro で、nano SIM(スマホに入っているアレ)や eSIM(チップで筐体に組み込みタイプの SIM)に対応する点が特徴だ。価格はMicrosoft ストアで17万4,744円。

これまでの Surface Pro だと、モバイルルーターやスマホのテザリング、カフェの Wi-Fi などでネットに接続する必要があったのだが、Surface Pro LTE Advanced であれば、契約した SIM を挿すだけで電源を入れるだけでネットに接続できるようになるということ。Wi-Fi のあるカフェを探し回ったりモバイルルーターを持ち歩かなくても良い。

これまでも Surface 3 などでも SIM を挿すことはできたのだが、どうしても画像編集などの作業を妥協してテキスト編集やメール返信など作業が偏る。そういった意味では、より本格的なスペックを搭載する Surface Pro が LTE 通信に対応するのは嬉しいところだ。

 

Surface Pro LTE Advanced のスペックは Core i5 / 8GB RAM / 256GB


Surface Pro LTE Advanced のスペックは Surface Pro(5世代)をベースにしており、第7世代 Core i5 を搭載し、8GB RAM と 256GB SSD を搭載する。Surface Pro では Core m3 から i7 まで約8種類のスペックから選べるが、現時点では Surface Pro LTE Advanced のスペックは上記のモデル一択だ。

法人向けは i5/4GB RAM/128GBSSD のモデルも存在するが、一般向けはこのモデル一択ということは、一般販売するほど工場の生産ラインが追いつかないか、テスト的にこのモデルを販売しているかのどちらか。売れれば別のモデルも売られる可能性は高いとは思う。

トバログ的には最高スペックのモデルを発売してほしいところだが、i7 はまたファンを搭載する構造で上記2種類とは機構が異なるため、LTE モデルが発売される可能性は低そうだ。まあ画像編集やブラウザ版ワードプレスで記事を書いたり、イラレでバナーを作る用途なら i5 でも十分といえば十分なのだけれど。

 

Surface Pro LTE Advanced の詳細スペックをみる
ソフトウェア Windows 10 Pro、 Office Home and Business 初回インストール用 2016 プロダクト キー
本体サイズ 201.42mm x 292.10mm x 8.45mm
重量
約812g
ストレージ 256 GB
ディスプレイ
画面: 12.3 インチ PixelSense ディスプレイ
解像度: 2736 x 1824 (267 PPI)
縦横比: 3:2
タッチ: 10 点マルチタッチ対応
バッテリ駆動時間 最大 12.5 時間の動画再生が可能
プロセッサ 第 7 世代 Intel Core i5
グラフィックス Intel HD Graphics 615 (m3) Intel HD Graphics 620 (i5) Intel Iris Plus Graphics 640 (i7)
セキュリティ エンタープライズ セキュリティ向け TPM チップ Windows Hello 顔認証サインインによるエンタープライズ級の保護
メモリ
8 GB の RAM
ワイヤレス機能
Wi-Fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 互換
Bluetooth 4.1 ワイヤレス テクノロジー
最新の LTE (オプション)
外部端子
nano SIM スロット
フルサイズ USB 3.0
microSDXC カード リーダー
SurfaceConnect(充電、 Surface ドック用端子)
3.5 mm ヘッドセット ジャック
Mini DisplayPort
カバー ポート
カメラ、ビデオ、およびオーディオ
Windows Hello 顔認証カメラ (フロント)
5.0MP フロント カメラ (1080p HD ビデオ対応)
8.0MP オートフォーカス付きリア カメラ (1080p HD ビデオ対応)
ステレオ マイク
Dolby Audio Premium 搭載ステレオ スピーカ
外装
ボリューム キーと電源キー
Surface ペン (別売)
Surface キーボード (別売)
Surface マウス (別売)
センサー
環境光センサー
加速度計
ジャイロスコープ
パッケージ内容
電源アダプター
クイック スタート ガイド
Office Home and Business 初回インストール用 2016 プロダクト キー
安全性および保証に関するドキュメント
保証 1 年間のハードウェア限定保証
型番  GWM-00009
LTE Advanced モデルの通信規格 バンド 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 19, 20, 26, 28, 29, 30, 38, 39, 40, 41 をサポート。キャリアアグリゲーション対応。
最大通信速度(規格値) 下り最大 450Mbps

 

 

Surface Pro LTE Advanced が欲しい理由

  • 軽くて長時間作業に対応するのにスペック的に満足できる
  • SIM が挿さるので手ぶらで Surface Pro だけ持ってカフェに出かけられる
  • 僕が愛用するキーボード HHKB BT との相性が抜群
  • LTE に繋がるので盗難や置き忘れをしても現在地がリアルタイムで把握できる

 

ここからがこの記事の本題となる「Surface Pro LTE Advanced が欲しい理由」。理由はまあガジェット好きとしては「端末として欲しいから」という理由に集約されてしまうのだが、細かく紐解くと以上の4点に理由が分岐する。

「欲しいポイント」を簡単にまとめてみた。

 

SIM が挿さる、画像編集も快適に。Surface Pro LTE Advanced は持ち歩き PC として便利

僕は普段、軽い作業なら「ポケットに忍ばせられるPC『GPD Pocket』レビュー」で紹介している GPD Pocket を持ち歩き、画像編集やイラレでの作業が必要なら Surface Book を持ち歩くという生活をしている。

GPD Pokcet は軽量だが、スペック的にはやや弱い。反面 Surface Book は GPU 搭載で作業は快適だが、約1.5kg と重たい。しかも僕はこれらの端末に加えて 560g 程度の HHKB BT という Bluetooth キーボードとマウスを持ち歩くので Surface Book はけっこう重たく、合計で 2kg を超える。2 in 1 なのでキーボード部分を切り離して持ち歩けるが、バッテリー持ちが致命的なのと、別途スタンドを持ち歩く必要があった。

Suface Pro なら本体だけで約800g なので、HHKB BT と併せて 1.35kg 程度と MacBook Air 13インチくらいの重さをキープできる。そういった点からスタンドが本体側に付いていて、かつバッテリーも持つ Surface Pro が欲しいなあと思っていたのだが、最近 Surface Pro LTE Advanced が一般向けに販売されたとあってはこちらが欲しくなる。

SIM が挿さるので、モバイルルーターやスマホをテザリングした際のモバイルバッテリーなどを持ち歩かずに Surface Pro LTE Advanced(と HHKB BT とマウス)だけでサッとカフェで作業ができる。

 

カフェで作業する際はこんな感じ。Surface Book のキーボード部分はスタンド兼バッテリーユニットとして活用するが重い

 

Surface Pro LTE Advanced のスペック的にはそれなりに十分使える


重たい作業は Surface Book を自宅に置いて行えるとして、Surface Pro LTE Advanced は 8GB RAM と i5 を搭載するため、それなりに重たい作業も快適に行える。僕だったら画像編集や Chrome でタブを多数開いてブログを書くのだが、中途半端なスペックの Windows タブレットではやや厳しい。

YOGABOOK や Yoga Tablet を購入してもあまり使わなくなってしまったのには、このスペックの問題は大きい。Surface Pro LTE Advanced だったら長く快適に使えるのではないかと踏んでいる。

カメラ好きなら分かるかもしれないが、Surface Book は本気のときのフルサイズ一眼で、GPD Pokcet が1型センサー搭載のコンデジなら、Surface Pro LTE Advanced は APS-C センサー搭載のミラーレス一眼という感じ。

 

盗まれてもリアルタイムで場所を追跡できる

昨年の夏に MacBook Pro を盗まれた僕としては、リアルタイムで PC の位置を把握できるこの機能は大事。これまでも Wi-Fi の場所などから Windows PC の位置を探すことはできたのだが、Surface Pro LTE Advanced は SIM が挿さるのでリアルタイムで端末の場所を把握できる。

PC はいつどこで盗まれたり置き忘れるか分からない。データを頻繁にバックアップしておくことはもちろん、このように追跡機能を最大限活用できるというのは、モバイル用途としては嬉しい。

 

良い端末だけど懸念材料は価格。予算20万円は 必要な Surface Pro LTE Advanced

[amazonjs asin=”B079Z5TSV6″ locale=”JP” title=”Microsoft (マイクロソフト) Surface Pro LTE Advanced Office付き/12.3型/Core i5/256GB/8GB/ペン非同梱モデル GWM-00009 シルバー”] 価格は記事執筆時点の Microsoft ストアで17万4,744円。アマゾンでも同じ価格だ。ちなみに通常モデルの Surface Pro が同スペックで 15万8,544円ということを考えると、2万円近く高い

しかも、もはやセット購入必須とも言えるタイプカバー(キーボード)は別売り。1万7,000円ほどなので、画面保護フィルムなどアクセサリ類も購入すると、快適に Surface Pro LTE Advanced が使える環境を整えるのには20万円ほどかかる。

メインPC としても使えるスペックではあるので、本当に必要であれば許容といえるが、おもちゃ的に買うのには躊躇する価格。LTE が必要なければ新品未開封品がヤフオクで 11万円前後で取引されているので、そちらを手に入れるのも良いかも。

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まとめ

以上がSurface Pro LTE Advanced が欲しい理由と概要やスペックだ。SIM が挿さって本格的なスペックの PC は VAIO 含めそこまで多くないので、需要はかなり高いと思う。

とくに僕のように普段は仕事で外に出ている人にとっては嬉しい。ちょっとカフェで作業するというときにテザリングをオンにしたり、PC でルーターの Wi-Fi が表示されずに何回もオンオフを繰り返すというストレスが減る。 僕の場合は本格的な作業を外でしたいときの持ち歩き荷物が大幅に減る。こうして冷静に記事を書いてみると「欲しい」が加速する

ただ、ネックなのはやはり価格。思い切って買ってしまうか、中古品が出回ってから安く買うのを待つか、しばらく葛藤の日々が続きそうだ。

 

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画像ソース:マイクロソフト