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クリエイター向けの高スペックな Windows PC が欲しい!気になる4機種を比較検討

クリエイター向けの高スペックな Windows PC が欲しい!気になる4機種を比較検討

出張先でもメイン級に使えるクリエイター向けのつよつよノートPCが欲しい……!

今は『お久しぶりです、MacBook。15インチモデルを買った感想』でも紹介している 15インチMacBook Pro を愛用しているのだけど、動画編集はそろそろスペック的に厳しい。フルHD動画程度なら問題はないが、今後 4K 動画や複数動画を一度に編集するとなると、やはりスペック不足感は否めない。

また Mac OS は現状、動画編集との相性も良くないと聞く(4K)ので、今回は Windows OS 搭載のノートPCのなかから、クリエイター向けの高性能なモデルを比較検討していきたい。

追記:ENVY 15 が週末限定で21万円(税抜)くらいだったのでポチりました!!!

どんなシーンで使う? ノートPCの用途

  • 旅先や出張といったワーケーション時のメインPCとして
  • 終日出掛ける際に持ち歩くPCとして
  • ブログの執筆やブラウジングなどテキストワーク
  • Illustrator や Photoshop などクリエイティブ作業
  • 動画編集や写真の加工などの重い作業
  • ただしゲームはまったくしない

僕がノートPCを使う用途は上記。最近は自作PCを組みたいと思っているので、自宅では自作PC、外出時にノートPCを使うイメージだ。

作業としては、ブログ執筆やテキストベースの仕事も多いが実際には動画編集で使うことがほとんど。とくに僕は1週間単位での出張や旅行なども多いため、多少重たくてもメインPC として使えるスペックのPCが欲しい。

ノートPCに求めるスペックや条件

  • 筐体ががシルバー系かホワイト系でシンプル
  • 30万円〜50万円くらい
  • PD(USB-Cで充電できるやつ)対応
  • 15インチ級の4Kディスプレイ
  • CPU:第10世代のi7~i9
  • メモリ:32GB以上
  • GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060級
  • ストレージ:1TB以上
  • 重さは2.5kg以内

今回新たにノートPCを購入するにあたり、自分にとって必要そうなスペックや機能性を洗い出してみた。絶対条件としては「筐体の天板が白かシルバー」というところ。また動画編集がメインの用途となるため、ディスプレイは大きく、モバイルとしては高性能な CPU と GPU があると嬉しい。

また高性能な Windows PC の辛い点として「充電器がデカい」という点があり、日常的に持ち歩くのがやや厳しい。しかし PD に対応していれば、小型の窒化ガリウム充電器が使える可能性もあるので嬉しい。

――

余談だが、Windows PC の場合は各メーカー特色が異なるため選択肢の幅がとても広く、実際に店頭に足を運んであれこれ検討する必要があり、この過程はとても楽しい。

Macの場合は「アップルが販売する PC からスペックを選ぶ」というスタイルだが、Windows PC の場合は「スペックをもとにメーカーやPCを選ぶ」というスタイルになる。

今回比較検討の対象に選んだノートPCは以下の4機種

  • XPS 17(2020年)|DELL
  • ENVY 15 クリエイターモデル|HP
  • Razer Blade 15 Studio Edition|Razer
  • ROG Zephyrus G14 GA401IV  |ASUS

僕の用途や条件から「これが当てはまりそうだ」と感じた2020年のクリエイター向け Windows PC は上記の4機種。使い込んだわけではないので判断は難しいが、実際に店頭に足を運び、触れてみた結果だ。

「天板がホワイト系かシルバー系」という条件を除外すればもっと選択肢は増えると思うが、基本的には「2020年時点でのクリエイター向けPCのトップ層」といえるだろう。なお今回の比較には求めるスペック(2.5kg以内とか4Kディスプレイとかメモリとか)が異なるためゲーミングPCは基本除外している。

各PCをそれぞれスペックで比較する(表は左右にスライドできます)

XPS 17ENVY 15 クリエイターモデルRazer Blade 15 Studio EditionZephyrus G14
ディスプレイ17型4K
(3840×2400)
15.6型4K
(3840×2160)
15.6型4K
(3840×2160)
14型WQHD
(2560×1440)
CPUCore i9-
10885H
Core i9-10885HCore i7-10875HRyzen 9 4900HS
メモリ32GB
(最大64GB)
最大32GB32GB
(最大64GB)
16GB
(多分最大32GB)
ストレージ1TB2TB1TB(最大4TB)1TB
GPUGeForce RTX 2060 Max-QGeForce RTX 2060 Max-QQuadro RTX 5000 Studio EditionGeForce RTX 2060 Max-Q
重さ2.51kg2.15kg2.2kg1.7kg
PD
(150W以上)
価格39万6,980円(税抜)
10月12日まで20%オフ
28万9,800円(税抜)
楽天ストアのみ10%オフ
49万9,818円
(税別)
23万9,818(税抜)
バッテリー最大10時間最大6.5時間最大6時間最大9.4時間
ここにないところは公式ページをみてください

僕が必要とする条件をもとにスペック表を作ってみた。それぞれ一長一短で、欲しい機能がそれぞれ違うのでかなり迷う。例えば「動画編集をするなら17インチ 4K ディスプレイを搭載する XPS 17 が魅力的だが、重さが2.51kgとけっこう重たい」「外で使うなら Ryzen 9 搭載で軽量&省電力な Zephyrus G14 は魅力的だけどメモリが16GB」などなど。

表だけだと分かりづらいというか整理しづらいため、次にそれぞれの PC に対して、僕が感じた「良い点」と「残念な点」をまとめておきたい。

17型4Kディスプレイでスペックも強い!『XPS 17|DELL』

画像引用:公式ページ

このアイテムのココが良い!>

  • 17インチ4Kの大型ディスプレイ
  • 最大64GB RAMに換装できる
  • SDカードスロットがある

このアイテムのココが残念!>

  • 2.51kgとかなり重たい
  • ポートの種類はUSB-C x 4のみ

まずは DELL(デル)の XPS 17。魅力はなんといっても狭額縁の17インチ4Kディスプレイ。15インチノート級の筐体に17インチディスプレイが備わっており、コンパクトながらも大画面で作業ができる。

画像引用:公式ページ

スペック的にも第10世代の i9(8コア16スレ)を搭載し、GPU やメモリ共に現状のクリエイター系PCでもトップクラス。ただし難点としては 2.51kg とかなり重たい点。

価格は定価で税込み約42万円だが、記事執筆時点では20%オフセール(10/12迄)を開催中なので、現在は35万円ほどでこのスペックが手に入れられる。重さ以外は個人的に完璧といえるスペック。

コスパの良いバランス型ハイエンドPC!『ENVY 15 クリエイターモデル|HP』

画像引用:公式ページ

このアイテムのココが良い!>

  • デザインがスタイリッシュ
  • 税抜で30万円未満と安い(減価償却の必要なし)
  • トップクラスの性能

このアイテムのココが残念!>

  • PD充電が事実上非対応
  • メモリ換装ができない
  • 短いバッテリーライフ

Windows ノートの購入を検討したきっかけがこの ENVY 15。実は前にとある仕事で触れたことがあり、僕の MacBook Pro(15インチ 2018年モデル)と比較して、動画書き出しの速さが6倍ほどで感動した。

画像引用:公式ページ

見た目はかなりスタイリッシュでロゴもかっこよく、サイズや持ち運び、価格、そして用途を考えると一番万能型なのだけれど、唯一 PD に対応していないようで、ここがかなり残念。

なおThunderbolt 3端子はUSB PD(Power Delivery)に対応しているようだが、手持ちのUSB PD充電器で充電できなかったためメーカーに問い合わせたところ、HP ENVY 15の充電に必要な最小電力が150Wとなっているとのこと。

5分の4K動画を1分16秒で書き出せるクリエイター向けノートパソコン「HP ENVY 15」|PC Watch

バッテリーライフが最大6時間で、おそらく動画編集時の実働は1~2時間程度。そうなるとPD非対応はかなり痛い。ただし価格面ではかなり魅力的で、なぜか楽天のストアだと(記事執筆時点で)10%オフクーポンを発行(10月11日の23:59まで)していた。

実際にカートに入れてみるとポイント還元を含め26万円ほどで、このスペックのPC が買えることになる。ただでさえ安価なのに、2TBのSSDを搭載していてこの価格は破格なためかなり迷う。


つよつよGPU搭載だけど価格もつよつよ!『Razer Blade 15 Studio Edition|Razer』

画像引用:公式ページ

このアイテムのココが良い!>

  • モバイル系GPU最高峰のQuadro RTX 5000 Studio Editionを搭載
  • なんといっても筐体がかなりかっこいい
  • SDカードスロット(UHS-III)やHDMIポートなど拡張性が高い

このアイテムのココが残念!>

  • 50万円を超える価格
  • 動画編集時はGPUよりもCPUの方が重視したいため、バランスはちょっと悪い気もする
  • バッテリーライフが短い

ゲーミングデバイスでおなじみの Razer(レーザー)が発売しているラップトップ『Razer Blade 15』の Studio Edition。特筆すべきはGPUに Quadro RTX 5000 Studio Edition を搭載している点。

性能は他の3機種が搭載する GeForce RTX 2060 Max-Q を1.5倍近く上回るが、どちらかというと CPU 性能のほうが重要な Premiere Pro での動画編集でどこまで有利なのかは不明(書き出しやレンダリングは速いだろうけど)。

画像引用:公式ページ

それよりは i9 かつメモリを64GBに換装できる XPS 17 の方が動画編集においては強い気もしている。ただしデザイン的にはクールだし、SDカードスロットも爆速なのでそういった点はかなり魅力的。PD対応な点もGoodだが、果たして50万円超えは必要なのか? というところ。

もちろん Razer Blade 15 には下位モデルも存在し、機能的には RTX 2070 を搭載するベースモデル(税抜27万1,636円)でも十分。ただし筐体がブラックという点が個人的には対象外となってしまった。

ハイエンドノートPC界のゲームチェンジャー!『Zephyrus G14|ASUS』

画像引用:公式ページ

このアイテムのココが良い!>

  • 比較機種の中で唯一インテル、入ってない(Ryzen 9 4900HS)
  • CPUの省電力が優れているため軽量かつ小型化できている
  • 省電力性能が高いのでバッテリーライフが長い
  • 価格が税込みで26万円ほどと安価

このアイテムのココが残念!>

  • メモリが16GBと標準だと少ない
  • Ryzen 9 4900HSと動画編集ソフトとの相性が不明
  • 電光掲示板のような天板デザインが個人的にちょっと苦手

色々と PC を調べているうちに「あれ、これが最強では? 」と感じたのが ASUS(エイスース)の『Zephyrus G14(ゼフィロス)』(社名と製品名がとにかく読みづらい)。理由は比較機種の中で唯一インテルではなく AMD の Ryzen 9 4900HS を搭載しているから。

Ryzen 9 4900HS の性能は i9 と同等もしくはそれ以上ながら高い省電力性能が魅力で、それに伴い筐体が小型かつ軽量(1.7kg!!!)にも関わらずバッテリーライフは最大9.4時間を誇る。

画像引用:公式ページ

完全に Windows ノートPC のゲームチェンジャー的でガジェットとしての面白さを感じるが、Ryzen 9 4900HS と Premiere Pro などの動画編集ソフトとの互換性が未知数なため、果たして外出時のメインノートとして活用できるかは不明。

画像引用:公式ページ

また天板に電光掲示板的な映像を表示できる『Anime Matrix』がかなり個性的で、これは好き嫌いが分かれる。個人的にはもう少しシンプルなデザインが好きなので、これはけっこう迷う。


まとめ:結局どれがベストなのか?

この記事を読んだ人は「で、結局なにがベストなの? 」が気になるかもしれない。しかし一概に「これがベスト」というのはとにかく難しく、各社で特色がまったく異なるので「ベストな機種は人に依る」としか言いようがない。

僕の場合だと、本当に微妙な差でデルの XPS 17 が選択肢としてはかなり魅力的だ。とくに10月12日までであれば20%オフ(約8万円オフ)なので、元値を考えてもお得感が大きい。ただしかなり重たいので、けっこう迷う。

↓これに関してはこのスペックで10%オフキャンペーン中(10月11日の23:59まで)なのでかなりおすすめ


↓ガジェットとして面白いのはやはり Zephyrus G14。価格的にも手に入れやすく Ryzen 9 を搭載している点が強い。ただしメモリは標準で16GBのみなので、自分で換装できる人は調べて32GBとかにしても良さそう。