敢えてスマホはこれでいい感。
クレジットカードサイズの小型 Android スマートフォン『Palm Phone』が(待望の)国内発売をするというニュース。このサイズ感ながら HD解像度の 3.3インチ液晶ディスプレイを搭載し、 1200万画素のリアカメラまで搭載する本格派なスマートフォンということで、さっそく僕も予約してみた。
ディスプレイが折り畳めるスマホなども話題となっているが、スマホでやることは SNS とメールとちょっとした調べ物くらい。ノートPCよりも高くてポケットに入らないスマホを持つよりも、このサイズ感の方が人間味があって良いなあと感じた。
【追記】レビューしました:バッテリーや操作性、スペックなど『Palm Phone』を使って分かったあれこれをレビュー
■欲しいポイント
- クレカサイズなのにスペックもけっこう本格的
- 62gと超軽量かつ小型なのでスキニーパンツにも入る
- ミニマルなデザインで所有欲も満たされる
■懸念しているポイント
- バッテリー容量が800mAhとこれ一台だと不安
- 4万4,800円とやや高い
- NFC やおサイフケータイは非搭載
- 対応バンドが心許ない
クレカサイズのスマホ『Palm Phone』について
今回発売となった Palm Phone は、元々は米国のスマホキャリアであるベライゾンが発売したスマホ端末。メーカーは米国の PDA メーカーである Palm(パーム)で、メインスマホの着信やメッセージなどを受けられる “子機” 的な扱いで登場した。日本での国内販売は絶望的だと勝手に思っていたが、日本の代理店経由でこの度めでたく発売となる。
子機的な端末とはいえ、Palm Phone は単体でも機能するスマートフォン。Android OS を搭載しており、スペックもそこそこで SoC はクアルコムの Snapdragon 435、メモリは3GBを備えている。ディスプレイも3.3インチと小型ながら HD解像度のため、445ppi とかなり高精細(参考までに iPhone XS のピクセル密度は458 ppi)。
またカメラもリア1200万画素、フロントで800万画素と、スペックを見る限りではかなり実用的。しかも IP68 の防水防塵まで備えているというから驚きだ。重さは約62.5g と超軽量だが、懸念点としてはバッテリーが 800mAh と小さいところ。
気になる価格は4万4,800円。リリース元の『+Style』やアマゾンでは本日より予約受付を開始しているとのことで、僕もさっそく予約してみた。
Palm Phone の外観
こちらが Palm Phone。どこか既視感のあるデザインではあるが、Jelly Pro のように変に尖ったデザインよりも安心感がある。
またホーム画面は専用のテーマがインストールされているようで、Apple Watch のようにアイコンをぬるぬる操作できるそうだ。けっこうディスプレイのクオリティが高く、発色も良いし解像度も高い点が嬉しい。
男性が手に持ったサイズ感はこんな感じ。スタンドアロンでこのサイズ感のスマホ、かなり胸が熱くなる。
サイズはクレジットカードくらいだが、実際にちょっと触ってみた感覚だとキーボードの打ち心地もそこまで悪くなさそう。QWERTYキーボードでも、慣れたらそれなりに打てそうだったので、フリック入力ならばほとんど問題はないはずだ。
トバログが Palm Phone を買った理由
僕が Palm Phone を買った理由としては「久しぶりに面白くてデザイン的にも良いスマホが登場したから」という点。最近はディスプレイが折り畳めるスマホも発表となり、ますますスマホが高級化&巨大化しているにもかかわらず、僕らの使いみちといえば SNS とかちょっとした調べ物くらい。
ある程度スペックがあればそこそこ良いし、それだったら Palm Phone くらい振り切った端末を使ってみるのも面白そう。RAM も 3GB だし、SoC もまあそれなり。カメラもディスプレイも高精細なので、iPhone のサブというよりも、スタンドアロンで使えそうなところが購買意欲をくすぐってくる感じが良い。
「敢えて高スペックスマホではなくミニマルなスマホだけで生活」という響きもけっこうかっこいいし、実際にそういう生活ができるか試してみたいところ。
まとめ
こんな感じで Palm Phone を紹介してみた。スマホの成長が鈍化している感があり、あまり端末を購入しなくなってはいたのだけれど、最近はディスプレイが折り畳めるスマホだったり Palm Phone だったり、各メーカー試行錯誤と独創性を意識していて、またちょっと面白いなあと思っている。
とくに Palm Phone は、ミニマルな端末なので日本人にもかなりウケそう。価格は4万4,800円で、発売は4月24日。本日から『+Style』やアマゾンで予約を開始している。僕はしっかりと予約したので、届いたら使用感などレビューしたい。