YouTube 撮りたいならとりあえずこれあれば便利。
個人の動画撮影時に最適な Bluetooth 接続の無線マイク『RØDE Wireless GO』。数多くの YouTuber が愛用しており、僕もほとんどの動画をこのマイクを使って撮影している。
まあ詳細レビューをするわけではないけれど、かなり便利なのでブログでも簡単に紹介しておこう。
■RØDE Wireless GO のココが良い
- Bluetooth内蔵&小型で手軽に使える
- 面倒な設定は必要なくすぐ使える
- マイク内蔵なので別途買わなくても良い
■RØDE Wireless GO のココが残念
- 内蔵マイクは意外と周囲の音を拾う
- 無線なので若干のホワイトノイズが乗る
RØDE Wireless GO について
Wireless GOは、オーストラリアに拠点を構えるマイクロフォン(マイク)メーカー「RØDE」が手掛ける Bluetooth 対応の無線マイク。
マイクというと SHURE やゼンハイザーなどが有名だが、『RØDE(ロード)』の製品は安価で性能も必要十分ということで、YouTuber など数多くの動画配信者が愛用する。
小型ながら Bluetooth 接続で連続7時間の接続ができ、カメラのイヤホンジャック(ステレオミニプラグ)に繋げるだけで、より手軽かつ高音質な音を拾ってくれる。
また端子はありがたいことに USB Type-C。充電の際にはいつも使っているケーブルが使えるので嬉しい限り。
これ1台でトランスミッター&マイクを兼ねる
またレシーバーにはマイクも備わっており、クリップで衣服に挟むとピンマイクのように使うことも可能。性能とコストパフォーマンスに優れたアイテムだ。
YouTube 動画、映像の次に音が大事
これは YouTube を始めてわかったことなのだが、YouTube の動画は音もけっこう大事。「最低限録れていればいいでしょ……! 」と思うかもしれないが、その最低限でさえもカメラの内蔵マイクだけだと難しかったりする。
カメラの内蔵マイクは周囲の音をよく拾う(全指向性という)し解像度が低いので、例えば外で Vlog をするにしても、自宅で撮るにしても、意外と雑音が入って気が散ってしまう。そのため編集する際にお蔵入りになることも少なくない。
だからこそ、動画を撮るならそれなりに使えるマイクがあった方が良いというわけ。この用途でいうと、Wireless GO は「無線かつ小型で手軽」「マイク内蔵」「面倒な設定は要らない」ので、かなり便利なマイクなのだ。
こんな感じにカメラに挟み込んで使う。なお僕は α6400 を愛用するのだが、そのままクリップオンしてしまうと映像が確認できない。なので以下のようなコールドシューアダプターを使っている。快適。
僕はピンマイクも併せて使う
ただこのマイク、音質はそれなりに良いものの、意外と周りの音も拾ってしまう(カメラ内蔵マイクほどではないが)。なので僕は同じく RØDE のピンマイクを接続し、より指向性を高めている。
例えば以下の動画は外で撮っているのだが、自宅の脇に大きな道路がありそのままだと雑音でかなり気が散る。だがピンマイクを使うことで、ほとんど目立たない音に仕上がっているというわけ。
ピンマイクは有線なので、Wireless GO をレシーバーとすることで、汎用性が高くバッテリー持ちも良い安価な録音セットとして使うことができる。そういう意味でも最初に Wireless GO を買っておくと便利。
なお僕が使っているピンマイクは以下だが、これはスマホやPC専用。カメラや Wireless Go で使用するには別途アダプタを噛ませている。
取材の際はガンマイクを接続しても良い
また僕はカバンの中身撮影などの際には、クリップオンタイプのガンマイクを Wireless GO に接続して使っている。まあこれにどのくらい意味があるかは分からないが、より近い位置から音が拾えるため、カメラの位置が遠くてもそれなりに拾えている気がする。
α6400 などソニーで使う際の注意点
RØDE Wireless GO を使い始めたときに困ったのが「あれ、音割れけっこうするな」という問題。ソニーのαシリーズで Wireless GO を使う場合、カメラ側の録音レベルを下げておかないと音が割れてしまうので注意が必要だ。
まとめ
こんな感じでRØDE の Wireless GO について紹介してみた。音響については映像と同じく深い沼なので、どの程度で満足できるかは YouTuber にとっても大事なポイント。
Wireless GO は100点とはいかないが、使い勝手(「無線かつ小型で手軽」「マイク内蔵」「面倒な設定は要らない」)と音質を考えると80点くらいの点数は取れるので、とりあえず最初の1台におすすめだ。