iPad Pro用の Magic Keyboard をも無刻印化したい衝動……。
過去に3回ほどブログで紹介している「MacBookに貼るだけで無刻印化できるステッカー」。絶対的に刻印があるほうが便利なのに、見た目のミニマルさを優先し完全に刻印を消し去る頭のおかしい製品だ(褒め言葉)。
これまでもこのブラックアウトステッカーを愛用してきたが、ついに製作者とつながり「iPad Pro用のも発売したんで使ってみてください」とサンプルをいただいた。
「日本語配列が好きなのに『かな』の刻印が鬱陶しい」という無刻印ファンのために、今回は JIS 配列の Magic Keyboard を無刻印化していこう。
■ブラックアウトステッカーを導入するメリット
- 見た目がミニマルになる
- ステッカーが耐久性が高く長期間使用しても劣化しにくい
- 刻印を消すのではなく隠すのでリセール時でも剥がせば問題ない
■ブラックアウトステッカーを導入するデメリット
- 普段使わない記号をド忘れすると面倒
- ステッカーの厚みが出る分打鍵感がやや変わる
- バックライトの恩恵を受けられない
ブラックアウトステッカーとは
ブラックアウトステッカーは、MacBook や iPad Pro の Magic Keyboard などのキーボードを無刻印化できるニッチなアイテム。記号や「かな」の刻印で雑然としたキーをすっきりさせたい人や、無刻印化して玄人ぶりたい人に人気のアイテム。
現在は無刻印化しつつ視覚的にガイドの付いている「ブラックアウトステッカー」と、ガイドなしで完全に無刻印化する「ブラックアウトステッカー PRO」の2種類が選べ、そのどちらも JISキーとUSキー配列に対応する。
また対応機種は 11インチ、12.9インチの iPad Pro 用 Magic Keyboard のどちらかを選べる。また MacBook シリーズ用も展開しているので、ラインナップは Amazon を見てほしい。
以下は記事執筆時点での対応表
Macキー寸法(※アルファベットキー) | 15.5×16 | 16×16.5 | 16.5×17 |
Macモデル | MacBook Pro 13inch 2009mid~2015model MacBook Pro 15inch 2008 late~2015model MacBook Pro 17inch 2009 early~model MacBook Air 11inch 2010~2015model MacBook Air 13inch 2008~2017model Magic Keyboard |
MacBook Pro”16 2019~model | MacBook Air Retina 2018~model MacBook Pro”13 2016~model MacBool Pro”15 2016~2019model MacBook 2015~2017model |
ステッカー寸法(※アルファベットキー) | 14.5×15 | 15×15.5 | 15.5×16 |
型番(ノーマル) | – | BOS05-JIS BOS05-US |
BOS04-JIS BOS04-US |
型番(Pro) | BOS-15JIS BOS-15US BOSP-J BOSP-U |
BOS06-JIS BOS06-US |
BOS-16JIS BOS-16US |
iPad Pro 用Magic Keyboardを無刻印化するブラックアウトステッカー
こちらがブラックアウトステッカー本体。真っ黒な台紙に精度の高いレーザーカットを施している。1枚ずつ貼るのはちょっと面倒だが、無刻印化するためには必要な儀式。
ステッカーの素材はPVC(ポリ塩化ビニル)で、耐久性や耐水性が高い。さらさらとマットな感触だ。手汗をかいても紙製のステッカーのように破れたり滲んだりはしない点が嬉しい。
余談だが、この写真を撮影している背景紙も同じ素材の白いもの。
実際に貼ってみる
こうして1枚ずつ剥がしながら貼っていく。素手でも問題なく貼れるが、ピンセットを用いると、より貼りやすいと思う。僕はいつも素手で貼っているが、今回は記事化のためにわざわざ100均で購入。
まずはエンターキーから攻めていく。左利きだからか自然にこちらからになるが、右利きの人は逆から貼り付けるそうだ。面白い。
半分ほどはったところ。見るからに漆黒に染まっていくこの感覚。ブラックアウトステッカーを端末に貼り付けるのは通算4度目だが、この気持ちよさがたまらない。
刻印はない方がノイズがなくミニマル。
完成!
20分ほど掛けてすべてのキーに貼り終えた。JISキー配列なのに、この無刻印の感覚……! 視界に入るノイズがすべて消え去り、心地良いミニマルさだけが残る。
なお一部キーには穴が開いていて、例えば F や J など人差し指を置くキーが無刻印でも分かるようになっている。また数字の 5 と 0 にも穴が開いていて、視覚的には分かりづらいが、触れるとキーが分かる。
タッチタイピングができても、急に目隠しで暗証番号を迫られると「あれ、6ってどこだっけ? 」となってしまう人も少なくない。そんな無刻印化による弊害を少しでも軽減してくれる配慮だ。
Caps Lock キーにも穴が開いていて、オンとオフが一発で分かる。
まとめ
こんな感じで 11インチ iPad Pro 用 Magic Keyboard を無刻印化するブラックアウトステッカーPROを紹介してみた。まあブラックアウトステッカーは無刻印好きにはお馴染みのアイテムで、無刻印化だけではなく摩耗によるキーの劣化を防いでくれる。
もちろん12.9インチモデルも存在するので、気になったらぜひチェックしてみよう。