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クッションフロアでモルタル調のアーバンな部屋に|自宅にオフィスを構築する②

クッションフロアでモルタル調のアーバンな部屋に|自宅にオフィスを構築する②

自宅にオフィスを構築する』の続き。前回は「どんな部屋にしたい? 」の構想を練る記事を書いてみたので、今回は実際にクッションフロアを敷き詰めていくようすを紹介しよう。

「賃貸でも簡単! 」「安くて手軽! 」という印象の強いクッションフロアだが、実際に敷き詰めてみると、重いし意外と大変だった。

このアイテムのココが良い!>

  • 見た目は本物のような雰囲気になる
  • シート状で貼るだけなので賃貸でも原状復帰がラク
  • 10畳分でも2万円以下と安価に揃う

このアイテムのココが残念!>

  • 素材はビニール製なので木材やモルタルなど素材の質感は出ない
  • 部屋に合わせてカットや加工が難しい
  • 化学製品のような独特の臭いが強い

なぜクッションフロアを床材として選んだのか

そのままのカーペットも機能性としては悪くない(防音性やガジェットを落としたときのクッション代わり)のだけど、見た目はやはり垢抜けない印象。部屋の印象を大きく左右するのは「床」と「壁」という話はよく耳にするので、まずデスクやオフィス家具類を搬入する前に床材を変えることにした。

イメージしていたのはモルタル調のアーバンな部屋。居住スペースではなくオフィスやスタジオとして活用するので、クールな雰囲気に仕上げたい。また馴染みの美容院がコンクリート打ちっぱなしの床がクールだったので、そういう理由から今回はモルタル調の床にしたいと考えた。

床材というと、タイルやカーペット、無垢材など、賃貸でも敷くだけで好みのスタイルに変えられるモノが世の中にはたくさんある。最初はタイル状で敷き詰めていくモルタルを選ぼうと思ったのだが、これだけ重すぎるうえにかなり高額(合計200kg分くらいのタイルを約10万円掛けて購入することに……!)。

持ち家ならそれでも良いかもしれないが、この家は賃貸。住んでも3~4年と考えると、撤去時の処分や導入コストを考えるとあまりにも大変すぎると感じる。「見た目はスタイリッシュに! でもコストや手軽さを重視したい」という目的を考えると、クッションフロアがベストな選択肢だった。

クッションフロアとは:薄い塩化ビニール素材でできた床材で、木目調やモルタル調、大理石調のものまでさまざまなプリントが施されている。2mm前後と薄いのにも関わらず、見た目は本物っぽく格安なので、賃貸DIYなどにも人気の床材。

用意したモノ

僕が購入したのは東リのモルタル調のクッションフロア。1200cm x 182cm で約1万7,000円ほどと、タイルなどと比べてもかなり安価だ。見た目はわりと本物っぽい。なお大きめのホームセンターでもこの柄は売られていなかった。

シート状とはいえ重たいし、持ち帰るのも大変でちょっと高いので、個人的にはホームセンターではなくアマゾンや楽天で購入するのをおすすめしたい。

  • カッター
  • クッションフロア専用のカッター(初心者は本当におすすめ)
  • クッションフロア専用の両面テープ
  • 養生テープ(原状復帰のため)
  • シームシーラー(繋ぎ目を接着するために必須)
  • 押さえるためのヘラ(できれば鉄製のものを)
  • ローラー(使わなかった)

今回は人生で始めてのクッションフロア施工なので、ホームセンターである程度はアイテムを買い揃えておいた。また賃貸なので粘着テープを用いて貼ることに。

なおこのなかでもっとも便利だと感じたのはクッションフロア専用のカッター。これがなかったらこんなにきれいには施工できていないはず……。

実際に貼り付けていく

まずはカーペットの上に養生テープを貼り、その上からクッションフロア用の粘着テープを梯子のように貼り付けていく。カーペットの上に貼り付けると湿気がこもりダニが繁殖してしまいそうだが、カーペットを剥がすのも面倒だし、収納場所に困るのでこの上から貼ることに。

部屋を囲み、50cm幅くらいずつ横に貼り付けていくため、10畳ほどの部屋で30m分くらい使った。

実際にクッションフロアを地面に敷いていくのだけれど、182cm x 20m のクッションフロアを地面に敷いていくのはめちゃくちゃ大変。モルタル調のプリントが表側に施されているため、コロコロと転がすのではなく、ほぐすように敷いていく必要がある。

またクッションフロアの裏面には伸縮防止のためにグラスウール(綿あめのガラス版のようなやつ)が使われているため、腕に触れるとチクチクとした感覚があり、それもけっこう辛い。とくに僕の部屋は構造が変わっているので、この工程だけで2時間位かかった。

ある程度敷き詰めたら、あとは直線部分をクッションフロア専用カッターですーっとなぞっていく。定規も必要なく本当にぴったりサーッ切れるのですごく気持ちが良い。

コーナー部分はヘラとカッターで切っていく。ちょっと間違えると切りすぎてしまうし、余りすぎてもたわんでしまうので、そこのところも難しい。このあと粘着テープを剥がして貼り付けていく(難しすぎて写真を撮る暇がなかった)。

そんな感じで試行錯誤しながら完成!

作業開始から約6時間ほどで、やっと床が完成。決して上手くいったというわけではないが、見栄え的には悪くないはず。

今回は素人が一人で施工したけれど、予想よりもかなり大変だし、お世辞にも簡単とは言えなかった。ただ低コストで見栄えがよくなり、原状復帰が可能な状態でモルタル調の床に仕上げられた点では満足。

ここからは家具を搬入し、実際に作業ができる部屋へと仕上げていく。新しく作業環境を構築していくようすは、また別の記事にしていきたい。