ドローンでお馴染みの Parrot(パロット)が発売している ノイズキャンセリング Bluetoothヘッドホン「Parrot Zik 3 」。9月くらいに Parrot から提供してもらい、約半年間ほぼ毎日使っているのでそろそろ長期で実際に使ってみた感想を。
機能性などの詳しいレビューは『機能性が高くお洒落なデザインの Bluetooth ヘッドホン「Parrot Zik 3」レビュー』をどうぞ。
■総評
ちょっと高いけれど、デザイン性の高いノイズキャンセリングヘッドホンなので、カジュアルに使うには気に入っている。Bluetooth 接続なので「iPhone 7 Plus + Spotify」の組み合わせで使うのが最高。
■良い点
- 機能性満載なのにデザインがお洒落
- アプリでサラウンドやイコライザを制御できる
- Bluetooth 搭載で iPhone 7 & 7 Plus でも快適
- ノイズキャンセリング機能付きで耳栓代わりにもなる
■悪い点
- バッテリーの持ちがちょっと気になる
- 定価だとちょっとお高め
- 折りたためない
Parrot Zik 3 は iPhone 7 & 7 Plus との組み合わせが最高
いつもとちょっと違う曲を楽しみたいとき、Parrot Zik 3 を iPhone と接続し、Spotify で音楽を流すのが最高だ。ノイズキャンセリングをオンにすれば、満員電車でも自分だけの世界に浸ることができる。電車通勤もちょっと楽しくなる。
Bluetooth で接続するので、電車に乗るときや散歩をするときなんかでもコードが絡まないのが嬉しい。
Parrot Zik 3 の音質はどんな感じ?
音質のレビューは『機能性が高くお洒落なデザインの Bluetooth ヘッドホン「Parrot Zik 3」レビュー』でも詳しく書いているのでさらっと。
Parrot Zik 3 はややドンシャリ気味な音質。クラシックのようにフラットで原音に忠実な音楽よりも、テクノやポップ、EDM など、ライトに楽しめる音楽によく合う印象だ。
Parrot Zik 3 は機能性が充実しているので、どちらかと言えば「音楽をゆっくりと愉しむ」というよりは「移動時間など普段使いでちょっと良い音を快適に楽しみたい」という人向け。
Parrot Zik 3 はアプリでイコライザを自分の好みの音質に仕立てることができる。音楽だけでなく Youtube も(なんなら録音した会議の内容も)自分の好みの音質で楽しめるのは良い。
デザイン性の高さが Parrot Zik 3 を選ぶ理由
Parrot Zik 3 は「Bluetooth」「(アプリによる)イコライザ」「ノイズキャンセリング」と、機能性も満載。とはいえ他社製品もこれらをウリにするヘッドホンはあるので、個人的に Parrot Zik 3 を選ぶ一番の理由はデザイン性の高さだと思う。
フランスの有名デザイナー、フィリップ・スタルク氏がデザインを手がける。柄の部分にオレンジの差し色が仕込まれているのが特徴。カラーも充実の8色展開で、レザー調やクロコダイル柄など自分の服に溶け込むカラーを選べる。
ノイズキャンセリングや Bluetooth が備わったヘッドホンは、ソニーやボーズ(BOSE)、beats などの有名メーカーがこぞって発売しているが、カラー展開が少なかったり、メカメカしいデザインで私服に合わない(少なくとも僕の場合)こともしばしば。そういった意味で Parrot Zik 3 は一歩リードしていると思う。
Parrot Zik 3 を実際に装着してみたところ
僕が装着するとこんな感じ。ヘッドホンは頭を覆うので、アクセサリとしても目立つ。「お洒落で機能性の高いヘッドホンが欲しい」という人ならば、選択肢の1つとしても非常に優秀だと感じる。
ただし問題もある。Parrot Zik 3 を半年間使用しているのだが、僕が選んだレザー調のタイプのカラーは外装の塗装が剥げてきた。ケースにも入れずにバックパックに入れているので、当然といえば当然かもしれないが、ちょっとショック。
機能をフルに使うとバッテリーの持ちはそこまで良くない
個人的な意見だが、Bluetooth 接続でノイズキャンセリング、そしてイコライザをオンにしながら使うと、バッテリーの持ちがちょっと物足りないと感じることも。
最大の連続再生を18時間としている Parrot Zik 3 だが、体感的には7~10時間程度。特に海外旅行の際など、長時間ノイズキャンセリングをオンにして使いたいときなんかには、片道のフライトでも途中で充電が必要になったりとちょっと不便だった。
機能を制限して使うならもっと持つのかもしれないが、せっかく便利な機能が備わっているのだから、それらを制限して使うのは勿体無い。
ちなみに Parrot Zik 3 のバッテリーは取り外しが可能。日常使いでは替えのバッテリーが必要になるほど使わないが、頻繁に海外旅行に行く人には嬉しいかも。充電は micro USB から可能。
タッチパネルでの操作も格好良い!けどちょっとこれが困ることも
Parrot Zik 3 は、右側のイヤーカップにタッチパッドが備わっている。ここでボリュームのや音楽の再生ができるクールな仕様。イヤーカップをなぞるだけで操作ができるというのは、ちょっとした未来感が味わえる。
ただ操作が微妙に難しかったり、慣れるまでは曲送りをしたいのに再生ストップをしてしまったりと誤操作も多い。ゆっくりと優しくなぞるのが上手く操作するコツ。
ちなみに操作はボタンではなくタッチパッドでおこなうのだが、座席で壁に寄りかかったりするとタッチパッドが反応して再生が止まることがある。ノイズキャンセリングを活かして飛行機内で快適に音楽を楽しみたいときなんかには、このタッチパッドがアダとなってちょっと不便に感じるかも。
まとめ:カジュアルだけどしっかりと音楽を楽しみたい人にオススメ
Parrot Zik 3 は、ノイズキャンセリング&Bluetooth 対応の本格的なヘッドホンでは、Parrot Zik 3 のデザインが個人的にはかなりポイントだと思う。
アプリによるイコライザやサラウンドの設定も直感的で分かりやすいし、自分の好きな設定にすれば音質も満足できる。また、ノイズキャンセリングと Bluetooth で、長時間電車に乗る人にはかなりオススメ。満員電車特有の圧迫感を忘れ、通勤もちょっとだけ快適になるはずだ。
実売価格約4万円と、若干高めだけれど満足度はかなり高い。ちょっとでも気になった人はチェックしてみてほしい。機能性などの詳しいレビューは『機能性が高くお洒落なデザインの Bluetooth ヘッドホン「Parrot Zik 3」レビュー』をどうぞ。