イヤホン・スピーカー

自宅用にちょっと良いBluetoothスピーカーが欲しいので、あれこれ試聴してきた

画像引用:https://www.flickr.com/people/bangandolufsen/

ワンランク上の Bluetooth スピーカーが欲しい。

数年に1回ペースで欲しくなる Bluetooth スピーカー。これまで Anker やバング&オルフセンなど、いくつかの安価な Bluetooth スピーカーを使ってきた。元々は「Bluetooth スピーカーは持ち歩くためのモノ」というイメージで使ってきたので、いずれも小型のモノが多く、自宅で使うにはパワーや臨場感が足りない。

今は『1人暮らしホームシアター③:臨場感抜群。パイオニアの 5.1ch サラウンドシステム HTP-S767』で紹介したサラウンドシステムを Bluetooth スピーカー代わりにしているが、自宅書斎でも高音質で音楽を楽しみたいと思い、いくつか検討中。まだ購入するかは決まっていないが、せっかくだから記事にしておこう。

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新しいBluetoothスピーカーが欲しい

  • Bluetoothスピーカーである
  • 大きすぎず邪魔にならない
  • 360° 全方位的に音が広がる
  • 低音よりも中高音域の解像度を求める
  • 10畳程度の部屋でもちょうどいい

新しい Bluetooth スピーカーに求める条件は上記の5点。これまで3万円くらいまでの Bluetooth スピーカーを使ってきたので、どうせならワンランク上を試したい。

またデスク上には PC スピーカーを置くだろうから、BGM用に自分の背面に置くイメージだ(とはいえ厚みのある音で楽しみたい)。なので全方位的に音が広がる全指向性のスピーカーを搭載し、かつ低音よりも中高音域が美しいものが欲しい。

置く場所は10畳程度の書斎を想定しているが、部屋を移動して使うことも想定するため、そこまで大きすぎない(50cm程度、重さ5kgまで)モノが好ましい。

この条件をもとに、家電量販店やオーディオメーカーの店舗を巡って実際に試聴したところ、以下の3点がけっこう良い感じだと感じた(もちろん世の中にあるすべてのBluetoothスピーカーを試したわけではなく、あくまで僕が使ってみたなかで……という感じ)。

 

Beosound 2|Bang & Olufsen

画像引用:https://www.flickr.com/people/bangandolufsen/

一番欲しいのがこれ。『Beosound 2』は、デンマークのオーディオメーカー Bang & Olufsen(バングアンドオルフセン)が2018年に発売した Google アシスタント搭載の高級スマートスピーカー。価格はなんと31万8,600円(税込)。

中音域のスピーカーを2基、高音域のトゥイーター、低音域のウーファーを搭載しているそうだ。物理的に音を出す役割が分かれているため、それぞれ高い解像度で音を鳴らしてくれる(店員さんの説明によると)。気に入ったポイントは以下。

  • 低音、中音、高音のバランスと解像度が圧倒的に良かった
  • どんな曲でも基本的に高い解像度でに良かった
  • とくにピアノやアコースティック、女性ボーカルの声の再現性が高い

中音域の伸びと解像度にこだわりたい僕にとって、このスピーカーの音質は最高に好み。とくにピアノの旋律やアコースティックギターの弦を弾く空気の振動の伝え方がかなり忠実だと思う。もちろん低音もそれなりに鳴るが、アプリのイコライザでそれなりに調整が可能なので賃貸でも心配ない。

そして意外だったのはポップやテクノ、アップテンポの曲でもきれいに聴こえる点。Bang & Olufsenのスピーカーは音源によっては籠もる音に感じることがあるが、Beosound 2 はどんな音源でも各音域が濁る感じがあまりない。各ジャンルを満遍なくBGMにする僕にとっては最高に嬉しい。

ただし欠点は30万円を超える価格。多くの人はBluetooth スピーカーに対して1万円以下のモノを使うことがほとんどだし、僕にとっても3万円を超えると一気にハードルが高くなると感じる。

デザイン、素材感、そして音の作りが超好みの Bleutooth スピーカーではあるが、「洗濯乾燥機とか掃除機とか75インチのTVとか車とか、Bluetoothスピーカーよりも先に買うべきモノがある」と感じて悩み中。逆に言うと価格だけが悩みなので、一番の解決策がこれ。

 

LSPX-S1|ソニー

画像引用:https://www.sony.jp/active-speaker/products/LSPX-S1/

インテリアとしても馴染むソニーのグラスサウンドスピーカー『LSPX-S1』。Bluetooth スピーカーながらLEDライトのようなデザインだ。価格は約8万円とやや高め。有機ガラス管を搭載しており、この部分がトゥイーター(高音域の発生源)として機能する面白い構造だ。これが欲しいと感じた理由が以下。

  • 高音がとにかく心地よい
  • LEDランプのような見た目もお洒落
  • ただしポップやテクノ、アップテンポな曲は苦手

最初は「どうせデザインだけでしょ」と思い、最初は見向きもしなかったソニーのグラスサウンドスピーカー。

しかし実際に音を聴いてみると、耳をジャックされたかのような不思議な感覚で、思わず聴き入ってしまった。見た目の華奢さとは裏腹に、その空間のすべてを包み込むようなパワフルながらも優しい音を出す。

とくに高音域が素晴らしく、ピアノやバイオリンの旋律、そして手嶌葵の歌声が直接脳内に響く感じ。中高音域だけでいうと、価格が3倍以上離れた Beosound 2 と勝るとも劣らないと感じた。

価格は許容範囲なのでよっぽどこれを買おうと思ったが、問題は「ポップやテクノ、アップテンポな曲は苦手」という点。スローテンポで中高音域を聴かせてくれるクラシックやジャズなどは圧倒的な高音質だが、アップテンポになると途端に安っぽい音に感じる。

色々な曲を楽しみたい僕にとって、このスピーカーの性質は合わないかもしれないが、とにかく高音域が好みだし価格的にも手が出せる範囲なので迷っている。あとデザインもお洒落。

 

Bose Home Speaker 500|Bose

画像引用:https://globalpressroom.bose.com/jp-jp/pressrelease/view/1932

Bose Home Speaker 500 は Bose が発売した360° 全指向性タイプの高級スマートスピーカー。Bluetooth スピーカーとしてはもちろん、Google アシスタントやアレクサに対応しているため、これ単体でもプレーヤーとして使える。価格は5万1,700円と、上記2つよりも手が出しやすい。

 

  • ステレオサウンドで包まれているような音、全体的にバランスが良い
  • ディスプレイ搭載で操作が単体でも分かりやすい
  • ステレオ感を重視するためか音の厚みが若干物足りない

Bose はヘッドホンやPCスピーカーを持っているので「現実的に考えて音質と使い勝手からこれが安牌かな」という選択肢。僕が購入を検討する Bluetooth スピーカーの中で唯一ディスプレイを搭載し、インテリアとしてもテッキーな印象。

また音も想像よりもかなり良く、1台だけでも左右にスピーカーを置いているようなステレオサウンド感が心地良い。Bose というと低音がボンボン鳴る印象がある人も多いかもしれないが、このスピーカーは中高音域と低音のバランスが良いと感じた。

ジャズやクラシック系はもちろん、ポップやテクノなどオールマイティーにこなせる1台だとは思うが、ステレオ感のある音作りの弊害なのか、音の厚みは薄い気がする。とくに上記した2つの Bluetooth スピーカーは中高音域を得意とするスピーカーなので、単純に比べるのは違うとは思う。

中高音域を重視したい僕にとってはちょっと違うかも? とは思ったが、価格と音のバランス、使い勝手を考えるとベストチョイス。くうう、迷う!

 

気になってたけど試聴したらちょっと違うと感じたモノ

上記では色々なBluetoothスピーカーを試したうえで、購入検討のために絞った3台。ほかにもいくつか候補があったが、今回は外してしまったものもある。それについても簡単に触れておこう。

 

BALMUDA The Speaker|BALMUDA

画像引用:https://www.balmuda.com/jp/speaker/

おそらく今もっとも注目度の高い Bluetooth スピーカー『BALMUDA The Speaker』。価格は3万2,000円。

こちらも360°に広がる全指向性タイプで、音に合わせて真空管アンプのような LED ライトが光るのが美しい。ただしスピーカーはフルレンジ(低音から高音まで1つで鳴らす)の1基のみで、購入を検討している3点と比べると、どうしても音の解像感が低い気がした。

3万円という価格、サイズ、そしてLEDによる視覚的な美しさを考えると「これだけあれば家でも外でも良い音で楽しめるな」というバランスの良いBluetoothスピーカーではあるが、僕の今回の購入意欲とは方向性が異なるため、一旦保留(白が発売されたら寝室用にちょっと欲しい)。

 

Beoplay M5|Bang & Olufsen

画像引用:https://www.flickr.com/people/bangandolufsen/

一番最初は「10万円以下でデザインも良いし、これかなあ」と思っていた Beoplay M5。ただ実際に試聴してみると、価格のわりに音が籠もる感覚があり、全体的にぼんやりとした印象だった。

決して音が悪いというわけではなく、単純に僕の求める音とはちょっと違う気がしただけなのだが……。インテリアとして部屋に馴染むし、音質はイコライザを使えばある程度は好みの音質に調整はできるが、これならば Bose Home Speaker 500 の方がバランスが良いかなあという結論に。

 

Beoplay A9 4th GEN|Bang & Olufsen

画像引用:https://www.flickr.com/people/bangandolufsen/

バングアンドオルフセンといえばこれ! というイメージが僕の中にあるほど定番の置型のBluetoothスピーカー。価格は33万1,018円。実店舗で試聴させてもらった際、見た目のインパクトだけでなく、パワフルながら繊細に音を奏でてくれる点が印象的だった。

いつかは欲しい! と思うものの、サイズ感とそのパワフルさは「僕が住む賃貸マンションでは本領発揮できない」と思い、今回は候補から外すことに(そもそも高いし)。

もし僕が持ち家だったとしたら、これをリビングに置きたい。

 

まとめ


こんな感じでハイエンドなBluetoothスピーカーを迷う記事を書いてみた。Bluetoothスピーカーは2,000円程度のモノから数十万〜のモノまで、ピンからキリまで存在する。

持ち運びできるタイプは「良い音と旅に出よう。小型の Bluetooth スピーカー『Beoplay P2』レビュー」でひとまず良いのだが、自宅用にハイエンドな Bluetooth スピーカーが欲しい。こうして記事を書くことで頭の整理ができるのだけど、結論としてお金の問題が無ければ Beosound 2 を買うのがベストだと感じた。

また今回の記事は「あくまで僕が試聴した結果」だ。音の感じ方は人によるわけだし、僕が試せていない Bluetooth スピーカーもあるかもしれない。そんなときは Twitter などでおすすめを教えてもらえたら嬉しい。

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色々試聴してきたが、もし友人に「Bluetoothスピーカーでおすすめは?」と聞かれたら、Bose Home Speaker 500 をおすすめすると思う。