せっかくソニーのミラーレス一眼を買ったは良いけど「レンズを交換してみたいのに何を買えば良いのか分からない!」とお悩みの人も多いはず。そこで、Eマウントミラーレス一眼の愛用歴6年の僕がおすすめレンズを紹介しよう。
本格的にではなく、望遠レンズや単焦点レンズ、魚眼や広角などをカジュアルに楽しみたい人のために、2万円~5万円とレンズとしては安価に購入できるものをピックアップ。レンズが変わればカメラの本当の楽しさを知ることができるので要チェックだ。
ソニー Eマウントを装着できるカメラって?フルサイズ対応とミラーレス対応の2種類が存在する
今回紹介するのは「Eマウントレンズ」は、ソニーが展開しているミラーレス一眼カメラ向けのレンズシリーズ。他のマウントのレンズと比較すると、軽量かつ小型でちょっとした旅行や持ち歩くときにも便利なマウントだ。
その中でもプロカメラマンも愛用する「FEマウント」とカジュアルに楽しめる APS-C という規格向けに展開されている「Eマウント」というシリーズに分かれていて、画質や価格などが大きく変わってくる。レンズの画角などは異なってくるものの、互換性があるためアダプターなどを使わなくてもそれぞれ使うことができるというのも魅力だ。
Eマウントレンズを選びたいカメラ(APS-C ミラーレス)
- α5100
- α6000
- α6300
- α6500
デジタル一眼のなかでは比較的小型なシリーズである α5100~6500。APS-C というミラーレス一眼ではポピュラーなセンサーを搭載している。現行機のみを並べているが、基本的には NEX シリーズなどもここに含まれる。この記事ではこれらのカメラに合ったレンズを紹介する。
FEマウントを選びたいカメラ(フルサイズミラーレス)
- α7
- α7R
- α7S
- α7 II
- α7R II
- α7S II
- α7R III
- α9
プロカメラマンも使用するフルサイズミラーレス一眼で、APS-C センサー搭載のカメラよりも大きく、画質も良い。少々高いが、本格的にカメラを始めようという人は最初からこちらを買ってみても良いかもしれない。僕は現在、α7 II を愛用している。
ソニーのミラーレス一眼カメラにおすすめしたいEマウントレンズ紹介
最初の一本におすすめ!パワーズームレンズ『SELP1650 16-50mm F3.5-5.6』
最初の一本として持っておくと便利な標準のズームレンズ『SELP1650』。カメラと一緒にセットで購入したという人も多いパンケーキズームレンズだが、アマゾンなどで購入するとかなり割安で購入できる優れものだ。広角24mm ~ 中望遠75mm 相当と幅広いシーンで活用できるため、カメラ初心者がとりあえず買っておくレンズとしてはおすすめだ。
■おすすめポイント
- F3.5 とそこまで明るくはないがちゃんとボケや立体的な質感が楽しめる
- 中古で1万円程度とかなり安価
- 手ブレ補正内蔵でブレにくい
パワーズームレンズ『SELP1650 16-50mm F3.5-5.6』の作例
安価ながらもちゃんとミラーレス一眼クオリティで撮影できるし、楽しくカジュアルに撮影が楽しめるのが魅力だ。焦点距離も近く、料理とかモノを撮るためにも活用できるなど、幅広いシーンで使うことができる。
はじめての単焦点におすすめ!シグマの単焦点レンズ『SIGMA 30mm F2.8 DN』
「ズームレンズは便利だけどやっぱり単焦点レンズってのも試してみたい!」という人に是非オススメしたいのが、SIGMA(シグマ)の単焦点レンズ。安価にも関わらずシャープな写りでボケ感も楽しめるという点が魅力だ。
3種類存在しており、iPhone のカメラの画角に近い 28.5mm 相当の『SIGMA 19mm F2.8 DN』、望遠寄りの90mm相当の『SIGMA 90mm F2.8 DN』、そして今回紹介する、ズーム標準レンズと呼ばれる画角相当の 45mm相当の『SIGMA 30mm F2.8 DN』が存在する。それぞれ1万円代という安価な割にはシャープでしっかり写るという点で、人気が高い。「神レンズ」と称する人も少なくない。
■おすすめポイント
- 安いのにカリっとシャープな写りになる
- F 2.8 でしっかりボケる写真が撮れる
- アルミ製で質感も良い
シグマ 30mm F2.8 EX DNでの作例
コンバーターを装着して遊べる!ソニーの広角単焦点レンズ『SEL16F28』
安くてワイドコンバーターや魚眼コンバーターを装着して遊べるソニーの単焦点パンケーキレンズ。24mm相当の広角単焦点レンズで、67g と軽い点が魅力的だ。なにより嬉しいのが、よりワイドに撮影ができるコンバーターレンズ(下記で紹介)を装着できる点だ。
■おすすめポイント
- 安価で軽量
- F2.8 の明るいレンズで景色や街撮りスナップにおすすめ
- ワイドコンバーターを装着することで2度美味しい
魚眼が楽しい!SEL16F28 と組み合わせて使う『フィッシュアイコンバーター』
上で紹介した単焦点レンズ『SEL16F28』と組み合わせて使うことで魚眼が楽しめる超広角のレンズコンバーター。18mm 相当と超広角で景色を撮影できるため、海外旅行など景色をばっちり収めたいというシーンで重宝するので、旅に行く際には絶対に持っていきたいレンズコンバーターだ。個人的には海を撮影するのもおすすめだと感じる。
■おすすめポイント
- 1万5,000円と安価
- ぐわっと曲がる魚眼が楽しい
- ソニーの単焦点レンズ!SEL16F28 と組み合わせて使える。
フィッシュアイコンバーターの作例
望遠ズームレンズ『SEL55210』
こちらは望遠ズームレンズ『SEL55210』。中古で1万5,000円ほどで購入できるズームレンズで、旅行や催し物などで活躍する。焦点距離が 82.5mm ~ 315mm と汎用性は高いものの、F4.5 からとやや暗いレンズなので暗い場所での撮影には向かないが、ディズニーのエレクトリカルパレードなどならおそらくそれなりに綺麗に撮れるはず。
■おすすめポイント
- Eマウントシリーズで最安値のズームレンズ
- 300mm とちょっと遠くを撮影したいときに便利
- ポートレートなど望遠で撮ればちゃんと背景がボケる
SEL55210で撮影した写真
こんな感じでスポーツや劇などを撮影するのもありかもしれない。とにかくソニーの Eマウントシリーズの望遠で1万5,000円ほどで購入できるというのはなかなかないので、是非チェックしてみてほしい。
まとめ
こんな感じで僕が所有するソニー Eマウントレンズのなかからオススメのレンズを紹介してみた。望遠や単焦点、広角レンズなど幅広く展開している Eマウントレンズだが、やっぱり綺麗に写るし、他のミラーレスと比較しても軽量なのが嬉しいところ。
今回は3万円以下で購入できる(中古相場はほとんどが1万円台!)レンズを紹介してみたが、個人的にはやはりシグマの単焦点レンズをおすすめしたい。F2.8 と控えめなボケ感だが、それでも単焦点レンズの最初の1本としての使い勝手はかなり良い。