先日からドイツに行っていて『クラウドSIMの海外WiFiルーター「jetfi」レビュー。SIM交換不要で複数国行くなら便利』という記事で海外ポケット Wi-Fi についての記事を書いた。とは言えガジェット好きにとっては現地 SIM というのもかなり気になるところ。今回は国資本でドイツ最大手の通信事業者「Tmobile」のプリペイド SIM カード「Xtra-Triple」を契約してみたので使用感などを紹介。
ドイツの SIM は T-Mobile の「Xtra-Triple」がオススメ!通信速度や容量などレビュー
こちらが T-Mobile の Xtra-Triple という SIMカード。ミュンヘンのセントラル・ステーションの本屋さんで購入したが、初期設定などが面倒なのでちゃんとした正規のショップや外国人向けに設定をしてくれそうなショップで購入することをオススメしたい。前回『ドイツの家電量販店「MediaMarket」と「SATURN」行ってきたのでレポ!営業時間やアクセスなど』で紹介した家電量販店でも設定はしてくれるかも。
Xtra-Triple は約 10€ で通話や SMS、データ通信ができるプリペイド SIM のこと。通話料金が 15€分チャージされていて、なおかつデータ通信も 250MB まで高速 LTE で利用が可能なお得 SIM カードとなっている。
なお 15€分と言っても SIM 購入費の 9.95€は引かれているそうで、実質は 5.05 € のみ使用が可能らしい。
またデータ通信の速度は 4G LTE でも 8Mbps が上限とされており、ネットをちょっと使う分には問題ないけど大きいデータをダウンロードしたりアップロードするのには物足りない印象。なお、データ通信量をオーバーすると 64Kbps と爆遅になる。
SIM パッケージの中身はこんな感じ。設定は自分でネット上から行うことも可能だが、全部ドイツ語なので自信がない人は T-Mobile のショップで設定してもらうのがオススメ。
ちなみに SIM は microや mini など、どのサイズにも対応しているので、店頭でサイズを聞かれることはない。
データ通信速度は 20Mbps 超え
設定が完了して早速データ通信の速度テスト。市街地でテストしたので 4G LTE で入っており、かなり速い速度でデータ通信をしていることが分かる( 8Mbps の制限の表記はなんだったのか? )。他の通信業者だと 3G しか入らないところもあるようで 4Mbps くらいしか出ないのもあったが、これだけ速ければまず通常使用に問題はない。
データ容量をチャージする方法
ちなみにデータ通信はプリペイド式で 250MB しかないため、頻繁に SNS をやる人ならチャージする必要がある。データ容量をチャージする方法としては
- T-Mobile のショップに駆け込む
- SMS に「通信容量オーバー」のメッセージの URL から直接チャージする
のどちらかがある。僕は後者をやってみようとしたが、日本の住所じゃなくドイツでの住所が必要だったり、そもそも日本のクレジットカードではチャージできないようだったので数回挑戦して断念。でもまぁ一応スクショを撮影しているので紹介しておきたい。
ネット上からチャージする方法
メッセージが T-Mobile から来たら URL が貼られているので、Wi-Fi ではなく T-Mobile のネットワークで接続する。すると上のような画面に移るので、スクロールしてピンク色のボタンをタップする。
するとチャージしたい額を選択する画面に以降するので、チャージしたい額を選択する。個人的には通信速度制限なしの 750MB で 9.95€ の SpeedOn L がオススメ。どうせ思ったよりも通信するし、そこまで値段が他のチャージ容量と変わるわけでもないので。
次の画面に。
なぜかその額で支払いができるわけではなく、最低支払額は 15€〜となっている。自分で額を選択できるのだが、15€が最低額でその後は 1€ ずつアップしていくという感じ。
チャージ金額を入力し、電話番号入力の画面に移る。SIMカードを購入した際に印字されていた電話番号を 2回入力して確認画面へ。
確認画面で OK したら、次はようやく支払いの画面に以降する。ここでクレジットカードなのかペイパルなのかを選択し、支払い設定を行う。なおどの支払い設定を選択しても「住所」は必ず入力する必要がある。日本の住所を入力してもエラーになるので、ここはドイツの住所を入力しよう。
ペイパルならログインして確認画面に、クレジットカードならカード情報を入力して確認画面に。ちなみに僕はどちらの方法を取っても上手く決済はできず、キャンセルになってしまった。
おそらくドイツのクレジットカードやペイパルアカウントでなければ難しいようだ。ドイツ在住者じゃない限りは、おとなしく T-Mobile のショップに駆け込もう。
まとめ
ドイツでは台湾のように定額で使い放題というわけではないので、グーグルフォトや iCloud への写真を自動アップロード設定やアプリの自動更新を止めておくことが賢い運用方法だろう。
また設定自体はそこまで面倒ではないのだが、少なくとも現地で英語ないしドイツ語を駆使してショップの店員さんと会話を進めていく必要があるので、面倒な人は『クラウドSIMの海外WiFiルーター「jetfi」レビュー。SIM交換不要で複数国行くなら便利』で紹介している jetfi なんかがクラウドSIM でストレスフリーなので良さそうだ。