旅にも日常にも。機内持ち込み可能な背負えるスーツケース『バックパックキャリー』レビュー

「こんな背負えるスーツケースが欲しかった」が詰まった、丁度よいサイズ感のバックパックキャリー。

ちょっと前に『スーツケースが欲しい話。機内持ち込み用と長期滞在用をどうするか迷う』という話を書いていた。そこで背負えるスーツケースをどうしようか? と数ヶ月ほど物色していたところ、個人的には東急ハンズのオリジナル製品『hands+ インテンション コーティング バックパックキャリー 25L』がベストだったので購入。

短期の旅や重い機材を運ぶ際など、実際に数日間使ってみたのでレビューしておこう。

■ココが良い

  • バックパックとしてもキャリーバッグとしても 2way で使用可能
  • 25Lサイズでコンパクトでデザインも良い。旅だけでなく日常生活でも使える
  • コーティング加工の生地で雨に強い

 

■ココが残念

  • 重量が 2.8kg とやや重め
  • 容量25Lと旅専用のバックパックとしてはやや小さい
  • カラーはブラック1色のみ

 

『hands+ インテンション コーティング バックパックキャリー 25L』について

東急ハンズのオリジナルブランド『hands+(ハンズプラス)』から発売となった背負えるスーツケース『インテンション コーティング バックパックキャリー 25L』。普段はキャリーバッグのようにコロコロ転がすことができ、段差の多い場所なんかでは背負える 2way なのがポイント

容量は25L(拡張時は26L)とやや少なめではあるものの、機内持ち込みサイズで日数の少ない旅には便利に使えるはずだ。また、雨に強いコーティング加工や止水ファスナーを採用しており雨やスコールにも強い。ただ重量は2.8kgと、キャリーを搭載する分ちょっとだけ重めだ。

 

そしてなんといってもこのミニマルなデザインが良い。この手のバックパックキャリーの多くは旅に振り切っていて、見た目がアウトドアすぎるという難点があったが、こちらは見た目もシンプルで、普段も使えるようなデザインが良い。

なお価格は2万1,492円(税込)で、東急ハンズの店舗か直販ストアでのみ購入できる。一つあれば旅に日常に幅広く使えること間違いなしだ。

 

 

インテンション コーティング バックパックキャリー 25L を買った理由


これまで旅では「小旅行に最適!『モンベル トライパック 45L』レビュー。機内持ち込みギリギリサイズのバックパック」で紹介したモンベルのトライパック45Lを愛用していたのだけれど、PC やカメラ機材など、10kgにもなる荷物を常に背負っているのはちょっとツラい。

そのため「普段はキャリーとして使えて、時々背負えるスーツケース」ができる 2way のバックパックキャリーを探していたところ、見た目と機能性の観点から、インテンション コーティング バックパックキャリーがベストだった。

ちなみに外観だけだと同じく hands+ の『インテンション コーデュラ バックパックキャリー 22L ブラック』が、コーデュラナイロン製で好みだった。しかし「三脚とカメラが一緒に入らない」「15インチ MacBook が収納できない」という点から、コーティング素材の25Lを購入している。詳しくは以下でレビューしていこう。

 

『インテンション コーティング バックパックキャリー 25L』レビュー

冒頭でも紹介しているが、こちらが『インテンション コーティング バックパックキャリー』の本体。またブラックカラーと生地自体のコーティングにより、重厚感はけっこうある。

25L のため「旅用」と考えるとかなりコンパクトで、日常で使うデイパック系よりもやや大きいくらい。2泊3日程度の旅や出張にはかなり役に立つサイズ感だし、旅慣れた人ならば1週間程度なら乗り切れるはず。

 

男性と女性が持ったときのサイズ感

178cm の僕がキャリーとして運んでいるところ。たまに足に当たるけれど、基本的に長さは問題なさそう。ウィールもスムーズだし、街なかを移動する分には運びやすいと感じる。

 

実際にバックパックとして背負ってみたところ。マチはかなり大きい感じはするものの、Incase や Aer のバックパックのようにアーバンな雰囲気で、ガジェットやテックが好きな人にはたまらない佇まいとなる。

 

155cm 女性が持ち上げているところ。ちょっと大きめのシルエットだが、そこまで重くはならないので持ち上げても大丈夫。キャリーとして運ぶのがメインで、時々バックパック的に背負うのであれば問題なし。

 

インテンション コーティング バックパックキャリーの外観など

真上から見たところ。ポケットは大きく分けて2つあり、PCなどを収納できるところと、衣類などかさばるモノを収納するスペースが備わっている。

 

横から見たところ。手でもって歩けるように取っ手があるのが嬉しい。また、膨らみがちな荷物もベルトで圧縮できるようになっている。

 

容量の拡張機能が備わっているため、旅先で荷物が増えた際にはこのように容量を増やすことも可能。微妙な差ではあるが、あるのとないのでは快適性が大きく変わってくる。

 

急な雨でも安心な撥水性能の高い素材を採用。雨の多い国を旅する日本人には嬉しい

止水ファスナーと防水性の高い素材を組み合わせることで、雨の日や急なスコールにも強いのが嬉しい。日本人の場合「機内持ち込みサイズの手荷物を持って海外に行く」となると、基本的には近場の台湾やタイ、シンガポールなどのアジア圏。

日本国内においても夏場は夕立ちなどもあるので、比較的雨の多い地域に旅をすることが多い日本人にとっては嬉しい仕様だ。

あとこのロゴ、いつも「マイクロソフト? 」と訊ねられるが、hands+ の公式ロゴのようだ。ちょっと紛らわしい。

 

バックパックからキャリーケースにトランスフォームがとにかくシームレス

インテンション コーティング バックパックキャリーの特徴は、なんといっても「バックパック⇔キャリーケース」のトランスフォームがラクなところ。平坦な道はキャリーで、階段はバックパックとして、といった使い分けがラクだと感じる。

このように取っ手部分はスーッと持ち上がるし、長さも通常のスーツケースと比較して十分。

 

そして「これは便利!」と思ったのがこのウィールカバー。インテンション コーティング バックパックキャリーは「収納が面倒」という問題を解決していて、なんとワンタッチでウィール部分をカバーできる

通常だと背負う際にこのウィールをカバーするための布地を引っ張って留めたり、もしくは服が汚れるのを覚悟でそのまま背負っていて、この動作が面倒で使わなくなってしまうパターンも少なくない。これまでもこのタイプを使ってきたけど、この動作がここまでシームレスなのには感動。

 

一応ウィールをカバーするベロのような部分も備わっていて、バックパック時にはこれをオープンして使う想定。またバックパックモードにするにはカラビナのようなモノで留める必要はあるのだけれど、僕の場合は面倒なので、画像のように着けっぱなしで使用している。

キャリーケース的に使うときには、カラビナを装着したまま、バックパックのショルダー部分を収納する。

 

ポケットの中身と実際に荷物を収納してみたところ

手前のポケットはノートパソコンやタブレット収納の専用スペース

このように手前側のポケットには Bluetooth スピーカーや Kindle などのタブレット端末、そしてノートパソコンを収納できるスペースがある。最近はこうした小物ポケットが備わったスーツケースも珍しくはないけれど、バックパック的に使うのであればこのポケットはマスト。細かいモノを収納するのに便利だ。

 

ポケットはこんな感じ。ただバックパックの表面に備わっているため、欲を言えば背面側に備わっている方が盗難のリスクや重心の観点からは好ましくはある。

 

ノートパソコンを収納するスリーブ部分は起毛素材なので本体に傷が付きにくいのが嬉しい。PCケースが無くても大丈夫。

 

衣類やかさばるアイテムはこちら。見開き収納はこんな感じ

見開き収納の箇所には型崩れが起きにくいように、内側にファスナーが備わっている。旅をする際なんかには、ここに着替えとかガジェットポーチなんかを収納。カメラレンズなんかもこちらに入れている。

 

機内持ち込みサイズなので、預け入れなど気にせずに色々と収納できる点も便利。ヘッドホンなどの電子機器もこちらに収納しておいて、機内でそのまま使える。

ただ見開き収納となっているので、バックパック的に頻繁に取り出すのはちょっと面倒。そういったアイテムは前面のポケットに収納しておきたい。

 

カメラマン的な仕事の際にも便利に使える

「旅とかそんなにしないし、普通のバックパックで十分」と思った人もいるかもしれないが、僕がこのタイプのバックパックキャリーが欲しいと思った一番の理由は「普段カメラ機材とか重いモノを背負いたくない」から。

普段はこんなふうに三脚やカメラ、レンズなどをまとめて収納しておいて、終日撮影で出かけるときや、カバンの中身や monomag.tokyo の取材に出向く際なんかにはこちらのバックパックキャリーを愛用している。

PC とカメラ機材一式を持ち歩くと 10kg とかになるし、これってかなり重たい。撮影が終わる頃にはへとへとになっているので、基本的にはこうしてキャリーケース的に持ち歩くのがベターだと感じた。

 

▽僕がオーストラリアで購入した同型の三脚。折り畳めて安定性も高いので重宝している。

 

▽カメラの収納には「普段のカバンをカメラバッグにする。『ハクバ インナーソフトボックス』レビュー」でレビューをしているソフトボックスを使用。

 

まとめ:このバックパックキャリーは買いだと思う

こんな感じで東急ハンズの『インテンション コーティング バックパックキャリー』を紹介してみた。何度も書いているがこの手のバックパックキャリーは、本当にデザインと機能性を両立したモノが少ない。

東急ハンズのオリジナルブランドということで、僕らが感じている「背負えるスーツケースに対する要望」や「デザインと機能の両立」はしっかりと満たしてくれていると思う。こうしたバックパックキャリーが欲しいと思っていた人は間違いなく買いなので、ぜひ東急ハンズの店頭(もしくはオンラインストア)でチェックしてみてほしい。