台湾の大手キャリア3社のSIM契約にかかる費用や APN の設定などをまとめた。台湾で SIM を契約予定の人の助けになれば幸いだ。
SIM契約前にしておくべきこと
台湾で SIM を購入する際、金さえ払えば無条件でプリペイド契約できるわけではない。現地に着いてから困らないように SIM 契約前に必要なことを記載しておく。
・SIMフリーのスマートフォンやタブレットを所有している
・20歳以上である
・パスポートを所有している
・場合により運転免許証
大前提として、SIMフリーのスマホやタブレット端末を所有していないと海外での利用は不可なので注意。おとなしくホテルの WiFi か海外ローミングを使うしかない。ちなみに セルラーモデルの iPad なら海外SIMの利用が可能。基本的に日本で使える端末は台湾でも使用可能。
海外の SIM で運用するなら下記リンクのようなSIMフリー端末が必要となる。
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またスマホの機種によって SIM アダプタが必要になる場合もあるので準備しておきたい。
参考記事:安い!送料込み50円で SIM 変換アダプタ3点セットが購入可能。備えあれば憂いなし
各社SIM料金比較
SIM を契約する際にもっとも気になるのはやはり価格だろう。空港で契約できる台湾の大手通信会社3社を表にして比べてみた(表のカッコ内の金額は無料通話料)。($=台湾ドル)
[table id=4 /]
表を作る前は気づけなかったが、通信会社によって若干プラン内容と料金が違う。
ざっと見てみると「遠伝電信」が他の2社よりもリーズナブルで、1ヶ月間現地滞在するのであれば基本料金が$200(約750円)ほど違い、無料通話料も多いのでお得だ。ちなみに僕は遠伝電信の SIM を利用している。
各社の特色
料金プランは大体横並びなので、どれを選べば良いか分からない。各社の特色を比べてみた。
中華電信
台湾最大の電気通信事業者。元々は国営ということから NTTドコモ的なイメージ。海外利用者からの人気も高く、桃園空港でも SIM を求めて行列ができる。
台湾大哥大
台湾大哥大は、僕の勝手なイメージだと KDDI といった印象。LTEの SIM も提供しているが通信制限がある模様。使ったことがないのでよく分からないが、料金プランは中華電信と似ている。
遠伝電信
ソフトバンク的な位置づけのイメージ。上の2社は料金プランの差がほとんど見られないが、遠伝電信は最もリーズナブル。通信速度も電波の入りにも特に問題なかったので、僕はこれからも遠伝電信を使っていく予定。ちなみに LTE の SIM も提供している(空港での入手不可)。
各社APNの設定方法
念のために各社の APN 設定情報を記載しておくが、大抵の場合は受付のお姉さんがやってくれる。一応覚えておくともしもの時に役立つ。
【中華電信】
APN・・・internet
ユーザー名・・・なし
パスワード・・・なし
【台湾大哥大】
APN・・・internet
ユーザー名・・・なし
パスワード・・・なし
【遠伝電信】
APN・・・internet
ユーザー名・・・なし
パスワード・・・なし
各社とも同じなので覚えやすい。
まとめ
料金はほとんど横並びかと思いきや、こうして表にまとめてみると意外にも違ってくることが分かる。僕が使っている遠伝電信は、台北から高雄までの高速バスでの道のりも途切れず快適に使えた。スピードは大体下りが14Mbps くらい。3Gだがスピードは十分だと感じた。
長期滞在する人には遠伝電信の SIM が1番オススメ。
台湾に訪れた際に便利だったのが ZMI の Battery WiFi。一日中バッテリーが持つし、いざとなったらモバイルバッテリーとしても使える。台湾で使った感想は『ZMI の「Battery WiFi」はSIMフリーで海外旅行で大活躍。しかし注意点も』をどうぞ。
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【ZMI Battery WiFi に関する記事】
- 【SIMフリー】モバイルバッテリーにもモバイルルーターにもなる!「ZMI Battery Wi-Fi MF855」を購入レビュー
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