台湾に到着したら最も行きたい場所の1つだった小米製品の直売店「台北小米之家」に行ってきたのでレポート。店内のようすやアクセス(結構分かりにくい場所)、スマートフォン端末や周辺機器類の価格について紹介したい。
中国まで行くのはちょっと敷居が高くても、台湾だったら日帰りでも行ける(頑張れば)ので、小米端末が欲しい人のためになればと思う。
中国のアップルと称される「小米科技」とは?
まずは小米(シャオミ、Xiaomi)とはなんなのか。知らない人もいると思うので簡単に紹介しておきたい。小米科技は中国の通信端末機器メーカー。2010年の設立とかなり歴史は浅いものの、エントリー機並みの価格帯でハイエンド機並の性能のスマートフォンを大量生産によって実現。中国国内を中心に口コミで拡がり、いまや世界的なメーカーをなりつつある。
最初はスマートフォンやタブレットなどを販売していたものの、近年では大型テレビや体重計、空気清浄機なども生産している。日本においても認知度は年々高まってきており、小米の日本進出を期待する声も高い。
台湾唯一の小米ショップ「台北小米之家」にやってきた
念願の「台北小米之家(面倒なので以下小米ショップ)」。最寄り駅は台北MRTの「行天宮駅」。スマートフォン関連のショップは台北101付近などにあるイメージだったのだが、意外と台湾の中心地からは離れた場所に存在するので注意が必要。「観光のついでにチラ見」ではなく、「今日は小米ショップに行くんだ」と強い意思を持って行動しなければ行きづらい。
なお詳しいアクセスは記事の下の方で紹介している。
小米ショップがあるのは、目立たない普通のビルの2階。そこまで大きい看板があるわけでもなく、螺旋状の階段を4つくらい上るような場所にあるので分かりにくい。MRTで訪れる人は、行天宮駅の3番出口から外に出よう。
店構えはこじんまりとしており、中国企業独特の押しの強さが垣間見られない。これはあくまでも僕の意見だが、小米の戦略を見ていると自分から大々的に主張するのではなく、楽しみに訪れる客に「やっと見つけ出せた」という能動的な達成感を与えるためにわざとこうしているのかもしれない。
…いや、単にコストを抑えてるだけかなw
店舗内のようす
こちらが店内。店に入るとまず目に入るのは小米の「mi」ロゴと、整然と並べられたアクセサリ類。全てが自社製品なのでデザインに統一感があり美しい。そして机の上にはスマートフォン端末が並んでいる。
Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
アップルストアのような店構えとよく評されるが、個人的には家電量販店のアップル製品コーナーの一角といった印象を受けた。近年ではどのメーカーも特別感のある空間を演出しているので、まぁよくあるかなといった感じ。でも普通にお洒落。
入ってすぐのところには、主力商品である「紅米(Redmi)Note 3」が並べられている。以前トバログでもレビューをしている紅米Note 3だが、今でも台湾のショップにおいて一番売れるという。多い日には1日で5~60個売れるそうで、一番人気は8コア、64GBストレージを搭載するハイスペックな方の紅米Note 3 だそうだ。ちなみにカラーはゴールドが人気とのこと。
こちらは「Xiaomi 4i」という端末。日本円で1万5,000円程度。「あぁエントリー機か…」と思うことなかれ、5インチフルHDの液晶ディスプレイを搭載し、2GB RAM オクタコアを搭載するなかなかハイスペックのスマートフォンだ。カメラは1300万画素で、ソニーのセンサーを搭載している。
一気に物欲が上がったけど、よくよく考えたら使い道がないので踏みとどまった。
ここ数年の小米は、スマートフォンだけでなく周辺機器類のバリエーションも豊富で、新製品を発表する度に価格的な面で話題になる。
バリエーションが豊富なモバイルバッテリー。最近は日本でもモバイルバッテリーの低価格化が進んでいるため、そこまで低価格という印象は受けなかった。
監視カメラ的に使えるカメラ「XiaoYi」。価格は999元で、日本で4000円くらい。安い…。
腕に装着する活動計である miバンド も399元(約1400円)と他の追随を許さない価格で魅力的。
[amazonjs asin=”B0122BADGK” locale=”JP” title=”Xiaomi 軽量 IP67スマートワイヤレスブレスレット Bluetooth4.0 健康的なスポーツMibandブレスレット for Mi3 Mi4 Redmi Note 4G iPhone 4S 5 5C 5S 6 6 Plus with IOS7.0 or Above【並行輸入品】”]スピーカーや hue のようなスマートフォンから照明の色を変えられる商品まで。価格も1395元(日本円で約4,500円)とかなり抑えられおり、ちょっとしたおみやげにも買いやすいかもしれない。
最近ガジェット好きな人の界隈で話題に上るのがこのイヤホン。正式名称は「In-Ear Pro」というらしく、595元(約2000円)と価格の割に良い音を奏でるというので僕も1つ購入してみた。後日レビューします。
↓割高ながら日本のアマゾンでも並行輸入品が買える。
[amazonjs asin=”B01AWFA58O” locale=”JP” title=”Xiaomi 2016年新型 カナルイヤホン ダイナミック/BA型イヤホン ハイブリッドドライバ 高音質 低中高域 ステレオ コードコントロール”]
小米 Mi 5 も買いました
ここで最近中国でも発売した Xiaomi Mi 5(小米手機5) が新発売となっていた。てっきり僕は予約しないと品薄でなかなか買えないと思っていたので、脊椎反射で購入を決定。
ーーその昔、米国の第16代大統領のエイブラハム・リンカーン(1809~1865)が、「出来ると決断しなさい。方法などは後から見つければいいのだ。」という名言を残しているのをご存知だろうか。僕はその言葉を借りて「買うと決断しなさい。支払い方法などは後から分割すればいいのだ。」という名言(迷言)を座右の銘としている。
価格は11,999元(日本円で4万円くらい)。スペックはクアッドコア/3GB RAM/32GBの通常モデル。筐体のカラーは全部で4色だが、現在台湾で購入できるのは白のみ。台湾で発売開始となったのは約2週間前らしい。
実は Mi 5 には無印の Mi 5(標準版)、Pro(高配版)、Exclusive(尊享版) と3種類あり、それぞれスペックやストレージ容量が異なるのだが、台湾の小米ショップで購入できるのは標準版のみ。まぁ Mi 5 には変わりないので、そのうちレビューします。
↓日本でも買えるっぽい。
[amazonjs asin=”B01E3M92SQ” locale=”JP” title=”世界初 4G+3G 機の Xiaomi シャオミ Mi5 Snapdragon 820 1.8 GHz 32GB 3GB RAM 並行輸入品”]
小米ショップでの製品の購入方法
ちなみに、購入の際は店頭にある用紙と鉛筆で欲しい製品にチェックをしていく。分かりやすいけどローテクでギャップがあって面白い。寿司屋の注文用紙かな?
欲しい製品を選んだら店員さんに紙を渡して会計の順番待ち。呼ばれるまでは店内をぶらぶらする。
いたるところにチェキで撮影した写真なんかが並んでおり、ポップな楽しさを演出している。ちなみに並んでいるマスコットキャラクターは小米のマスコットで「小兎」と言う。一昔前の日本のアニメっぽいキャラな感じもする。
気づいたら手に持ってました。
Mi 5 だけでなく、こまかいアクセサリ類も購入したので後日レビューします。
ちなみに、保護フィルムを購入すると無料で店員さんが貼り付けてくれる。かなり手馴れてる感じだし、これは嬉しい。
[amazonjs asin=”B01E3M92SQ” locale=”JP” title=”世界初 4G+3G 機の Xiaomi シャオミ Mi5 Snapdragon 820 1.8 GHz 32GB 3GB RAM 並行輸入品”]小米ショップへのアクセス
小米ショップの最寄りは台北 MRT の「行天宮駅」。台北駅からの行き方は、大安乗り換えで4駅。(追記:台北駅 → 忠孝新生駅 → 行天宮駅の行き方が所用時間は短いそうです。@shimajiro さん情報提供ありがとうございます)また、タクシー利用でも料金は200元程度なので、お金があるならタクシーで行くのも良いかもしれない。
- 店舗名:台北小米之家
- 営業時間 11:00 ~ 19:00 (不定休)
- 住所:台北市松江路273號2樓(捷運行天宮站3號出口)
- 中和新蘆線、行天宮駅3番出口すぐそば
あなたにオススメの台湾記事
- 台北の小米ショップで購入したガジェット類を紹介。Mi 5 やイヤホン、扇風機など
- 【台湾に着いたらすることまとめ】桃園国際空港から台北市街地へ
- 【台湾SIM】各社料金の比較やAPN設定まとめ。中華電信、台湾大哥大、遠伝電信など
- 【2016年度版】台北から九份までバスで行く方法。最新のバス乗り場情報
- これが2,000円?小米(Xiaomi)イヤホン「Mi In-Ear Headphones Pro」レビュー