水に浮くパワフルな Bluetooth スピーカー「OmakerM5」を提供してもらったのでレビュー。5,000円という低価格ながら、かなり音量が大きくパワフルなので、海や川など水場で使用するのに丁度良さそうだ。
パワフルなのに水に浮く! Bluetooth スピーカー「OmakerM5」
今回提供いただいたのはこの Bluetooth スピーカー「OmakerM5」。防水性能は IPX7 で、1m の水に30分以上沈めても水没はしないとしている。
5W出力のスピーカーを2基搭載しており、かなりパワフルな音量で音楽を楽しめるのがウリ。また、2600mAh のバッテリーを搭載し、7時間の連続使用が可能。半日程度の水際のアクティビティくらいであれば十分だろう。
また、NFC を搭載しているので対応スマートフォンとの接続が容易な点も魅力だ。
水に浮く防水Bluetooth スピーカー『OmakerM5』実機レビュー
手に持ったサイズ感はこんな感じ。以前『旅行やアウトドアに!Anker の 防水 Bluetooth スピーカー「SoundCore Sport」レビュー。』でレビューした Anker の Soundcore Sport よりもサイズは大きいが、その分パワフル。
Soundcore Sport や以前からレビューをしている MINI JAMBOX と比較するとこんな感じ。10Wとパワフルなだけあって、重さも大きさも大きいことが分かる。重さは500~600gくらいだった。
上部には操作ボタン。スピーカーの周りを覆っている緑色の部分はおそらくシリコン製。マイクを搭載しているのでハンズフリー通話も可能。
後ろ側のキャップを開けると給電用の micro USB 端子、中央部には AUX端子が備わっており、Bluetooth 非対応の iPod なんかでも接続が可能。このキャップが開いていると防水性能は失われるので注意。
またカラビナを通す部分も備わっているが、こちらもシリコン製なのでぐにゃっと曲がる。あまり無理に引っ張ると千切れそうだが、カバンに通してぶら下げるくらいなら問題はなさそうだ。
『1,000円でiPhoneを防水に!海に行くならビニール製の防水スマホケースはマストバイ』で紹介した防水ケースと同様、海に持って行って試してみることに。防水を謳う製品でも、多くの場合が海水や温泉など金属が錆びやすい環境では使用を推奨していないので注意(経験上そこまで問題ない)。
まず手始めに真水に沈めてみる。結構重量があるスピーカーなのだが、しっかりと水に浮いている。沈むと失くした際に探すのが大変なので、浮くというのはありがたい。
真水に沈めても全く問題なかったので今度は海に持ち込んでみた。完全に沈めてみたところ。Anker の Soundcore Sport は水に沈めるとすぐに音が止まったのだが、OmakerM5 はしばらく水中でも音が鳴っていた。
ちなみに水が抜けるとどちらも再度鳴り出すので、水中に沈むと音が止まる仕様になっているようだ。
海上でも動画を撮影したのだが、その動画を撮影した iPod Touch(友人の所有物)が波にさらわれてしまったのでブログには投稿できなかった。この件に関しては親子3代にわたって恨もうかと考え中。
肝心の音質について
肝心の音質についてだが、簡単に紹介すると
- 解像度はあまり高くなく価格帯なりといった印象
- 低音が篭もり気味でやや不自然
- 音量はかなりのもので屋外でも十分目立つ
といったところだ。音量については申し分なしで、さすがは10W出力といったところ。音割れも特に感じなかったので、この点に関しては合格点だろう。
とは言え、じっくりと音楽を楽しむスピーカーというところで考えると、若干音の解像度が物足りない印象を受ける。低音が顕著なのだが、全体的に篭ったような感覚だ。解像度という点に関しては、同価格帯で比べると『圧倒的クオリティ。AnkerのBluetoothスピーカー “SoundCoreポータブル” レビュー』で紹介した Anker の Soundcore の方がクリアで良かった。
なにはともあれこのスピーカーの最大の利点は「水に沈めても問題防水性能を備える」という点なので、部屋でじっくりと音を楽しむというより、BBQ や海など大人数で楽しむ場に最適な Bluetooth スピーカーだろう。
僕は所有していないが、もう少し小さいモデルもあるのでこちらもチェック!