【GPD Pocket実機レビュー】キーボードの使用感など。技適や初期ロット出荷数についても聞いてきた

5月10日(水)から12日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催している「Japan IT Week 春」より、『これぞ理想のブログ執筆端末。「GPD Pocket」が出資受付開始、5000台限定で$399はまだ間に合う』で紹介している GPD Pocket の実機の展示があったのでご紹介。

GPD Pocket は国内でも注目度の高いパームトップPC なので気になる人も多いはず。

なおブース担当者は GPD WIN 2 の情報も教えてくれた。「『GPD WIN 2』は2017年末にも発表予定。Core m3 搭載、SIMカードスロット搭載予定は無し」で紹介しているので気になる人はどうぞ。

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GPD Pocket について

GPD Pocket は中国は深センのゲーム機器関係のハードウェア企業 GPD社が、クラウドファンディングサイト Indiegogo で出資を募っていたハンドヘルド PC。

Windows 10(要確認)を搭載し、CPUに Intel Atom x7、メモリは 8GB、ストレージが 128GB というスペックながら、スーツの内ポケットに入るくらいのサイズ感と約480g(実測値は510g)という軽さがウリだ。

GPD と言えば『3DS LL サイズの Windows 端末「GPD WIN」。開封の儀とちょっとした雑感など』でも紹介している GPD WIN で一気に人気が出た印象。こちらは BlackBerry のようなキーボードと、ゲームパッドを搭載したゲーミングPC。こちらも PCゲームをやる人や小型PCが好きな人に人気だった。

そんな期待膨らむ GPD Pocket が、運良く日本で触れられる機会があったので仕事そっちのけで東京ビックサイトへ。実際に触ってきたので使用感をお伝えしよう。

 
 

GPD Pocket の実機を触ってきた。

Japan IT Week 春 でのGPD のブース。

 

こちらが GPD Pocket の実機。もうほぼほぼ完成状態なので、この状態で出資者には出荷するそうだ。非常にコンパクトなサイズ感ながらキーピッチも広く、液晶ディスプレイも綺麗なので実用に耐えられそうなレベル。

 

 

【スペック】

  • CPU:Atom x7-Z8700
  • RAM:8GB RAM
  • ROM:128GB SSD
  • ディスプレイ 7インチのフルHD液晶ディスプレイ 300ppi(Gorilla glass 3)
  • バッテリー容量:7000mAh(公称12時間、実働5時間程度)
  • サイズ:180 x 106 x 18.5mm
  • 重量:480g(実測で510gでした)

筐体はアルミニウム。質感はかなり高い印象で MacBook と比較しても遜色ないクオリティの仕上がりとなっている。表面には刻印やマークなど何もなく、スッキリとしている。『これは欲しい!小米(Xiaomi)が「Mi Notebook Air」を発表。 Core M3 搭載 12.5インチ5万5,000円〜』で紹介した Mi Notebook の小型版というイメージ。

 

GPD Pocket の薄さはこんな感じ。事前のスペック情報では厚さ 18.5 mm としていたので、旧型の MacBook Pro Retina と同じくらいの厚さとなっている。手に持ってみると分かるが、非常にコンパクト。

 

インターフェイスは左から USB Type-Cポート、micro HDMI ポート、3.5mm イヤホンジャック、USB Type-A(USB 3.0)ポートが備わっている。なお反対側にはポート類は存在しない。一番左は排熱用の穴。

USB Type-C、HDMI ポートからは 4K で出力できるそうだ。

 

背面には GPD のロゴや各種マークが確認できる。しっかりと技適マークも確認できるので一安心だ。※記事下に追記アリ

 

GPD Pocket 本体の重さは実測で 510g。ディスプレイフィルムを貼った状態なので実際の筐体の重さは異なるが、それでも公称値の 480g よりも重たい。とは言え手に持った感じはかなり軽量。サイズも相まって 9.7インチ iPad Pro よりも軽い感じ。

 

iPhone 7 Plus とのサイズ比較。こんな感じのサイズ感なので、スーツの内ポケットはもちろん、某PC のようにジーンズのポケットに入れて持ち歩くこともできそう。

 

気になるキーボードはこんな感じ。やはり USキーボード配列をベースとした変則的な配置となっているが、キーピッチは広く慣れれば打てないことはなさそう。キーの素材感はよくある Bluetooth キーボードのキーといった感じ。キーストロークは思っていたよりも深く、12インチ MacBook などで採用しているバタフライキーボードよりもストロークは深い。

 

ただし気になったのは “A” の位置。Caps キーとくっついているので、打ち間違えはかなり多くなりそう。実際にタイピングしてみた印象は、キーピッチはある程度広く、思ったよりも打ちやすそうだと感じた。とは言え、配列が特殊な点でかなりの慣れが必要そうな印象。

ディスプレイサイズがほぼ 7インチタブレットなので、7インチタブレット用の Bluetooth キーボードを使ったことがある人であれば、なんとなく使用感は湧くと思う。

他に来場していた人は「思っていたよりもキーボードがしっかりしてるし、余裕で使える。これならば HTML くらいはコーディングできるのではないか」とのこと。

 

深めのキーストロークと感圧式トラックポイントのズーム。

 

気になるポインティングデバイスは取り外しが可能。THINKPad の「ロープロファイルトラックポイント」もつけることができるとブース担当者は教えてくれた。

 

ちょっとピントがボケてしまい申し訳ないが、ディスプレイはフルHDのノングレアで発色もかなり綺麗だった。GPD WIN も液晶ディスプレイは綺麗だったのでこの辺は問題ないだろうと思っていたが、やはり実物をみると安心する。

 

タッチ操作もかなりスムーズ。この辺も GPD WIN の操作感とほぼ変わらない。

 

GPD Pocket はかなりの角度までディスプレイ部分のヒンジを倒せる。小さい PC なのでここまで倒せるのは便利。 BlackBerry のように手で持ちながら親指でのタイピングが捗りそうだ。

 
 

技適は通ってる?初期ロットの出荷はいつ?気になったことをブース担当者に色々質問してきた

Q : そもそもなぜ GPD Pocket を作ろうと思ったか

ビジネスマンは、基本的にみんな大きくて重たいカバンを持ち歩いている。その中でも荷物の幅を占めるのが大きな PC。その PC を小型化できればビジネスマンガ毎日持ち歩く荷物が減ってラクになるのではないか、というところがコンセプト。

 

Q : どんな層をターゲットにしているのか

外出が多いビジネスマンをターゲットとしている。例えば出張や外出が多いビジネスマンで、スペックを必要としない人など。主にメールの返信や資料の確認などをメインにするような層がターゲット。

 

Q : Indiegogo版は技適はあるか

ある。全ての GPD Pocket は技適を取得している。

追記1:「ITmedia PC USER」の記事によると、技適については 2.4GHz 帯のみの可能性があるとのこと。現在確認中としているが、仮に 2.4GHz帯のみの対応の場合、国内での通常使用において安心はできない。ITmedia PC USER からの追加情報を待ちたいところ。

追記2:GPD Pocket の技適の件で「ITmedia PC USER」にて続報記事「GPDが釈明『技適番号は印刷サンプル』実際の技適マークは『取得中』」が公開。日本における正規代理店であるエム・シー・エム・ジャパンの担当者へのインタビューも公開しているので、GPD Pocket 購入予定者は要チェックだ。

 

Q : Indiegogo で出資したが、出荷はいつ頃になりそうか

6月に出荷予定。初期ロットは全世界で6000人以上に届く予定。

 

Q : GPD Pocket はバッテリーが 7000mAh、公称12時間とあるが、実働時間はどのくらい?

待機状態で 6〜8時間くらい。通常使用だと5時間程度だと考えている。

 

Q : 青いポインティングデバイスはTHINKPad など別の製品にも入れ替えて使うことはできるか

展示しているカラーは青だが、色違いで何個か付属している。THINKPad のトラックポイントとの交換は可能

 

Q : 日本でも注目度は高いのだが、国内向けに専売ECの展開はあるか(アマゾン直営店しかり)

現在国内向けには Makuake を通して販売しているが、将来的には正規代理店(エム・シー・エム・ジャパン株式会社)からアマゾンでの販売や店舗での販売も視野にある。

補足:現在 Makuake での販売は20%オフで6万9,120円。となると定価は8万2,944円となる見込み。Indiegogo での出資者が約4万5,000円程度で手にしていることを考えると、割高な印象を受ける。

 
 

まとめ

こんな感じで GPD Pocket の実機を触ってきた。GPD WIN がプラスチック製だっただけに GPD Pocket のアルミニウム製の筐体はかなり魅力的に感じた。手にした重さの感じ方も「おっ軽い!」と思うほどだし、キーボードの配列さえ慣れてしまえば実用性にも耐える端末だと思う。

このサイズながらしっかりとした感圧式のトラックポイントを搭載している点、発色の良いフルHDディスプレイ、8GB RAM というスペックで定価 $599(僕は Indiegogo で $399 で手に入れたが)はなかなか買いだと思う。手元に届いたら詳しくレビューしたい。

国内向けは現在クラウドファンディングサイト Makuake にて(今なら6万9,120円〜)出資を募っているので、気になる人はチェックしてみても良いかも。一応ギアベストをチェックしてみると $568(約6万5,000円、送料無料)で予約ができる模様。

 

なおブース担当者は GPD WIN 2 の情報も教えてくれた。「『GPD WIN 2』は2017年末にも発表予定。Core m3 搭載、SIMカードスロット搭載予定は無し」で紹介しているので気になる人はどうぞ。

 

 

↓『3DS LL サイズの Windows 端末「GPD WIN」。開封の儀とちょっとした雑感など』で紹介している GPD WIN もアマゾンで4万円代に下がってきた↓