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日常のスマホの電源は『Anker PowerCore Fusion 5000』をバッグに入れておけば間違いない。

日常のスマホの電源は『Anker PowerCore Fusion 5000』をバッグに入れておけば間違いない。


モバイルの電源周りの決定版。

2口の USB用 AC アダプタとしても 5000mAh のモバイルバッテリーとしても使える Anker(アンカー)の『PowerCore Fusion 5000』に、ホワイトモデルが登場した。前々から気になっていたのだが、Anker から提供いたいたので、一週間ほど使用したレビューしていきたい。

 

↓新しいモデルを買いました

 

■良い点

  • 2口のUSB充電器とモバイルバッテリーの一体型で日常使いから旅行に便利
  • 5000mAh と日常使いには便利な容量
  • プラグが折りたたみ式でコンパクト

 

■悪い点

  • 5000mAh のモバイルバッテリーとしてのみ使うのであれば実測値189g とちょっと重い
  • 筐体がマットなプラスチック製で傷がつきやすい
  • 小旅行なら便利だが海外旅行で使うのにはちょっと中途半端な容量

 

 

日常使いや小旅行に最適なモバイルバッテリー『PowerCore Fusion 5000』


こちらが Anker(アンカー)の『PowerCore Fusion 5000』。2口の USB Type-A の AC アダプタと、5000mAh のモバイルバッテリーが一体型となった「とりあえず持っておけば電源周りの心配が必要なくなる」便利アイテムだ。

これまでもブラックモデルを発売しており、しばらく品薄でなかなか手に入らないほどの人気商品だった。僕も欲しいとは思っていたのだが、できる限りガジェット周辺機器のカラーをホワイトやシルバー系統で統一したかった点や、小米の 10000mAh モバイルバッテリーが薄型で気に入っていたという理由から購入には至っていなかった。今回ホワイトモデルが登場したとのことで一気に物欲の熱が復活した。

価格は記事執筆時点でブラックが 2,599円、ホワイトが 2,799円。僕が初めて購入したエネループのモバイルブースター(最近「モバブ」って表現する人減ったな)も同じく 5000mAh で 5,000円ほどだったことを考えると、USB の AC アダプタとしても使えてこの価格はお買い得だ(今回は提供なので値段うんぬんは言えないが)。

 

ポート周りはこんな感じ。USB Type-A ポートを2口、下部には PowerCore Fusion 5000 を充電するための micro USB ポートが備わっている。また、この小さな筐体の内部には 5000mAh のモバイルバッテリーが詰め込んである。

5000mAh というと、iPhone 7 なら約1.5〜2回、iPhone 7 Plus でも1回充電できる容量。まあ iPhone などのスマートフォンは 0% になる前に充電開始する(大体20%になるかならないか)ので、実際は iPhone 7 Plus でも 20% くらいの状態から 80% くらいまでなら2回くらいは充電できた。大量のガジェットを持ち歩くブロガーでなければ、まずこれで事足りる容量だ。

 

PowerCore Fusion 5000 の主な仕様を見る
  • 容量 :5000 mAh / 18.5 Wh
  • AC入力 :100-240 V~0.5 A 50-60 Hz
  • Micro USB 入力 :5 V ⎓ 2.1 A
  • ACアダプタ出力 :5 V ⎓ 2.1 A (最大2.1 A)
  • モバイルバッテリー出力 :5 V ⎓ 3 A (最大3 A)
  • サイズ :約72 x 70 x 31 mm
  • 重さ :約189 g

 


仮にモバイルバッテリーが空になってしまっても、カフェなどのコンセント口にこのプラグを差し込めばすぐに充電ができる。接続しているスマートフォンの充電が終わったら、PowerCore Fusion 5000 内蔵バッテリーも自動的に充電してくれるのは嬉しいポイント。ただし、スマートフォンを充電しながら同時並行で内蔵バッテリーも充電できるというわけではないので注意が必要。

とは言え、普段はモバイルバッテリーしか持ち歩かない僕にとっては USB の AC アダプタとしても活用できるのはものすごく嬉しい。これからはもう手放せない存在になりそうだ。

 

ちなみに micro USB ケーブルとポーチも付属する。筐体がマットなプラスチックで傷が付きやすいため、このポーチに収納して持ち歩こう。

 

コンセントからの充電よりもモバイルバッテリーからの充電の方がハイパワー

左:Anker PowerPort 4、右:Anker PowerCore Fusion 5000

公式ページなどではちょっと分かりづらいが、Anker が発売する別の USB 充電器と比較すると若干非力な印象だ。例えば PowerCore Fusion 5000 はUSBポート 2口の合計が2.1A(モバイルバッテリーとしての使用時は3A)だが、同じく Anker の4ポートの USB 充電器は、1ポートにつき最大2.4A(合計8A)としている。

普通に使用する分には気にする必要はないかもしれないが、USB 充電器として使う場合よりも、モバイルバッテリーとして単体で使う方がパワーが出るようだ。この点はおそらく小型化のための取捨選択というところだと思うが「急いで2台の端末を充電したい!」というシーンはほとんどない(海外旅行時くらい)なので日常の使用ではほぼ問題ない。

ちなみに PowerCore Fusion 5000 は、プラグからモバイルバッテリー部分への充電(出力)は 0.5A ということなので、バッテリー本体の充電はけっこう時間がかかりそう。いつもは寝る前に挿してから朝持っていくので気にならないが、本体を急速充電したい場合は micro USB ポートならば 2.1 A なのでそちらからの充電が早い。

 

 

 まとめ:PowerCore Fusion 5000 を一週間使ってみて。安心感が段違い


とりあえず PowerCore Fusion 5000 をバッグに入れれば間違いない” という安心感は大きく、バッテリーが充電できていなければ電源に直接挿しこんで充電できるわけだし、必要ならば AC アダプタとして活用し、スマートフォンも充電できる。

欲を言えば「もう少し重くてもいいから旅行用に 10000mAh モデルがほしい」「スマホ部分を充電しながらバッテリー部分も充電してほしい」というところもあるが、実際に使ってみると、日常生活においては全く問題ない。

この製品は、普段から 10000mAh クラスのモバイルバッテリーと AC アダプタを持ち歩く人にとってはちょっと物足りなく感じるかもしれない。とはいえ、僕のように「モバイルバッテリー持ってきたのに充電するの忘れてた!」「このカフェ電源あるし AC アダプタ持ってくればよかったな」と思うことが頻繁に起こる人にとっては最高の製品なので、気になる人はチェックしてみよう。