GANZO(ガンゾ)のマネークリップを使いはじめてから、もう一年が経過した。収納に乏しく、小銭は最低限のカードと札しか入らないマネークリップ。使う前は「本当にこの容量で使い続けられるのだろうか」と思っていたのが正直なところだが、実際に使ってみるとまったく違和感なく使えている。
せっかくなので一年間で僕のガンゾのマネークリップはどう経年劣化をして、僕のライフスタイルはどのように変わったのかというところを紹介しておこう。
▷財布を「ガンゾ シンブライドルマネークリップ」に新調。ミニマルながら上質で気品を感じる逸品
時代のニーズとマネークリップ
僕のアイデンティティとして「財布はカードや現金など必要最低限のモノだけを持ち歩き、薄いほど格好いい」というものがある。会計のときにもすぐにカードや札を取り出せるし、整理整頓された財布は見ていても使っていても心地が良い。『ミニマリストになりたいわけではないけれど。実験的に財布を断捨離しました。』という記事でも紹介しているが、財布の中身は最低限が良いと感じるようになった。
また、マネークリップは決済のデジタル化(いわゆるフィンテック)が進む今の時代にもマッチする。仮想通貨だったり、Apple Pay やおサイフケータイだったり、最近では割り勘でさえもクレジットカードで済むご時世だ。現金やカードの半分くらいはデジタルで完結できる時代がもう来ている。
そういった意味でもマネークリップは今後使う人が増えてくるだろうし、「現金を収納して見栄を張るための財布」から「ミニマルでスタイリッシュな財布」を求める人が多くなると思っている。実際、僕も iPhone 7 Plus を購入し、Apple Pay が使うようになったため、思い切ってマネークリップの購入に踏み切れた。
ガンゾのマネークリップはなにが良い?
そんな時代のニーズにマッチしたマネークリップ。僕はガンゾの「THIN BRIDLE (シンブライドル) マネークリップ」を愛用している。この製品の良いところは以下だ。
- 軽くて薄いが最低限のカードなどは収納可能
- どこに持っていっても恥ずかしくない気品あるデザイン
- 丈夫なブライドルレザーでへたらない
財布を完全に断捨離するのは非常に難しいが、マネークリップであれば必要最低限のカードや身分証明書、現金を持ち歩ける。人によってはポイントカードや会員証などを持ち歩く必要があるのでマネークリップは使えないという場合もあるかと思うが、その点に関しては後述する。それでは実際に1年間使ってみて、どんな感じになったのかを紹介していきたい。
「THIN BRIDLE (シンブライドル) マネークリップ」
毎日使って一年が経過したガンゾの「THIN BRIDLE (シンブライドル) マネークリップ」。定期的にブラシで磨いているため、ロウが落ちて光沢感のある質感となっている。薄いけれどしっかりと芯のある素材感がたまらなく格好いい。
キメの細かいブライドルレザーをあしらった表面には、よく見るとクレジットカードの形状に型押しのような痕や、表面に細かな傷がついているが、これも革製品なら “味” として愉しめる。
こちらは購入したばかりのときに写真を撮影した GANZO のマネークリップ。先程の写真とまったく同じ製品だが、まだロウが表面に出ており、ブライドルレザー特有のブルームを感じることができる。ロウのせいか、今よりも若干ネイビー色が強い感じ。光沢感もまだほとんどない。
内側のシボ感のあるミネルバボックスは、イタリア トスカーナ地方の伝統的ななめしを施しているバダラッシィ・カルロ社製。最初はヌメ革のようにナチュラルな風合いが特徴だが、使い込むうちに綺麗な飴色へと変化した。
表面のネイビーで落ち着きのあるブライドルレザーと、裏面の飴色に輝くミネルバの色味のギャップがまた美しい。「社会人3年目。『LaFabric(ラファブリック)』でカスタムオーダースーツを仕立てる」で紹介したネイビーのカスタムオーダースーツの内ポケットからマネークリップを取り出せば、男としての品格が上がったように気持ちになる。
なお、こちらがまだ購入したての際のミネルバボックス側。まだ札やカードを収納していないので、インクが革に染みたり飴色への経年劣化は見られない。ミネルバは使えば使い込むほど良い飴色になってくれるので、そういったところは嬉しいポイント。
革素材は一般的に、使い続けていると柔らかく馴染んでくるものだが、このマネークリップは、毎日尻の右ポケットに収納しているのにも関わらず、堅牢な状態を保っている。写真は買ったばかりのときの状態だが、現在もまったく変わらずこのような状態を保つ。
マネークリップには必要最小限の現金とカードだけ持ち歩く
以前は財布に大量のポイントカードやレシートが入っていて、パンパンの状態の財布を使っていたこともあったのだが、大学時代に『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか? 』という書籍を読んでから、財布に対する考え方が変わり、今では自宅に帰ったらまず財布を整理するようになった。
そうすることでお金がいくら財布に入っているかを把握できたり、人前でもスマートに財布を出し入れすることができる。また、財布を整理していたおかげで、上記した支払い方法をデジタルへ移行する際も非常にスムーズに行えた(モノを減らすためにできる限りデジタルに移行したいという気持ちがあったため)。
小銭
小銭の持ち歩き方はかなり変わった。小銭はそもそもマネークリップには入らないし、別途コインケースを用意するとどこかに無くしてしまうこともあった。最近はポケットに直接小銭を収納し、自宅に帰ったら缶の中に小銭を貯金するようになった。2ヶ月で5万円近く貯まるので、新しいレンズを買うためだったり、ちょっとしたモノが欲しいときのへそくりとして活用できる。これについては別途記事にしている。
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領収書
そしてレシートや領収書類。そもそもこれらはマネークリップに挟んでおくと見栄えが悪いので、自宅に帰ったら領収書類はファイルに入れて保管、コンビニなどのレシートはそのまま処分している。こうすることで「あのときの領収書どうしたかな?」といったことが無くなり、確定申告の際にも困らずに申請できる。
カードやポイントカード
カードやポイントカードについても、ほとんど持ち歩かなくなった。普段持ち歩くのは、免許証と銀行のキャッシュカード兼デビットカードの2枚だけ。ポイントカードはそもそも100円で1ポイントとかだし、買い物はほとんどネットで済ませる。ヨドバシカメラやビックカメラなんかは10%で大きいのだが、こちらはスマートフォンのアプリで完結する。
Suica は Galaxy Note8 のおサイフケータイのアプリで完結する。登録しているクレジットカードからチャージできるので、電車に乗る際の現金のやり取りや、普段のコンビニでの支払いとかのストレスがなくなって最高に快適だ。
保険証やジムの会員証などは「ガンゾの『SACCHETTO2ポーチ(L)』を買いました。ガジェットアクセサリ用小物入れとして使ってます」で紹介している、同じくガンゾのポーチの中に収納している。こちらは充電のためのケーブル類や、予備の名刺などを収納。
まとめ
こんな感じで GANZO(ガンゾ)のマネークリップを1年間使ってみた経年劣化の状態などを紹介してみた。
かなり人気のようでなかなか手に入らないシンブライドルのマネークリップだが、一部店舗には在庫があるかもしれない。カードとか現金は断捨離したいけど、マネークリップにはこだわりたいという人には絶対的にオススメできるシンブライドルのマネークリップ。気になる人は是非チェックしてみてほしい。
↓マネークリップは在庫なしだが、同じくシンブライドルの札入れなら購入可能↓
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