この夏、身体を鍛えて海に行こう。
『BODYBOSS 2.0』は、自宅でも気軽にトレーニングができるポータブルジム。大人なら片手で持ち上げられる器具だけで、上半身から下半身まで、ジムで行うようなさまざまなトレーニングができるとしている。
元器械体操部の僕も器具を借りて実際に使ってみたので「本当にこれでトレーニングができるのか? 」といったところを中心にレビューをしてみよう。
■良い点
- 自宅で気軽に数十種類のトレーニングができる
- コンパクトで場所を取らない
- 筋トレはもちろん有酸素運動も可能
■残念な点
- 日本語対応の動画は数がそこまで多くない(ただし今後本数は増えていく)
- 2~30kg の負荷というアバウトな感じなので重さを細かく数値で管理はできない
- 推奨される一部のトレーニングは日本の賃貸物件だとちょっとむずかしい
↓この記事は2018年に書いたものです。そのため現在は在庫がない可能性があります。
持ち運べるポータブルジム「BodyBoss 2.0」について
こちらが BodyBoss 2.0。トレーニング器具というと、かなり大型な器具をイメージしていた(それこそ100kg以上の天井に届くほど大きなモノ)のだけれど、さまざまなトレーニングができる割にはかなり小型な印象。
その理由として、BodyBoss 2.0 はトレーニングを重りで行うのではなく、付属のバンド内のゴムチューブの弾性力を使ってトレーニングを行うから。そうすることで、軽くて少ない器具でも本格的なトレーニングを行うことができるそうだ。
もちろんゴムチューブの弾性力で身体を鍛えるため、厳密に「重さ何kg」などといった数値で細かい管理は難しいものの、エクササイズ的な感覚でライトにトレーニングをするのであれば BodyBoss 2.0 で十分だろう。
BodyBoss 2.0 でできるコト
BodyBoss 2.0 では、スクワットやシャドーボクシングなど、筋力トレーニングや有酸素運動、ストレッチなど、20種目以上のトレーニングを自宅で行うことができる。公式ページに紹介されているトレーニングを紹介すると以下のような感じ。
- ダンベルカール
- サイドレイズ
- フロントレイズ
- リアレイズ
- トライセプスエクステンション
- バーベルカール
- スタンディングロー
- ベンチプレス
- フレンチプレス
- スクワット
- ブルガリアンスクワット
- ベントオーバー
- デッドリフト
- ショルダープレス
- ベントオーバーローイング
- ヒップリフト
- ヒップエクステンション
- ベンチプレス
- ラットプルダウン(ドアアンカー使用)
- ケーブルクロスオーバー(ドアアンカー使用)
- ボクササイズ等
この BodyBoss 2.0 だけで、これだけのトレーニングが行えるというのはかなり魅力的だ。それでは手元のマニュアルを見ながら実際に使ってみよう。
BodyBoss 2.0 を実際に使ってみた
まずは器具を広げてセッティング。かなりコンパクトに収納することができるため、普段は押入れやベッドの下に収納しておいて、トレーニングをしたいときに押入れから引っ張り出してくるという使い方ができるのは嬉しい。
BodyBoss 2.0 のボード部分を広げると、ちょっとしたヨガマットくらいのサイズ感になる。スペース的には畳一畳分くらいあれば良いと思うが、安全を考えると2畳くらいのスペースはほしいところ。
説明書を見ながら、自分がやりたいトレーニングに応じてボードにゴムチューブやワークアウトバーなどを取り付けていくだけ。これでエクササイズができるようになったので、あとはトレーニングガイドを読みながらトレーニングを開始しよう。
仕事中の休憩時のリフレッシュに
普段から肩こりに悩まされている僕は、ブログを書いている途中に家でも手軽に凝りをほぐすためにワークアウトバーを取り付けてみる。
とりあえず 3 の穴に取り付けてみたところ。実際に持ち上げてみると、20kg 程度のバーベルを上げているような感覚。これで上下に動かせば、肩から肩甲骨付近の筋肉がほぐれて、肩こりが一時的に緩和される。
いきなりワークアウトバーを持ち上げるのが怖いという人は、ハンドルを装着するのも良い。ハンドルを装着してシャドーボクシングのように動かせば、肩甲骨付近の筋肉はもちろん、有酸素運動までできてしまう。
仕事が終わってから、トレーニング動画を見ながら本格的なワークアウトも
BodyBoss 2.0 なら仕事が終わり、ジムに通うように自宅で筋トレも可能だ。BodyBoss 2.0 のウェブサイトにサインアップすれば、トレーナーがアップしている動画を見ながら筋トレを行うことができる。
日本語版の動画は記事執筆時点で9種類ほどだが、今後どんどん日本語版の動画の本数を増やしているそうだ。これならジムでトレーナーが付いている感覚でトレーニングが行える。
なお、ゴムチューブの負荷は、ボードの取り付ける位置によって 2~30kg 程度で負荷を変えることができるが、オプションでゴムチューブを別途購入することも可能。それぞれ本数を増やせば、より負荷の高い筋力トレーニングを行うことができる。
元器械体操部だった僕が BoddyBoss 2.0 を使ってトレーニングをしてみた感想
そこまで強豪ではないにしろ、大学時代に器械体操競技で全国大会に出場した経験もあるトバログ。大学時代とはいえ、それなりに厳しい筋トレにも耐えてきているというプライドがあったので「まあ言ってもエクササイズでしょ」と高を括っていたのだけれど、実際に BoddyBoss 2.0 でのトレーニングメニューをこなしてみると、意外にハードでこれはこれで結構キツい。
身体にある程度の負荷をかけながらシャドーボクシングなどの有酸素運動をしてみたり、ゆっくりとバーベルを上げるようにトレーニングをすると気持ちの良い汗をかくことができた。
また、身体に変化が起きるほどはトレーニングができていないのだけれど、軽く2週間ほど自宅でトレーニングをした感想を述べると「ムキムキにパンプアップができる器具」というよりも「程よく身体を引き締めて細マッチョ体型を目指せる器具」だと感じた次第だ。
まとめ
こんな感じで持ち運べるポータブルジム『BodyBoss 2.0』を紹介してみた。体型に変化がでやすい20代後半から30代男子は、身体を鍛えたいと思っていても仕事が忙しくなかなか時間が取れなかったり、通うのが面倒だという人も少なくないはず。
BodyBoss 2.0 なら、基礎的なトレーニングを自宅で行うことができるトレーニング器具。折りたたんで押入れにしまっておけば場所を取らないし、気が向いたときにサッとセットしてトレーニングを行うことができるというのは魅力的だ。
「夏休みに向けて身体を絞りたい」という人も、まだ間に合う時期。まずは BoddyBoss 2.0 を使って気軽にトレーニングし、夏を迎えにいこう。